芸能界には、代役という立場から一気にスターダムを駆け上がった女優、プレッシャーや注目の中で結果を出し、誰もが認める存在になった彼女たちの背景にはどんなドラマがあったのでしょうか?
今回は、急きょ代役として抜擢されながらも、国民的女優にまで登り詰めた5人の実力派女優を紹介します。
川口春奈

- 作品|NHK大河ドラマ『麒麟がくる』(2020年)
- 出身地|長崎県
- 誕生日|1995年2月10日
沢尻エリカさんの逮捕による降板で、「帰蝶」役に急遽抜擢されたのが川口春奈さん。
当時は「低視聴率女優」と揶揄されることもありましたが、大河ドラマという最高峰の舞台で堂々と演じ切りその評価は一変しました。
ネットでは「目力がすごい」「若いのに貫禄ある」と称賛が相次ぎ、SNS上でも「春奈ちゃんでよかった」という声が多く見られました。
- 「顔が本当に整ってて透明感がすごい。和装も映えるし、帰蝶役はハマり役だった」
- 「スタイルもスラッとしてて、時代劇衣装でも映えるのがさすが。演技の力強さも感じた」
宮沢りえ

- 作品|舞台『おのれナポレオン』(2013年)
- 出身地|東京都
- 誕生日|1973年4月6日
天海祐希さんの心筋梗塞による降板を受け、2日間という極めて短い準備期間で主役の舞台に立った宮沢りえさん。
その集中力と演技力に観客は圧倒され、「代役とは思えない」と大絶賛!
この舞台出演を機に、彼女はスクリーンだけでなく舞台女優としても評価される存在となりました。
- 「昔から美人だったけど、大人になってからの凛とした美しさは本当に惚れ惚れする」
- 「儚げでありながら芯のある姿が、女優・宮沢りえの真骨頂。代役とは思えない集中力だった」
桜井幸子

- 作品|TBSドラマ『高校教師』(1993年)
- 出身地|千葉県
- 誕生日|1973年12月20日
教師と女子高生の禁断の恋を描いた『高校教師』でヒロインに抜擢された桜井幸子さん。
当初は観月ありささんが起用されていたという説がありますが、内容の過激さを理由に辞退、代役としてキャスティングされたのが桜井さんでした。
視聴率は驚異の33%を記録し、彼女は一気に全国区の知名度を手にしました。
- 「清楚で儚い雰囲気が当時の役柄にぴったり。今でも忘れられない存在」
- 「端正な顔立ちと透明感がすごかった。あのドラマの空気感は彼女がいたからこそ」
南野陽子

- 作品|NHK大河ドラマ『西郷どん』(2018年)
- 出身地|京都府
- 誕生日|1967年6月23日
斉藤由貴さんのスキャンダル降板を受け、赤山靱負の妻・おゆう役に抜擢された南野陽子さん。
かつてのトップアイドルという印象を持つ人も多かった中、落ち着いた品格ある演技で再評価されました。
この役を機に、彼女は「大人の女優」としての存在感を確立しました。
- 「昔の可愛らしさに、大人の魅力が加わってて最高。着物姿も本当に似合ってた」
- 「演技に余裕があるというか、視線ひとつで語る力がある。ベテランの風格を感じた」
渡辺典子

- 作品|映画『積木くずし』(1983年)
- 出身地|福岡県
- 誕生日|1965年7月22日
主演に決まっていた高部知子さんの不祥事による降板で、代役として選ばれた渡辺典子さん。
当時は新人ながらも見事に主演を務めあげ、映画は大ヒット、演技も高く評価され、以降の芸能活動へ大きく弾みをつけました。
まさに、無名からの大逆転を体現した女優の一人です。
- 「清楚なのに芯が強そうな顔立ち。スクリーン映えする正統派美人だった」
- 「演技も感情がこもってて、今見ても引き込まれる。まさに本物だったと思う」
まとめ
代役という立場は、スポットライトを浴びる一方で、比較や批判のリスクも大きく非常に難しいポジションです。
そんな中で、プレッシャーを跳ねのけて実力を証明した彼女たちの姿は多くの人に勇気を与えてくれました。
たった一度のチャンスを、努力と覚悟でものにする、その強さこそが女優としての真の実力であり、人々の記憶に残る理由なのではないでしょうか。
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