最新技術や巧妙な手口を駆使した犯罪が増加している現代、私たちの日常生活にも危険が潜んでいます。
いつも通りの生活を送っているだけなのに、知らぬ間に犯罪の被害者になっているかもしれない…そんな不安を感じる事件が増えていますよね。
今回は、特に注意すべき4つの犯罪手口とその対策について紹介します。
最先技術や知識を使ったその犯罪手口4選

① ペットボトル型盗撮カメラ
公共のトイレや更衣室で、飲みかけのペットボトルが不自然に置かれているのを見かけたことはありませんか?
実は、これらのペットボトルが盗撮カメラとして悪用されているケースがあります。
ペットボトルの側面に小さな穴を開け、内部に小型カメラを仕込むことで、外見上は普通の飲み物に見せかけているのです。
この手口は、捨てられたペットボトルに触れたくないという人々の心理を利用しており、被害者が気づかぬうちに盗撮が行われる危険性があります。
■対策
- 公共のトイレや更衣室で不自然に置かれたペットボトルを見つけた場合は、決して触らず、施設の管理者や警察に報告しましょう。
- 周囲に不審な物がないか常に注意を払い、怪しいと感じた場合は速やかに離れることが重要です。
② 鍵穴マーキング
自宅のドアの鍵穴に小さなテープが貼られていたり、表札や郵便受けに見慣れない記号が書かれていたりすることはありませんか?
これらは、空き巣犯が留守の家を見極めるためのマーキングである可能性があります。
例えば、鍵穴にテープを貼り、数日後に戻ってきてテープがそのままであれば、家主が不在であると判断されます。
また、特定の記号を使って、住人の属性や侵入のしやすさを示すこともあります。
■対策
- ドアや郵便受けに不審なテープや記号を見つけた場合は、すぐに取り除き、警察に相談しましょう。
- 長期間家を空ける際は、信頼できる人に郵便物の回収や家の様子を確認してもらうなど、防犯対策を講じることが大切です。
③ スマホの充電ケーブル型盗撮カメラ
カフェやホテルなどで提供されている充電ケーブルを利用する際、そのケーブルが盗撮や盗聴のために改造されている可能性があることをご存知でしょうか?
見た目は普通の充電ケーブルやUSBアダプタですが、内部に小型カメラやマイクが仕込まれており、充電中にユーザーの行動や会話を盗撮・盗聴することが可能です。
これらのデバイスは、オンラインストアで簡単に入手できるため、被害が拡大しています。
■対策
- 公共の場で提供されている充電ケーブルやアダプタの使用は避け、必ず自分のものを持参しましょう。
- 充電中はスマホの操作を最小限にし、特にパスワードや個人情報の入力は避けるよう心掛けましょう。
④ エアタグを使ったストーカー行為
Appleの「AirTag」やその他のスマートトラッカーは、紛失防止のための便利なデバイスとして広く利用されていますが、これらを悪用したストーカー行為が報告されています。
犯人は、ターゲットの持ち物や車にこっそりとこれらのデバイスを取り付け、リアルタイムで位置情報を追跡します。
被害者は、自分が監視されていることに気づかず、プライバシーが侵害される危険性があります。
■対策
- スマートフォンの設定で、不明なトラッキングデバイスの検出通知を有効にしましょう。
- 持ち物や車に見慣れないデバイスがないか定期的に確認し、発見した場合は速やかに取り外し、警察に相談してください。
まとめ
技術の進歩に伴い、犯罪の手口も巧妙化しています。
日常生活の中で、これらの最新の犯罪手口に巻き込まれないためには、常に警戒心を持ち、不審な状況に遭遇した際には適切な対策を講じることが重要です。
みなさんも、気をつけて下さい!
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