2024年3月31日から放送がスタートしたNHKの連続テレビ小説『あんぱん』。
前作『おむすび』が視聴者から厳しい声を受けたこともあり、今作は「久しぶりに朝ドラらしい朝ドラ!」とSNSでは早くも歓迎ムードが広がっています。
ヒロインに抜擢されたのは、今もっとも注目を集める若手女優・今田美桜さん。
アンパンマンの作者であるやなせたかしさんの妻をモデルにしたヒロイン・のぶの人生を描く本作は、朝のひとときを彩る「ほっこり系ドラマ」として期待されていました。
ところが、その期待を裏切るある違和感が…放送直後からSNSを騒がせています。
それが、主題歌『賜物』とドラマの世界観の不一致問題です。
朝ドラ「あんぱん」雰囲気ブチ壊し?SNSに溢れる違和感の声
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Via|Instagram @asadora_ak_nhk(公式より引用)
今回の主題歌を担当したのは、映画『君の名は。』『天気の子』などで国民的支持を得たロックバンド・RADWIMPS。
アップテンポで現代的なメロディの『賜物』は、音楽としての完成度は高く、さすがRAD!というクオリティ。
しかし、昭和初期を舞台にしたレトロな世界観の朝ドラ『あんぱん』とはどうにもマッチしていない、と感じる人が多いようです。
SNSの声は…
「RADWIMPSは好きだけど、この曲は違う」
「あんぱん面白いのに主題歌全然合ってないの残念過ぎる」
「あんぱんの主題歌がアップダウン激しくて酔う」
「あんぱん楽しみだったのに主題歌で一気に興ざめ」
「ドラマの時代背景とオープニングの衣装が違いすぎて違和感しかない」
「歌も何言ってるかわからんし、世界観が崩れる」
「朝ドラっぽくはないけど、曲としてはすごく良い」
「ドラマだとそのドラマの効果を上げるものでなくてはいけない。ドラマの中の音楽とかもそう。虎に翼はその両方をうまーくやってたよね。」
「オープニングだけが外れ!あとは楽しいドラマ」
「ドラマに合っていない気がする。単なるPV映像なのが残念。」
「RADWIMPS、否定したくないけど、やなせたかしの描くシンプルだけど筋が通った歌やお話しと真逆のぎっしり言葉を詰め込んで歌詞を読まなければ何を伝えたいのかわからない世界観が合わなくて、少し残念。」
「「あんぱん」2日目にしてもう凄く面白いんですけれども、1つだけ強烈な違和感なのが主題歌とそれをバックに流れるタイトル映像。」
「あんぱんのオープニングが全然入ってこない理由がわかった。ドラマの時代とオープニングの衣装・背景が違いすぎる。歌も何言ってるかわからん。朝ドラ主題歌史上最大にわからん。全部狙いなのかなあ」
「曲のいい悪いはしらん、ただこれが「朝ドラあんぱん」の主題歌として適切ではないことだけはわかる」
「主題歌酷すぎない?朝ドラにもあんぱんにも全然合って無いというか流れた瞬間雰囲気ブチ壊し。興ざめ。ドン引き。今から変えて欲しい。」
「朝ドラあんぱんの主題歌なんか違う感…あいみょん、米津玄師が良すぎたせいかな」
「あんぱん楽しみだったけど主題歌の雰囲気が全然合ってない!ほっこり系の曲でよかったのに…。」
「主題歌が朝ドラに合ってないなぁ…慣れていくんやろか……」
ドラマは今のところ面白いんだけど、どうしても主題歌が合わなくて毎回「うーん」となってる。
過去にもあった違和感スタート主題歌の成功例
朝ドラの主題歌が最初は受け入れられず、のちに高評価された例は過去にもあります。
たとえば『あまちゃん』の主題歌はインストゥルメンタル(歌詞なし)という異例の形で始まりましたが、放送を重ねるごとにドラマの世界とマッチし、「朝から元気が出る!」と大きな支持を集めました。
また『半分、青い。』のゆずによる主題歌『アイデア』も、最初は「歌詞が難解」「変化球すぎる」と言われたものの、最終的には「作品を象徴する名曲」として定着しました。
今回の『あんぱん』は、単なる感動系や成長物語にとどまらず、朝ドラそのものの枠組みをアップデートしようとしているのかもしれません。
主題歌にRADWIMPS、OP映像に最新CG、ヒロインに今田美桜という新鮮な布陣。
そこには「令和の朝ドラを再定義したい」という制作者たちの強い意志も感じられます。
そのチャレンジが成功するか否かは、これから半年間の視聴者との“対話”にかかっていると言えるでしょう。
まとめ
最初は「なんか合ってない」と感じた『あんぱん』の主題歌、その違和感が新しさなのかも?
作品とともにじわじわ馴染んでくる可能性もありますし、最終的には「名曲だったね」と振り返る日が来るかもしれません。
まずは少し肩の力を抜いて、朝ドラの新しい風を見守ってみるのもアリではないでしょうか。
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