10月10日まで開催中の「Amazonプライム感謝祭」、年に数回しかない大型セールです。
その一方で、お得の裏に潜む罠にも注意が必要で、タイムセールや高評価レビューの中には、実際よりも良く見せるヤミの手口が隠されていることがあります。
今回は、そんなAmazonの知られざる落とし穴と、今すぐできる安全な買い物術を紹介します。
セールの高評価商品に潜む心理トリック
プライム感謝祭では、「48%OFF!」「レビュー★4.5以上」などの魅力的な表示が並びます。
ですが、その数字を鵜呑みにするのは危険です。
Amazonでは、出品者が外部業者に依頼してサクラレビュー(偽レビュー)を投稿させるケースが多く見られます。
これにより、実際には品質の低い商品が「高評価で人気の一品」と見せかけられているのです。
見分け方は簡単で、不自然に短い文章、同じ言い回しが繰り返されているレビュー、やたらと写真付きの★5評価が多い商品は要注意です。
また、評価が極端に二分している場合も怪しい傾向で、こうしたレビューは、心理的に「みんな買ってるし安心」と思わせるための社会的証明効果を利用した手法なのです。
サクラチェッカーで本当の評価を見抜く
セールで焦って買う前に、ぜひ活用してほしいのが「サクラチェッカー」です。
気になる商品のリンクを貼り付けるだけで、サクラ度を自動で解析してくれる無料ツールとなっています。
AIがレビューの文体・投稿時期・評価傾向などを分析し、「この商品はどのくらい信頼できるか」を数値化してくれます。
たとえば、Amazon上では★4.5の商品でもサクラチェッカーでは、危険度80%と判定されることがあります。
こうしたチェックを行うだけで、粗悪品を買ってしまうリスクを大幅に減らせます。
さらに、価格の推移を確認できる「Keepa」を併用すれば、セール前に一度値段を上げて、割引に見せかけている価格操作も見抜くことができます。
プライム感謝祭のようなビッグセール時は、この吊り上げセールが特に増える傾向にあるため、ぜひ活用してみてください。
48%OFFに潜むカラクリ
Amazonのセールでは、「通常価格から◯%OFF」という表示をよく見かけますが、ここにもトリックがあり。一部の出品者はセール直前に一時的に価格を上げてから半額セールを演出するという手法があります。
つまり、「6,000円→3,000円」と表示されていても、実際はもともと3,000円前後で販売されていたというケースも多々あります。
見せかけの割引表示に惑わされず、必ず価格履歴サイトや過去レビューを確認することが大切です。
さらに、プライム感謝祭中は送料無料や在庫わずかといった表示も増えますが、これも購買意欲をあおるための仕掛けです。
焦って今しか買えない!と感じても、一度冷静になって情報をチェックする癖をつけることが大切です。
まとめ
Amazonプライム感謝祭は、多くの商品をお得に購入できる年に数回のビッグイベントです。
しかしその一方で、偽レビューや価格操作を利用して売り逃げを狙う出品者が存在するのも確かです。
この時期こそ、レビューの信頼性を見極め、価格履歴を確認するなど1分の下調べが欠かせません。
サクラチェッカーやKeepaを使い、数字より中身を見る意識を持てば、セールを100%活用して安全で満足のいく買い物ができます。
プライム感謝祭の最後の1日、ぜひ賢く疑う目でショッピングを楽しんでください。
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