地上波で放送されていた懐かしいドラマたち。
でも、あの大人気ドラマが再放送されない理由がこんなにも複雑だったなんて!
今回は、そんな再放送禁止の事情を紹介します。
再放送できないドラマの理由がヤバい
ROOKIES(ルーキーズ)
2008年に放送された「ROOKIES」は、不良少年たちが熱血教師とともに甲子園を目指す感動のドラマ。
豪華なキャストと共に、視聴率も最終回では19.5%を記録する大ヒットでした。
しかし、再放送されることはほとんどなく、その理由の一つは出演者の不祥事です。
小出恵介さんの未成年との飲酒問題や、遠藤要さんの闇カジノでの賭博、さらに暴行事件などが影響しています。
スポンサーがつきにくくなり、再放送が難しくなったと言われています。
また、ドラマの内容自体も喧嘩やタバコを吸うシーン、暴力的なシーンが多く、コンプライアンスが厳しい現代では再放送が難しいのが現状です。
U-NEXTやHuluなど配信しています。
池袋ウエストゲートパーク(IWGP)
2000年に放送された「池袋ウエストゲートパーク」は、反社会的な要素が強いことで知られるドラマです。
カラーギャングの抗争や暴力、薬物など、現代のコンプライアンス基準では放送が難しいとされています。
また、未成年の喫煙シーンや違法行為を助長する描写も多く、再放送が避けられている理由の一つです。
これらの要素が時代の変化とともに受け入れられにくくなり、再放送が実現しない背景となっています。
U-NEXTで配信中です。
ごくせんシリーズ
「ごくせん」は、ヤンクミこと熱血教師の活躍を描いた人気シリーズで、第1シリーズから第3シリーズまで放送されました。
特に第2シリーズは再放送されたことがありますが、第1シリーズと第3シリーズは再放送されていません。
その理由の一つがジャニーズ事務所の権利関係です。
成宮寛貴さんの違法薬物疑惑や、三浦春馬さんの出演も影響していると考えられます。
また、ジャニーズ事務所の所属中に出演し、その後退所した場合、権利関係が複雑になることが再放送を難しくしています。
Huluなど配信しています。
女王の教室
女王の教室は、2005年に放送され、冷酷な教師が児童たちに過酷な試練を課す物語です。
特に問題視されるのは、志田未来さん演じる生徒が失禁するシーンや、教師の過激なセリフです。
「日本という国は、そういう特級階級の人たちが楽しく幸せに暮らせるように、あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。こういう特級階級の人たちが、あなたたちに何を望んでいるか知ってる?今のままずーっと愚かでいてくれればいいの。世の中の仕組みや不公平なんかに気づかず、テレビや漫画でもぼーっと見て何も考えず、会社に入ったら上司の言うことを大人しく聞いて、戦争が始まったら真っ先に危険なところに行って、戦ってくれればいいの。」
といったセリフには賛否両論ありましたが、さすがに教育的には…とされ、再放送が難しくなっています。
Huluなど配信しています。
海猿
「海猿」は、海上保安官の活躍を描いた大人気シリーズですが、原作者の佐藤秀峰先生とフジテレビとのトラブルが原因で再放送が不可能となりました。
フジテレビが無断で映画関連の書籍化を許可したことで、佐藤先生が激怒し、2017年には契約が終了したことを自身のTwitterで発表しました。
「遅ればせながらご報告です。実写版「海猿」は、2017年10月で全ての契約が終了しました。今後、テレビやネットでは放送、配信されることは永久にありません。今までありがとうございました。」
今後、テレビやネットでの放送や配信は一切行われないとのことで、ファンにとっては非常に残念な結果となっています。
まとめ
ドラマが再放送されない理由には、出演者の不祥事や権利関係、内容のコンプライアンス問題などが複雑に絡んでいます。時代の流れや社会情勢が影響し、再放送が難しくなっているのが現実です。それでも、これらのドラマは多くの人々の記憶に残り続け、時には有料配信サービスで視聴することができる場合もあります。懐かしい作品をもう一度楽しむために、最新の配信情報をチェックしてみてください。
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