親が有名だからって、活躍できるとは限らない、そんな厳しい芸能界で親の七光りを超えて自分自身の実力で地位を築き上げた女性芸能人がいます。
今回は、二世女優という枠をとうに飛び越えた5人の女性にスポットを当て、親との関係やファンの声も交えて紹介していきます。
杉咲花

- 母|チエ・カジウラ(歌手)
- 誕生日|1997年10月2日
母は歌手・チエ・カジウラさん、娘の杉咲花さんは母とは異なる演技の世界に飛び込み、若くして日本アカデミー賞を受賞するなど圧倒的な演技力を発揮しています。
『湯を沸かすほどの熱い愛』では繊細で力強い感情表現が話題になりました。
母とは公の場で共演はしていないものの、インタビューでは母の存在が自分の原点であると語っています。
- 「可憐なのに芯がある感じが魅力的。『花のち晴れ』で見せた明るくて元気な役も好きですが、映画でのシリアスな表情とのギャップに驚かされました」
- 「涙を流す演技に心打たれた。『海に眠るダイヤモンド』では思わず一緒に泣いてしまった。感情の表現が天才的だと思う」
宇多田ヒカル

- 母|藤圭子(歌手・俳優)
- 誕生日|1983年1月19日
昭和の歌姫・藤圭子さんの娘として生まれ、15歳でのデビュー曲『Automatic』で瞬く間にスターになり、平成〜令和を代表するシンガーソングライターとして、世界にその名を轟かせています。
母の藤圭子さんが晩年をアメリカで過ごしていたこともあり、複雑な親子関係が話題になることもあったが、その経験を音楽に昇華させた彼女の才能には誰もが脱帽です。
- 「歌詞の世界観が深くて大人になってからも聴きたくなる。『First Love』は今でも特別な曲。人生の節目で聴きたくなる存在です」
- 「日本のポップス史を変えた存在。英語の歌詞も自然で、海外アーティストにも引けを取らない実力派」
松たか子

- 父|松本白鸚(歌舞伎役者・俳優)
- 誕生日|1977年6月10日
歌舞伎俳優・松本白鸚さん(旧:二代目松本幸四郎)の娘として生まれ、16歳で初舞台に立ちました。
ドラマ『HERO』、映画『告白』、そしてディズニー映画『アナと雪の女王』のエルサ役でその名を世界に知らしめています。
父との共演は舞台で実現しており、互いの演技を尊重し合う関係性が伝わってきます。
- 「歌も演技もできるマルチな才能に憧れます。エルサの歌声は何度聞いても鳥肌が立ちます」
- 「存在感があって、出てくるだけで空気が変わる気がします。舞台でも映像でも主役感がある女優さんです」
安藤サクラ

- 父|奥田瑛二(俳優)、母:安藤和津(エッセイスト・タレント)
- 誕生日|1986年2月18日
両親ともに著名人で、父は俳優・奥田瑛二さん、母はエッセイスト・安藤和津さんです。
『万引き家族』『まんぷく』など数々の映画・ドラマで確固たる実力を示し、国際的評価も高い女優です。
- 「顔立ちは派手じゃないのに、とにかく目が離せません。『まんぷく』のときも、自然体の中に芯の強さを感じました」
- 「どんな役でも本物に見えます。表情や仕草が細かくて、観るたびに発見があります」
相武紗季

- 母|朱穂芽美(宝塚歌劇団)
- 誕生日|1985年6月20日
母は元宝塚歌劇団の娘役・朱穂芽美さんです。
清純派のイメージから悪女役まで演じ分けられる演技力で、ドラマ『ブザー・ビート』以降、役柄の幅が一気に広がりました。
母との関係はあまりメディアに出てきませんが、自身の演技力と努力で女優としての地位を確立しています。
- 「美人なのに親しみやすさがあるところが好きです。『マッサン』のときの優しい雰囲気が印象的で、癒されました」
- 「昔と変わらないキレイさです。年齢を感じさせない透明感があって、本当に見惚れます」
まとめ
彼女たちは「2世芸能人」という肩書きを背負って芸能界に入りながらも、それを超える努力と才能で確固たる地位を築いてきました。
親の名前に頼るのではなく、自分の個性と実力で認められることの難しさを、彼女たちのキャリアが物語っています。
もはや親の七光りではなく、実力派女優として尊敬される存在へ、これからの活躍もますます楽しみですね。
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