今回は『名探偵コナン』の中で、主人公・江戸川コナン(=工藤新一)の正体を知っている重要キャラ5人をピックアップ!
いつどんな風にバレたのか、バレた後はどんな関係になったのかを詳しく紹介します。
ネタバレありですが、コナンファンなら絶対に押さえておきたい内容です!
コナンの正体が新一だと知っている人物5人

宮野明美(単行本2巻)
宮野明美が登場したのは、なんと物語序盤の超重要回、彼女は、毛利探偵事務所に人探しの依頼で訪れた「広田雅美」という偽名の女性です。
その裏では10億円強盗事件をめぐる陰謀が進行中で、黒の組織に妹と共に属していて、組織を抜ける条件として強盗を強いられていたのです。
事件終盤、共犯者だった2人は殺され、明美は10億円を回収してジンとウォッカと接触、しかし最初から明美を逃す気がなかったジンによりその場で射殺されてしまいます。
しばらくしてコナンが到着し致命傷を負った明美に「江戸川…いや…工藤新一…探偵さ」と正体を告げました。
このシーンはコナンという物語の核を揺さぶるほど重く、後の灰原哀との絆にも大きな影響を与えます。
しかも、彼女は後に登場する灰原哀(宮野志保)の実姉であり、赤井秀一の元恋人という衝撃の関係性も明かされます。
工藤優作&工藤有希子(単行本5巻)
コナンの両親である工藤優作(世界的な推理作家)と工藤有希子(元女優)は、コナンが新一であることを阿笠博士から聞きました。
息子の危険を心配した2人は変装し、あえてスパイのような芝居を打ち、コナンは「黒の組織か!?」とパニックになりますが、実は両親による教育的お芝居だったことが判明します。
危険な相手を追っている息子に現実を理解させるための演出でした。
その後も両親は海外を拠点にしながら要所で協力、特に優作は『緋色シリーズ』や『FBI連続殺害事件』などでコナンと共闘しており、有希子も物語に度々登場しています。
服部平次(単行本12~13巻)
西の高校生探偵として有名な服部平次がコナンの正体に気づくきっかけとなったのは、推理合戦のような展開でした。
クイズ大会中の殺人事件において、服部はコナンの探偵としての動きに強く違和感を覚えます。
眠りの小五郎ショーを裏で支える存在としてのコナンに注目し、「まさか…」と疑念を抱きつつ、コナンに麻酔銃を打たれるという展開に…しかし、服部は途中から目を覚ましており、全ての推理を聞いていたのです。
結果として、服部はコナン=新一だと確信、「蘭にバラすぞ」と軽く脅しつつ、コナン本人から幼児化の秘密を聞き出しました。
それ以降はまさに親友ポジションで、42巻ではベルモットの作戦を阻止するため、コナンの代わりに新一としてパーティーに出席するなど、頼れる相棒です。
本堂瑛祐(単行本42~60巻)
本堂瑛祐は、姉の瑛海を探していた過程で、CIAに入るためにアメリカに旅立つことを決意しました。
旅立ちの前に毛利蘭へ気持ちを伝えたいとコナンに話すと、コナンは瑛祐の申し出を拒否します。
瑛祐がコナンの意見ではなく新一に聞いて欲しいと頼むと、コナンは「だからダメだっつってんだよ」と拒絶したところ、瑛祐が「じゃあ…まさか君は…」と目を見開きます。
コナンは「ああ…そのまさかさ!」と自ら正体を明かしたのです。
理由は明言されていませんが、灰原に「味方になってくれそうな気がした」と話しているので、瑛祐の推理力と人柄を信頼していたのでしょう。
コナンの正体を知った数少ない人物として物語に大きく関わりました。
赤井秀一(単行本77巻)
沖矢昴として工藤邸に住んでいた赤井秀一は、蘭・園子・世良の訪問時に、蘭が目の前で新一に電話をかけようとする場面に遭遇、トイレに猛ダッシュするコナンを見た後、蘭に「まるで霧隠才蔵だな」という伝言を頼みます。
コナンはその伝言から事件解決のヒントを得て、勢い余ってトイレから出てくるも、変声器で新一の声を出したままの状態で蘭と通話してしまい、それを昴=秀一が目撃。
「なるほど…そういう事か…」と独りごちて、コナン=工藤新一と確信します。
赤井は10年前に新一と顔を合わせていたものの、当時の印象が曖昧だったことと、蘭の「新一とは別人」という嘘情報もあり、工藤家の息子が新一であるとは知っていても、それがコナンと同一人物とは結びついていませんでした。
羽田秀吉を救うためコナンと赤井秀一が赤井の姿で行動するシーンで、赤井が「どこかの高校生探偵と同じく、俺も世間的には死んだ身でね」と冗談交じりに言い、意味深なセリフにコナンも複雑な表情を浮かべています。
赤井秀一は自力で特定した人物の一人です。
まとめ
物語の鍵を握るキャラたちが、どんなシーンで真実に辿り着いたのかを振り返ると、コナンの世界がますます奥深く感じられますね。
彼らの存在があるからこそ、コナンの物語はもっと面白くなりますよね。
これからもコナン=新一の「正体バレ」がどんなドラマを生むのか、注目していきたいですね!
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