今や日常的に使われている言葉の中には、実はアニメやインターネットから生まれたものがたくさんあります。
今回は、そんな言葉たちの由来を紹介します。
「あの言葉、実はこんなところから来ていたんだ!」と驚くこと間違いなしです!
アニメ発祥の言葉
黒歴史
「黒歴史」という言葉は、もともとアニメ『∀(ターンエー)ガンダム』から生まれました。
作品内では、人類が隠したい過去の出来事を「黒歴史」と呼んでいました。
この言葉がファンの間で広まり、今では「思い出したくない過去」や「恥ずかしい出来事」を指す一般的な表現として定着しています。
ポチる
ネットで商品を購入する際に使われる「ポチる」という言葉は、アニメ『ヤッターマン』のボヤッキーがボタンを押すときに言った「ポチッとな」が元ネタです。
時代とともにネット上のクリックを表す言葉として進化し、今ではネットショッピングをする際の定番フレーズになっています。
ポテチ
「ポテチ」という略語は、少女マンガ『きんぎょ注意報!』から広まったと言われています。
「ポテトチップス」の略ですが、意外にもこの言葉が浸透したのは比較的最近のことです。
ツンデレ
「ツンデレ」は、冷たい態度をとりつつも内心は好意を持っているキャラクターを指す言葉で、アニメやライトノベルから広まりました。
今や、特定の性格を示す言葉として、一般的に使用されています。
メンヘラ
「メンヘラ」という言葉は、もともとインターネット掲示板から生まれました。
「メンタルヘルス」と「er」を組み合わせた造語で、心の不安定さを持つ人を指します。
この言葉もネット文化から広がり、日常的に使われるようになりました。
オタク
これは本来、「お宅」という敬語から派生した言葉です。
「オタク」という言葉は、特定の趣味に熱中する人を指す言葉として広く使われていますが、その元は1980年代に『漫画の神様』と呼ばれる中森明夫がサブカルチャー評論で使用してから浸透ました。
現在では、アニメや漫画に限らず、さまざまな分野において深い知識を持つ人を指す言葉として定着しています。
フラグ
「フラグ」という言葉は、ゲームやアニメでよく使われます。
物語の展開を予感させる状況やセリフを「○○フラグ」と表現するのが一般的です。
特に「死亡フラグ」などが有名です。
中二病
これは、もともとラジオ番組「伊集院光のUP’S」で伊集院光が使った言葉で、「中学二年生ぐらいの時期にありがちな、恥ずかしい言動」を指します。
アニメ『中二病でも恋がしたい!』によって、この言葉がさらに広く知られるようになり、現在では過剰な自意識や幻想的な言動を揶揄する言葉として使われています。
神回
これは、「神がかり的に素晴らしい回」という意味で、特にアニメのエピソードが非常に良かったときに使われる言葉です。
アニメファンの間で広まり、現在ではテレビ番組やドラマ、映画の素晴らしい回やシーンに対しても使われるようになっています。
まとめ
アニメやネットが生み出した言葉が、私たちの日常に深く根付いていることがわかります。
これらの言葉は、時代や文化の変化に応じて形を変えながら、私たちのコミュニケーションを豊かにしています。
これからも、どんな新しい言葉が生まれ、広がっていくのか、楽しみですね。
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