え、これマジで地上波!?そんな声が聞こえてきそうな、昭和の攻めすぎテレビ番組。
令和のコンプラ時代には絶対放送NGな、今では信じられないほど自由で、ちょっと危険な香りすらする名(迷)番組を紹介します。
令和では絶対に放送できない昭和の深夜番組5選
独占!男の時間(テレビ東京)
男のためだけをコンセプトに、1970年代に放送されていた深夜のバラエティ。
企画内容はまさに昭和の香り全開で、女性の水着姿やセクシーなダンス、ちょっとした下ネタトークまで堂々と放送されていました。
特に印象的なのは、笑福亭鶴瓶さんが2度にわたって下半身を露出した騒動です。
- 「中学生の頃、親にバレないように小音量でこっそり見てた(笑)。当時はドキドキが止まらなかったよ」
- 「今見たらアウトすぎてビビる。でもあの自由な空気は嫌いじゃなかったなー」
令和のテレビでは到底流せない内容ですが、当時は男のロマンとして一定の視聴者層に刺さっていました。
夜はエキサイティング(テレビ東京)
1983年にフジテレビの『オールナイトフジ』に対抗して制作されたテレビ東京のお色気番組、性風俗を前面に打ち出した内容で同時間帯の同種番組の中では唯一の事前収録でした。
タイトル通り「夜」にふさわしい刺激的な内容で、ちょっとアンダーグラウンドな文化や大人の世界を取り上げていました。
「最初は普通の情報番組かと思って見たら、思いのほかセクシー路線で焦った記憶ある(笑)」
「昭和の深夜って、あんな自由だったんだなーって思わされる。ある意味、文化遺産」
出演者も自由奔放なトークを繰り広げており、放送コードがほぼ機能してなかったのでは…と疑いたくなるほどでした。
オールナイトフジ(フジテレビ)
1983年にスタートした深夜の伝説的バラエティ、大学生を中心とした出演者がワイワイ盛り上がる生放送形式で、「女子大生ブーム」の火付け役とも言われています。
生放送中に水着姿や酔っ払いの騒ぎ、果ては放送事故寸前のハプニングも!
石橋貴明さんのカメラ破壊事件、松本明子さんの放送禁止用語絶叫事件、オールナイターズの痴漢騒動など、数々のハプニングでも話題となった番組でした。
- 「当時女子大生がアイドル扱いされてて、なんか不思議な時代だった(笑)」
- 「無茶苦茶すぎて毎回“今日は何やるの!?”って楽しみにしてた。生放送のスリル感ヤバかった!」
令和では学生のプライバシー問題やジェンダー配慮の面からも、絶対NGな内容でしょうね…。
11PM(日本テレビ)
1965年から90年代まで続いた、日本の深夜番組の原点とも言える名番組。
情報・時事・グルメ・お色気となんでもアリで、「夜のニュース+バラエティ」のような構成。特に木曜の夜はセクシー回として有名でした。
- 「親が見てる横で何食わぬ顔して見てたけど、内心ドキドキだった(笑)」
- 「社会派なテーマの日もあったから、真面目×お色気のバランスが絶妙だった気がする」
現在ならBPO案件待ったなしの構成ですが、昭和の「おおらかさ」がギュッと詰まった番組でした。
トゥナイト(テレビ朝日)
深夜の都市型バラエティとして1980年代後半から人気だった「トゥナイト」。
のちに「トゥナイト2」へとリニューアル、風俗レポート、サブカル情報、深夜の街を徘徊するコーナーなど、好奇心とちょっとした背徳感をくすぐる内容が話題でした。
- 「渋谷のナンパ現場に突撃!みたいな企画があって、今じゃ完全にアウトでしょ(笑)」
- 「好奇心旺盛な中高生にはたまらなかった。あれでサブカルに目覚めた人も多いと思う」
リポーターの自由奔放なコメントや、ぎりぎりの映像に「毎週見逃せなかった!」という人も多かったようです。
まとめ
令和のコンプライアンスでは絶対NGなこれらの番組、でもどれも攻めてるを通り越して、自由そのものでした。
当時の空気感には、今では得られない熱気やリアルな感情が詰まっていて、ある種のカルチャーショックすら感じるほどです。
あの頃はよかった…と懐かしむ昭和世代も、そんな番組ほんとにあったの?と驚くZ世代も、テレビというメディアが持つ時代性を感じながら、またひとつ昭和の自由な空気を再発見してみてはいかがでしょうか?
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