えっ!そんな理由で発売中止になったの?と思わず二度見する90年代のゲームソフトがいくつも存在します。
開発は進んでいたのに突然中止が発表され、未だに伝説として語り継がれています。
今回は、レトロゲームファンの間で語り草になっている「幻のゲーム」を3つを紹介します。
それぞれの中止理由も「そんなことで?」と驚きの内容ばかりです。
発売中止の理由が謎すぎる90年代の幻のレトロゲーム
ポケットモンスター ピンクバージョン(1998年)
今や世界的な人気を誇る『ポケモン』シリーズですが、実は幻の「ピンクバージョン」が存在していたと噂されています。
これは『ポケットモンスター 赤・緑』のヒットを受け、同時期に追加バージョンとして開発が進められていました。
しかし、発売前に突然の中止…。
その理由について公式な発表はありませんが、「ピンク色のキャラクター「プリン」と「ピッピ」が他のポケモンに比べて人気が低かったのでは?」という説がファンの間では語られています。
海外では、一部の解析によってソースコードが見つかり「ピンクバージョン」の存在が裏付けられたという話も…。
今でもこの幻のゲームを求めているファンは多く、もし発売されていたら歴史がどう変わっていたのか、想像するだけでワクワクします。
スプラッシュボム(1995年)
1995年に開発されていたアクションパズルゲーム『スプラッシュボム』。
プレイヤーは爆弾を使って敵を倒すという単純ながら爽快感のあるゲームでしたが、発売直前に「爆弾の描写が不適切で暴力的」という理由で中止に追い込まれました。
ただ、この理由に多くの人が首を傾げました。
当時の他のゲームに比べても特に過激な内容ではなく、むしろライトな印象を持たれていたからです。
「本当に暴力的だから?」という疑念が広がり、実際には別の大人の事情が絡んでいたのではという憶測が飛び交っています。
中止が発表されて以降、マニアの間で幻の名作として長らく語り継がれており、今なお「もし発売されていたら…」と想像を掻き立てるタイトルです。
猛虎伝説’95 ~阪神タイガース~(1995年)
1995年といえば、阪神タイガースの低迷が記憶に残る年です。
そんな中で企画されていた『猛虎伝説’95』は、阪神ファンにとっては楽しみなはずのタイトルでしたが、結局は発売されることなく闇に葬られてしまいました。
このゲームの中止理由は公式には明かされていませんが、当時の人気野球ゲーム『ファミスタ』とゲームシステムがあまりにも似ていたことが一因だと考えられています。
また、95年の阪神タイガースの成績が悪かったため、企画自体が「不運の年にふさわしくない」という判断をされた可能性も…。
結果的に『猛虎伝説’95』は幻のゲームとして記憶され、阪神ファンの間で語り継がれる「発売されなかった伝説」となりました。
まとめ
90年代には、期待されながらも様々な大人の事情や謎の判断で発売中止となったゲームが数多く存在します。
これらのタイトルは、もし世に出ていたなら、今とは違ったゲーム史が描かれていたかもしれません。
幻のゲームたちは、ただの未発売タイトルにとどまらず、プレイヤーやファンの心に「もしも」の可能性を残してくれます。
その想像力を掻き立てる力こそ、レトロゲームの魅力の一部かもしれませんね。
あわせて読みたい|マタイク(mataiku)