1986年に発売された『写ルンです』。箱の中に、フィルム1本、レンズ、シャッターを搭載したシンプルなカメラで、撮り終わったらそのまま写真屋さんに持っていけば現像できる
みなさんはSNSにアップする写真はどうしているだろう?
今やスマホやデジカメで手軽に写真が撮れる時代。さらにアプリを使って加工して写真を楽しんでいる。
そんななか、使い捨てカメラ『写ルンです』が若い世代から注目を集めているという。
そんななか、使い捨てカメラ『写ルンです』が若い世代から注目を集めているという。
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1986年発売の写ルンです!が再ブレイク!
1986年に発売された『写ルンです』。箱の中に、フィルム1本、レンズ、シャッターを搭載したシンプルなカメラで、撮り終わったらそのまま写真屋さんに持っていけば現像できる。
四角いファインダーを覗いてシャッターを押すだけで撮れ、一枚撮ったら“ジーコジーコ”と音を鳴らしフィルムを巻く仕草も今は懐かしい。
写真の粒子が荒いから温かみが出る
実際に使っている人のブログなどを見ると、スマホやデジカメは透明感や光が差している部分がはっきり写って、シャープに表現されるのに比べ、『写ルンです』は粒子が粗いためレトロっぽく仕上がり、温かみや味があることを魅力に感じているようだ。
またそれは、肌色を美しくする効果もある。デジカメだと毛穴までハッキリ写るところが、持ち前のぼんやり写る効果で、まるでまんべんなくフェイスパウダーをつけたように写る。
デジタル画像をレトロっぽく加工するアプリもあるが、やはりアナログならではの淡い風合いは、独特なものらしい。
どうやってデータ化するの?
『写ルンです』の写真は紙にプリントされるはず。SNSに載せるため簡単にデータ化するにはどうしたらいいのだろうか?
実は、現像してもらう時、一緒にCDやUSBに写真データを落とすことができる。
また、現像した写真をスマホで撮ったり、スキャンして使っている人もいるようだ。
なかにはその写真をあえてアプリを使って画像加工する人も。モノクロにすれば『写ルンです』らしいコントラストが出て、さらにフィルターをかければいろんな風合いが出せる。
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実際に使った人は・・・
実際に使っているというみささん(23才)は、「撮ってすぐ見られるデジタルと違って、撮り直しがきかないから、“どんなふうに撮れたかな……”というワクワク感がありますよね」と語る。
「よく撮れた時はSNSにアップするだけじゃなくて、プリントして家に飾っています。それと、何度も撮れるデジカメとは違って、1個で39枚(商品によって枚数は異なる)しか撮れないから一回のシャッターに集中することが新鮮ですね。コンパクトで軽いから、出かけるときは必ずポケットに入れています。その分、しっかり構えないとブレやすいけど。それも味かな(笑)」
『写ルンです』は、フラッシュ付きタイプ、防水タイプや高感度・高速シャッタータイプなどもある。イベントが多い年末年始はシャッターチャンスも多いはず。さまざまなシーンで撮影して、いつもよりひと味違う写真をSNSにアップしてみてはどうだろう?(パンチ広沢)
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