都会の喧騒から離れて、静かな自然の中で温泉を楽しむ体験をしたいと思ったことはありませんか?
温泉好きの間で特に人気があるのが「秘湯」です。
アクセスの難しさも含めて、そのひっそりとした雰囲気や、手付かずの自然に囲まれたリラックス空間は、まさに現代人にとっての癒しの聖地です。
今回は、東北地方にある死ぬまでに一度は入りたい秘湯を3つ紹介します。
谷地温泉(青森県)
青森県八甲田山の中腹に位置する「谷地温泉」は、400年以上の歴史を誇る湯治場として有名です。
ここは「弱酸性泉」という珍しい泉質で、美肌効果や疲労回復に優れており、訪れる人々に深いリラックスを提供しています。
四季折々の美しい自然に囲まれており、特に紅葉の季節には絶景を楽しむことができます。
■施設詳細
- 住所:青森県十和田市法量谷地1
- 電話番号:0176-74-1181
乳頭温泉郷・鶴の湯温泉(秋田県)
秋田県の田沢湖近くにある「乳頭温泉郷」の中でも、「鶴の湯温泉」は白濁した硫黄泉が有名です。
古き良き日本の温泉情緒が残る温泉宿で、特に冬の雪景色の中での露天風呂は、まさに絵のような美しさ。
歴史ある湯治場として、昔から多くの温泉ファンに愛されています。
■施設詳細
- 住所:秋田県仙北市田沢湖先達沢国有林50番地
- 電話番号:0187-46-2139
不老ふ死温泉(青森県)
青森県の深浦町にある「不老ふ死温泉」は、目の前に広がる日本海を望む絶景の露天風呂が自慢です。
特に夕暮れ時には、水平線に沈む夕日を眺めながら温泉に浸かる贅沢なひとときを過ごせます。
まるで「不老不死」のようにリラックスできることから、名前に由来しています。
■施設詳細
- 住所:青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15
- 電話番号:0173-74-3500
秘湯の入り方<アクセスとマナーのコツ>
秘湯は、その名の通りアクセスが難しく、簡単にたどり着ける場所ではありません。
そこで、秘湯を楽しむための基本的な「入り方」をご紹介します。
アクセスの確認
秘湯は山奥や自然の中にあり、公共交通機関が整っていない場合が多いです。
事前に車でのルートや、最寄りの駅からのバスやタクシーの運行状況を調べておきましょう。
冬季には積雪の影響で通行止めや悪路になることもありますので、天気予報や道路状況をチェックしてから向かうことが大切です。
温泉マナーを守る
秘湯は観光地化されていないため、地元の文化やマナーを尊重することが大切です。
秘湯は混浴が多いですが、体を隠すためにお湯にタオルを入れるのはマナー違反です。
女性はワンピースのような形の着たまま入浴できる「湯浴み着(ゆあみぎ)」を利用したほうがよいです。
また、川沿いにある温泉や、山小屋に隣接している温泉などは水源地になっていて、シャンプーや石鹸の使用が許可されていない場合があるので注意です。
食事と宿泊の準備
秘湯にある宿泊施設は、小規模で素朴なところが多く、レストランやコンビニが近くにないこともあります。
宿泊の場合は、事前に食事の有無やアメニティを確認し、必要なものを持参する準備をしましょう。
日帰りの場合も、飲み物や軽食を用意しておくと安心です。
まとめ
秘湯は、ただ温泉に浸かるだけでなく、その場所にたどり着くまでのプロセス自体が一つの冒険です。
都会の喧騒から離れ、自然の中で心身ともにリフレッシュできる特別な体験が、秘湯には待っています。
今回紹介した東北の3つの秘湯は、どれも一生に一度は訪れる価値のある場所。
ぜひこの機会に、究極の癒しを求めて、秘湯の旅に出かけてみてはいかがでしょうか?
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