かつての世界では拷問で本当に使われていた残酷すぎる器具が存在していたんです…。
今回は、その中でも「女性」に対して特に非人道的だったとされる実在の拷問器具を3つ紹介します。
歴史の闇に封じられた恐怖、知れば知るほど背筋が凍るかもしれません。
ユダのゆりかご
「ユダのゆりかご」という聞き慣れない名前の器具、名前だけ聞くと、何だか赤ちゃん用のベッドみたいですが…実態は想像を超える残酷な拷問道具です。
これは中世ヨーロッパで使われた拷問道具で、四角錐のとがった頂点に被害者を座らせるというものです。
想像してください、金属製のとんがりコーンみたいな形の上にお尻から座らされるんです。
最初は少し接触するだけですが、時間が経つごとに体重でどんどん沈み込んでいく…つまり、体の内部に尖った先端が食い込んでいく構造、これは単に物理的な痛みだけでなく、羞恥心や恐怖を煽る心理戦でもありました。
公衆の面前でこの拷問が行われることもあり、羞恥と絶望に満ちた見せしめの目的とされていました。
このような過酷な拷問方法は、中世の社会において、罪人を罰するためだけでなく、他の人々への警告としても機能していたのです。
ちなみに名前の「ユダ」は、キリストを裏切ったことで知られる「イスカリオテのユダ」に由来しています。
裏切り者に与える罰、という位置付けだったとか…まさに罪の重さを身体で味わわせる装置でした。
苦悩の梨
「苦悩の梨」と呼ばれる拷問器具、名前の由来はその形が洋ナシに似ていることからですが、その中身は全く可愛げのない地獄の道具です。
この器具は、金属製の洋ナシ型の本体が、内部のネジ操作によって4つのパーツに展開する仕組みで、口、肛門、膣などの開口部に挿入され、中で少しずつ開いていく…最終的には組織が裂けてしまうほどに拡張されるのです。
さらに恐ろしいのは、棘や刃が仕込まれているバージョンも存在していたこと…中から刺す・切る・引き裂くという地獄仕様で、まさに人体破壊兵器でした。
特にこの器具は女性器専用として使われることが多く、性的拷問の象徴的存在でもあり、嘘をついた女性、貞操を疑われた女性、魔女とされた女性などが対象になり、事実確認もろくにされないまま使われたというから…恐ろしい時代です。
外傷が見えにくいため、使用の痕跡が残りにくい=証拠が残らない、という点でも職業拷問者に重宝されたそうです。
それだけ計算された道具だったと考えると…背筋が寒くなりますね。
乳房裂き器(スペインの蜘蛛)
「スペインの蜘蛛」とも呼ばれる「乳房裂き器」、これは名前の通り、女性の乳房を破壊するために開発された拷問器具です。
構造は、鉄製のクランプのような形をしていて、乳房をはさんでネジを回すと…ぐいぐい締め付けられ、最終的には皮膚が裂けて中の組織まで断裂してしまうという恐怖の道具。
この器具は、魔女狩りが行われた時代によく使用されていたと言われており、母性の象徴である乳房を破壊することで、女性としての誇りや尊厳を徹底的に奪う目的があったとされています。
物理的な痛みだけでなく、精神的な陵辱としても非常に強烈だったこの拷問、時代の狂気を象徴する器具ともいえます。
ありえないほど残酷で非人道的なものばかりです。
でも、これがかつての「正義」の名のもとに行われていたことだという事実が、何よりの衝撃ではないでしょうか。
時代や宗教、性別、立場によって、人間の命や尊厳がここまで軽く扱われていたという現実。
こうした“拷問の歴史”は、私たちが二度と同じ過ちを繰り返さないための警告として、記憶されるべきなのかもしれません。
まとめ
知れば知るほどゾッとする…本当にこんな拷問が実在したなんて、信じられない気持ちになった方も多いのではないでしょうか。
でも、これがかつての「正義」の名のもとに行われていたことだという事実が、何よりの衝撃ではないでしょうか。
時代や宗教、性別、立場によって、人間の命や尊厳がここまで軽く扱われていたという現実、こうした拷問の歴史は、私たちが二度と同じ過ちを繰り返さないための警告として、記憶されるべきなのかもしれません。
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