ディズニーランドって、よく考えたらカラスも蚊もネズミも見たことない…そう感じたことはありませんか?
もしかして、何か秘密の技術や都市伝説的な力で生き物を排除してる?と思いたくなるほど、夢の国には不思議がいっぱいです。
でも本当にそんな魔法みたいなことがあるのでしょうか?
今回は、そんな疑問に答えるべく、ディズニーに「いない」とされる3種の生き物について徹底検証します!
ディズニーランドにいないとされる生物3選
カラスがいないのは電波で撃退してるから!?
SNSや噂でまことしやかに語られるのが「ディズニーランドには特殊な電波が飛んでいて、カラスが近づけない」という都市伝説です。
でもこれは、完全に誤りです。
実際の理由は、もっと現実的で、むしろディズニーの運営の質の高さを物語っています。
カラスは非常に頭がよくて警戒心の強い鳥です。
毎日数万人が来園するディズニーのような場所では、人間の動きが激しすぎて、そもそも寄りつこうとしないのです。
さらに、カラスが狙う「食べ残しのゴミ」は、ディズニーのキャストが常に清掃を行い、ゴミ箱も地面も徹底管理されているため、エサがまったく落ちていません。
実際、ディズニーの運営方針では「3歩以内にゴミを見つけたら拾う」というルールも存在すると言われるほど…です。
結果、カラスにとって「魅力がない=寄り付かない」という構図が生まれているのです。
蚊がいないのは夢の国の魔法?
「ディズニーでは蚊に刺されたことがない」と語る人は多く、その理由もさまざまな説があります。
中には「蚊を消すために音波が使われている」「虫除けスプレーが空気中に撒かれてる」なんて噂話まで…。
でも本当の答えは、「完璧な水質管理」です。
ディズニーランドやディズニーシーには、池や噴水、滝など多くの水辺があります。
通常、こういった止まった水は蚊の産卵場所になりますが、ディズニーではすべての水場にろ過装置が設置されており、常に循環しているため、蚊が発生する余地がないのです。
さらに、アメリカ・フロリダの「ウォルト・ディズニー・ワールド」では「モスキート・モニタリング・プログラム」という蚊対策の専門プロジェクトが存在します。
ハニートラップで蚊を捕獲し、冷凍保存して分析・研究するほどの徹底ぶりです。
単なる虫除けではない、科学と研究で作られたディズニーの水質管理なのです。
ネズミがいないのにネズミの国?
「ミッキーとミニーはいるのに、リアルなネズミは見たことがない」…これは確かに不思議ですよね。
食べ物も豊富にあるテーマパーク、普通ならネズミが出てもおかしくありません。
そこはディズニー、徹底的に排除されています。
そして、ネットや一部ファンの間で語られているのが「夜な夜な猫がネズミ退治している説」です。
これ、実は半分本当なんです。
カリフォルニアのディズニーランドでは、実際に「Disneyland Cats(ディズニーランド・キャッツ)」という元野良猫のグループが敷地内で暮らしており、ネズミ対策に一役買っています。
ディズニーはこれを黙認どころか、餌場の設置・避妊去勢手術・医療サポートまで提供し、猫たちはある意味「裏キャスト」として活躍しています。
とはいえ、もちろんネズミ対策はそれだけではありません。
- 食品の匂いを漏らさない設計
- ゴミの密閉回収システム
- ネズミ侵入防止の建築構造
- トラップや超音波機器の活用
- 害獣管理専門チームの常駐
など、人間の管理技術と自然の力(猫)を組み合わせた対策で、ネズミが現れないネズミの国が維持されているのです。
まとめ
ディズニーにはカラスも蚊もネズミもいないという話、聞こえ方によっては都市伝説のようですが、実際にはすべてに科学的・現実的な根拠と管理体制下のもとにあります。
人目につかない部分で、徹底した環境整備や害虫・害獣対策を行っているからこそ、訪れた人が「夢のような場所」と感じられるわけです。
魔法みたいに感じる非日常は、実は目に見えない努力と工夫の積み重ねなのです。
それこそが、ディズニー「“夢の国」と呼ばれ続ける本当の理由なのかもしれませんね。
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