他県民は知らない!?名前だけじゃ想像できない…ご当地「ローカル飯」3選

他県民は知らない!?名前だけじゃ想像できない…ご当地「ローカル飯」3選

メニューの名前を見て、どんな料理か一瞬固まったことってありませんか?

地元では当たり前でも、他県民にはピンと来ない通じにくいご当地グルメ、今回は名前からは想像できない魅力を紹介します。

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福岡県「おきゅうと」

福岡県「おきゅうと」
VIA|Wikipedia「おきゅうと」(公式より引用)

福岡の朝食文化を語るうえで欠かせないのが「おきゅうと」です。

赤藻の一種であるエゴノリ(地域によってはイギスなど)を水で戻し、じっくり煮溶かして型に流し込み、冷やし固めた寒天状の海藻料理だといえばイメージしやすいでしょうか。

板状のものを短冊や細切りにして器へ、酢じょうゆ、ポン酢、しょうが、ねぎ、かつお節、ごまなどを合わせると、つるりとした喉ごしと磯の香りがふわりと広がります。

低カロリーで食物繊維が豊富なため、暑い季節の朝や食欲の落ちたときにも、するりと入るのが魅力です。

名前の由来には諸説あります。

海の沖(おき)で採れることから「おきうと」→「おきゅうと」になったという説や方言の音の変化に由来する説などが知られます。

福岡市内のスーパーでは日常的に並び、広く親しまれています。

一方で県外の人にとっては、ところてん?寒天?と混同されがちです。

おきゅうとはより柔らかく、調味前提でおかず寄りに食べられる点が大きな違いです。

屋台の締めや居酒屋のお通しに登場することもあり、さっぱり系つまみとしても優秀、つるんと軽いのに満足度があり、博多の朝を象徴するローカルフードだといえます。

大分県「やせうま」

大分県「やせうま」
VIA|Wikipedia「やせうま」(公式より引用)

「やせうま」は大分の家庭に根づく郷土菓子です。

小麦粉を水で練って耳たぶ程度の硬さにまとめ、薄くのばして短冊状に切った生地をさっとゆで上げ、湯切りしてから、砂糖と塩をひとつまみ加えたきな粉をたっぷりまぶしていただきます。

見た目は、きしめんやうどんのようでありながら、汁に浸さずきな粉和えで味わうのが最大のポイント。

もっちりとした食感と香ばしいきな粉の風味、砂糖のやさしい甘さが重なって、驚くほど飽きのこないおいしさに出合えます。

冷やしても温かいままでもおいしく、子どものおやつや学校給食、家庭の定番として愛されてきました。

名前の由来も興味深いところです。

もっとも有名なのは、古くにやせという名の女性(乳母・女官などとされる諸説あり)が幼い主のためにこのおやつを作り、「やせ、うま!」と喜ばれたことから呼び名が定着したという伝承、真偽はともかく、家族の台所から生まれた温もりある菓子だという記憶が、噂話として今に受け継がれているのが大分らしいところです。

小麦文化が根強い地域性とも相性がよく、団子汁などの粉もの料理と並ぶ存在感で、旅行者はうどんの仲間?と戸惑いがちですが、やせうまはあくまで甘味です。

まずは出来立ての熱々にきな粉をまとわせて、立ち上る香りごと頬張るのがおすすめです。

石川県「ゴリ料理」

石川県「ゴリ料理」
VIA|Wikipedia「ゴリのから揚げ」(公式より引用)

金沢で「ゴリ」といえば、浅野川や犀川に棲む小さな川魚(ハゼの仲間)の総称です。

地元では古くから春から初夏にかけての味覚として親しまれ、獲れたゴリは丸ごと使って佃煮や唐揚げに仕立てます。

骨まで食べられるほど小ぶりで、唐揚げは香ばしく、噛むほどににじむほろ苦さが酒肴として抜群、佃煮は甘辛い照りの合間に川魚ならではの風味が顔を出し、ご飯のおともにぴったりです。

丸ごと調理するからこそ、名前を聞いただけでは形や味が浮かびにくいのが、通じにくさの正体です。

ですが、一口で「これが金沢の川の味か」とわかる個性があります。

近年は河川環境の変化などの影響もあり、年によっては入荷が限られることがあります。

そのため、老舗でも仕入れ状況を見ながら提供したり、旬の短さを大切にした季節ものとして扱ったりと、土地のリズムに寄り添った食文化が続いています。

佃煮はお土産にも人気で、時間が経つほど味がなじみ、ご飯の湯気に負けない香りがふくらみます。

川の恵みを無駄なくおいしくいただく知恵が、名前に反して実に豊かな体験へと導いてくれるはずです。

まとめ

名前だけでは何の料理か想像しにくい三品は、いずれも土地の自然と暮らしが生んだ必然の味です。

旅行先でその名前に戸惑ったら、むしろチャンスです!分からなさを面白がって一口かじれば、その土地の記憶ごと忘れがたいおいしい発見になるでしょう。

機会がある際はぜひ、1度口にしてみてくださいね。

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