あのキャラ、そのまま出てきた?そんな声が上がるほど、実写化の奇跡を生んだキャラクターがいます。
原作ファンが眉をひそめることも多い漫画の実写化ですが、中には「完璧すぎる」「これは推せる!」とファンの喝采を浴びた配役もあります。
今回は、漫画のキャラクターをまるで具現化したかのような4人の俳優・女優を紹介します。
山田孝之(丑嶋馨/闇金ウシジマくん)

- 出演作|闇金ウシジマくん(2010年〜ドラマ・映画)
- 出身地|鹿児島県
- 誕生日|1983年10月20日
山田孝之さんが演じた「丑嶋馨」は、原作の凄みと冷酷さをリアルすぎるほどに再現した怪演として知られています。
影のある眼差し、無駄を削ぎ落としたようなセリフ回し、無表情からにじみ出る威圧感…その全てが原作ファンの想像を上回りました。
実際、撮影中は役に没入しすぎて、共演者にすら「山田さんじゃなくて、ウシジマくんがそこにいた」と言わしめたほどです。
- 「テレビで初めて見たとき、ゾッとした。あんなに人を見下ろすような目、山田孝之にしかできないと思う」
- 「原作から飛び出してきたってこういうこと。口数少なくて威圧感がすごいのに、セリフの一言一言が全部響いてくる。鳥肌モノだった」
岡田将生(桂小太郎/銀魂)

- 出演作|銀魂(2017年・映画)
- 出身地|東京都
- 誕生日|1989年8月15日
桂小太郎といえばギャグもシリアスも全力が持ち味のトリッキーなキャラクターですが、岡田将生さんはその両面を驚くほど自然に演じきり、ファンの心を鷲掴みにしました。
高身長&端正な顔立ちからは想像もできないギャグ全開の芝居に「これが本物の桂だ!」との声が続出、本人も「ここまで崩れる役は初めて」と語り、楽しげにバカ芝居を全うする姿は、まさに原作愛のなせる技ですね。
- 「顔面国宝なのにあそこまでギャグをやりきるって、普通できないでしょ!?本当に演技力がすごすぎる」
- 「銀魂はキャラが濃すぎるからこそ難しいと思ってたけど、岡田くんの桂はテンポも間も完璧。ヅラじゃない、桂だの名台詞、原作以上にキマってた」
阿部寛(ルシウス/テルマエ・ロマエ)

- 出演作|テルマエ・ロマエ(2012年・映画)
- 出身地|神奈川県
- 誕生日|1964年6月22日
日本にルシウスがいた!とまで言われた阿部寛さんは、濃い顔の遺伝子がここで最大限に活かされました。
異様なほどに濃厚なラテン系顔、滑稽だけどどこか真面目な立ち居振る舞い、そして湯船につかる哲学的表情は、どれもが原作そのままと絶賛さました。
映画公開時にはSNSでも「テルマエ・ロマエ=阿部寛」というワードがトレンド入りするほど注目でしたね。
- 「最初に見たとき、これ阿部寛じゃなくてルシウス本人だって本気で思った。濃い顔がこんなにも説得力を持つとは!」
- 「演技の細かさが天才的。顔だけじゃなくて仕草や表情の抑揚まで完璧。笑いながら感動してしまったのはこの作品だけ」
木南晴夏(小泉響子/20世紀少年)
- 出演作|20世紀少年(2008年・映画)
- 出身地|大阪府
- 誕生日|1985年8月9日
ちょっとズレてるけど核心を突いてくるキャラ、小泉響子を木南晴夏さんは見事に演じ切りました。
原作の絶妙な空気の読めなさと情の深さを、その柔らかな声と自然な動作で再現、原作では脇役気味だったキャラを、スクリーンの中でしっかり存在感ある人物に仕上げました。
木南さん自身も原作を読み込んで臨んだことを明かしており、「共演者の中でも一番響子らしい」とスタッフに絶賛されていたそうです。
- 「漫画の中で気になる脇役だった響子が、映画では本当に生きていた。木南さんの表情が最高にリアルだった」
- 「あの空気の読めない感じ、声のトーンまで再現してた。ラスト近くのセリフで号泣したの覚えてる」
まとめ
実写化作品が多く作られる中で、「原作クラッシャー」と酷評されるものも少なくありません。
しかし、今回紹介した俳優たちは、外見の再現だけでなく、キャラクターの魂まで体現し、ファンの期待を超える作品に仕上げてくれました。
原作ファンにとって、あのキャラが「そこにいる」と感じられることは最高の幸せですよね。
実写化への偏見が少しでも変わるきっかけになるかもしれませんね。
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