テレビや映画で主役を務める女優たちも、最初から脚光を浴びていたわけではありません。
名前もセリフもないエキストラ時代を経験し、諦めずに努力を積み重ねたからこそ今の輝きがあります。
今回は、そんな逆境から主役まで駆け上がった女優3人を紹介します。
吉岡里帆

- 誕生日|1993年1月15日
- 主演作|映画『ハケンアニメ!』(2022年)、映画『見えない目撃者』(2019年)、映画『九龍ジェネリックロマンス』(2025年)
学生時代、映画『天地明察』(2012年公開)の群衆シーンにエキストラとして出演したことが、女優を志すきっかけでした。
京都と東京を夜行バスで往復し、養成所に通う生活を約5年間続けるなど過酷な日々、オーディションに落ち続け、心が折れそうになりながらも演技への情熱は失いませんでした。
2015年、朝ドラ『あさが来た』で注目されると、一気に知名度が上昇、以降は『カルテット』や『ハケンアニメ!』などで主演を務める女優へと成長しています。
- 「吉岡里帆さんは透明感のある顔立ちが魅力的。和装が本当に似合う女優さんです。」
- 「努力を重ねてきた背景を知ると、どんな役を演じても説得力があると感じます。」
波瑠

バナナ・リパブリック)」
- 誕生日|1991年6月17日
- 主演作|朝ドラ『あさが来た』(2015年)、ドラマ『あなたのことはそれほど』(2017年)、映画『ホテルローヤル』(2020年)
中学1年で芸能界入りしましたが、最初はセリフのない役やエキストラ出演ばかりで、2008年には映画『恋空』で少ない登場シーンを経験しました。
モデル活動を続けながらもオーディションには落選が続き、自ら「心が折れそうだった」と振り返っています。
転機となったのは2015年、NHK連続テレビ小説『あさが来た』でヒロインに抜擢され、大ブレイクを果たします。
その後は主演ドラマが次々とヒットし、今や安定感ある実力派女優として認められています。
- 「波瑠さんはスラリとしたスタイルと凛とした顔立ちがとても印象的。」
- 「彼女の演技は感情表現が自然で、どんな役柄でも引き込まれる。」
宮﨑あおい

- 誕生日|1985年11月30日
- 主演作|映画『NANA』(2005年)、大河ドラマ『篤姫』(2008年)、映画『ソラニン』(2010年)
4歳で芸能活動を始め、幼少期はエキストラ的な出演やCMが中心、10代前半は端役が多く思うように結果が出せず不安を抱える日々だったと語っています。
しかし、2001年の映画『EUREKA(ユリイカ)』で高い評価を受け、カンヌ国際映画祭に出品されたことで国際的にも注目されました。
その後は『NANA』『ソラニン』などで主演を務め、演技力と独特の存在感で人気を確立、子供の頃に出演したマクドナルドのCMから約30年後に再び同社のCMへ起用されるなど、女優人生の原点と今がつながる象徴的なエピソードもあります。
- 「宮﨑あおいさんは可愛らしさと儚さをあわせ持つ表情が本当に素敵。」
- 「若い頃からの演技の積み重ねが、大人になってからの表現力に活きていると感じる。」
まとめ
エキストラや端役からスタートした彼女たちの共通点は、諦めずに挑戦を続けた強い意志と努力です。
華やかな現在の姿の裏には、数え切れないほどの挫折と挑戦がありました。
こうした背景を知ると、彼女たちが画面で見せる一瞬の表情に込められた重みをより深く感じられるのではないでしょうか。
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