「ツナ缶」と「シーチキン」、言葉の使い分けが曖昧で、同じものだと思っている方も多いかもしれませんが、実際には明確な違いがあるんです。
では、どのような違いがあるのでしょうか?
ツナ好きのあなたも、これを読めば周りにちょっと自慢できる“ツナ通”に!
意外な豆知識を紹介します!
ツナとシーチキンの違いとは?
まず、「ツナ」と「シーチキン」はどちらも缶詰やパウチとして日常的に目にする食品です。
しかし、「ツナ」は魚の加工食品を指す一般的な言葉で、「シーチキン」は実はある特定の会社の商品名だという違いがあります。
つまり、どちらも似ているけれど、その定義は少し異なるのです。
ツナは主にマグロやカツオの肉を加工した食品全般を指し、オイル漬け、水煮、フレーク状など、さまざまな種類が売られています。
「ツナ缶」という言葉で日本でも広く親しまれ、手軽にサラダやサンドイッチの具材として活用されています。
一方で、「シーチキン」は、はごろもフーズが製造しているツナ商品で、日本国内ではほとんど代名詞的な存在となっているのです。
「シーチキン」は、はごろもフーズのブランド名
「シーチキン」ははごろもフーズが1958年に発売した日本初のツナ缶ブランドとして誕生しました。
「シーチキン」という名前には、「シー(海)チキン(鶏肉)」という意味が込められており、鶏肉のような柔らかさと食べやすさを持つことから名付けられたとされています。
この名前が持つ親しみやすさが、日本でのツナ缶の普及を促進し、「シーチキン」という言葉自体がツナ缶を指す代名詞のように使われるようになりました。
ちなみに、はごろもフーズのシーチキンシリーズには「シーチキンL」や「シーチキンマイルド」など、さまざまな商品がラインナップされており、風味や使い方に応じて選べる楽しさがあります。
特に「シーチキンL」は、しっかりとした肉感があり、カツオやマグロの味わいを堪能できるとして人気です。
ツナ缶とシーチキンの選び方
ツナ缶を選ぶ際には、目的に応じて種類を選ぶと良いでしょう。
例えば、サラダや軽い料理には「シーチキンマイルド」や水煮のツナ缶がおすすめ。
逆に、しっかりとした味わいを楽しみたいときは「シーチキンL」やオイル漬けのツナ缶を選ぶと、料理に深みが増します。
また、最近では健康志向が高まっており、減塩タイプやノンオイルタイプのツナ缶も登場しています。
食生活や健康状態に合わせて、カロリーや脂質の摂取量が気になる方はこうした製品を選ぶのも良いでしょう。
シーチキンが日本で定番になった理由
はごろもフーズが開発したシーチキンは、その独特の柔らかさと食べやすさから、日本の家庭にすぐに広まりました。
当時、缶詰といえば固いものが多かった中で、シーチキンのふんわりとした食感が新鮮で、多くの家庭料理に取り入れられるようになりました。
さらに、シーチキンの名前が覚えやすく、商品自体も日本の食卓に馴染むよう工夫されたことから、次第に「ツナ=シーチキン」というイメージが定着していきました。
ツナの多彩なバリエーション
現在では、さまざまなツナ缶が市場に出回っており、それぞれに特徴があります。
マグロの赤身だけを使用したツナ缶や、脂の乗った部位を使った高級タイプ、さらにはサバや他の魚を使った商品も登場し、ツナ市場は多様化しています。
家庭料理の一部から、健康志向の商品まで幅広く揃うことで、現代の食生活に合わせた選択ができるのです。
まとめ
シーチキンは日本の家庭で広く愛される存在で、ツナ缶の代名詞的な位置を占めていますが、その違いを知っておくことで、ツナ選びの際に自分の好みに合わせた商品を選ぶことができるでしょう。
ツナとシーチキン、それぞれの良さを知って、料理に上手に活用してみてくださいね。
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