近年、旧車人気が再燃し、当時の価格を大幅に上回る値段で取引される車が増えています。
今回は、特に高騰している人気の旧車を6台ご紹介します。
価格が当時の倍を超える旧車6選
日産 スカイライン GT-R(R34)
スカイラインGT-Rは、「ゴジラ」として国内外で知られる日本を代表するスポーツカーです。
特にR32からR34までのモデルはレースでの実績があり、極めて高い人気を誇ります。
ドライバーの心を捉えるパワフルなRB26DETTエンジンと4WDシステムが特徴で、その性能と希少性から、今でも高値で取引されています。
- 当時の価格|約450万〜550万円
- 現在の中古取引価格|800万〜2000万円以上
トヨタ スープラ(A80)
映画「ワイルド・スピード」シリーズで有名になったスープラA80は、伝説的な2JZエンジンを搭載し、チューニングカーとしても圧倒的な人気を誇ります。
そのパフォーマンスと美しいデザインが相まって、国内外でコレクターの間で価値が急上昇しています。
- 当時の価格|約450万〜500万円
- 現在の中古取引価格|600万〜1500万円
日産 フェアレディZ(S30)
1970年代に登場したフェアレディZ(S30)は、日本のスポーツカー文化の礎を築いたモデルの一つです。
その美しいフォルムと軽快な走行性能は、国内外でコレクターから高い評価を受けています。
特に良好な状態の車両は高値で取引されます。
- 当時の価格|約150万〜250万円
- 現在の中古取引価格|500万〜1000万円以上
マツダ RX-7(FD3S)
ロータリーエンジンを搭載したマツダ RX-7は、スポーツカーの中でも独特の魅力を持つ一台です。
特にFD3S型は、そのデザインとパフォーマンスでファンの心を掴んでいます。
ロータリーエンジンの軽量かつパワフルな特性が、いまだにドライバーたちに愛されています。
- 当時の価格|約350万〜400万円
- 現在の中古取引価格|500万〜900万円以上
トヨタ カローラレビン/スプリンタートレノ(AE86)
「ハチロク」の愛称で親しまれるAE86は、特にドリフト文化での人気が高い車です。
アニメ『頭文字D』でも象徴的に扱われ、国内外で高い支持を得ています。
軽量なFRレイアウトは、シンプルながらも楽しいドライビング体験を提供します。
- 当時の価格|約150万〜180万円
- 現在の中古取引価格|500万〜1000万円
スバル インプレッサ WRX STI(GC8, GDB)
スバルのインプレッサ WRX STIは、WRC(世界ラリー選手権)での活躍を背景に、非常に高い人気を誇ります。
特にGC8やGDB型は、高性能な4WDシステムとターボエンジンにより、いまだにファンを魅了し続けています。
- 当時の価格|約300万〜400万円
- 現在の中古取引価格|500万〜900万円
旧車のメリット・デメリット
メリット
- 希少価値と投資効果
旧車は新車にはない希少性があり、状態の良いものは年々その価値が上がります。特に人気モデルはコレクターの間で高値で取引されることが多く、長期的な投資としても魅力的です。 - 運転の楽しさ
旧車は新しい車とは違う「生きた」感覚をドライバーに提供します。手動ギアやアナログの計器など、現代の車にはない操作感が楽しめる点が、旧車ファンにとって大きな魅力です。
デメリット
- メンテナンスの難しさとコスト
古い車は部品の入手が難しくなっており、メンテナンスには高いコストがかかることがあります。また、古いエンジンやトランスミッションは現代の基準に比べて燃費が悪く、定期的な整備が必須です。 - 安全性と快適性の問題
旧車は現代の車に比べて安全装備が少なく、エアバッグやABSが装備されていないことも多いです。また、エアコンやナビゲーションシステムなど、快適性に関しても現代の車に劣る部分があります。
まとめ
旧車の魅力は単なるノスタルジーにとどまらず、性能やデザインの美しさ、さらには投資価値にあります。
しかし、購入にはメンテナンスコストや安全性の問題を考慮する必要もあります。
それでも、旧車には新車にはない特別な価値があり、多くのファンがその魅力に取りつかれています。
今後も旧車の人気は衰えず、さらなる価値の高騰が期待されます。
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