今年のインフルエンザ、早くない?医師が教える…冬に備えて秋から見直したい生活習慣と体調管理

今年のインフルエンザ、早くない?医師が教える…冬に備えて秋から見直したい生活習慣と体調管理

「インフルエンザは冬に流行するもの」と思っていませんか。

毎年、寒くなってから手洗いやマスクなどの対策を始める人も多いでしょう。

しかし、インフルエンザは冬にしか感染しない病気ではありません。

2026年は厚生労働省が8月28日にもインフルエンザの流行シーズン入りを公表しており、夏の終わりから感染の動きが確認されています。

仕事や家事、育児などで「できるだけ体調を崩したくない」という人は、本格的な流行を待たず、秋のうちから備えておきましょう。

この記事では、インフルエンザの流行時期や秋から取り入れたい対策、冬に向けた体調管理についてご紹介します。

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インフルエンザは冬だけ?2026年は8月から動きも

インフルエンザは冬に多い感染症ですが、毎年まったく同じ時期に流行するわけではありません。

まずは、例年の流行時期と2026年の状況を確認してみましょう。

インフルエンザは例年冬に流行する

インフルエンザは、日本では例年12月から3月ごろに流行する感染症です。

インフルエンザウイルスに感染すると、38℃以上の発熱や頭痛、関節痛、筋肉痛、強いだるさなどが比較的急にあらわれます。

のどの痛みや鼻水、咳など、風邪と似た症状が出ることもあります。

仕事や家事を数日休まなければならなくなることもあるため、「流行してから気をつければいい」と考えるのではなく、日頃から基本的な感染対策を続けることが大切です。

2026年は8月に流行シーズン入り

2026年は、例年より早い時期からインフルエンザへの注意が必要です。

厚生労働省は2026年8月28日、インフルエンザが「流行シーズンに入ったと考えられる」と発表しました。

前年の2025年は9月下旬に流行シーズン入りしており、2026年はそれより約1か月早くなっています。

「インフルエンザは寒くなってから気をつければいい」と思っている人もいるかもしれません。

しかし、2026年のように夏のうちから流行シーズンに入る年もあります。

本格的な冬を迎える前から、手洗いや換気などの感染対策を習慣にしておくことが大切です。

インフルエンザを防ぐために秋から始めたい対策4選

インフルエンザ対策では、特別なことを短期間だけ行うのではなく、毎日の生活のなかで基本的な行動を続けることが大切です。

今日から始めやすい4つの対策をご紹介します。

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帰宅後は手を洗う

まず、意識したいのが外出後の手洗いです。

手には、ドアノブや電車のつり革、エレベーターのボタンなど、さまざまな場所に触れることで病原体が付着する可能性があります。

帰宅したらそのまま食事をしたり、顔を触ったりする前に、流水と石けんで丁寧に手を洗いましょう。

「家に帰ったらまず手を洗う」と行動を決めておくと、忙しい日でも続けやすくなります。

部屋の空気をこまめに入れ替える

室内の換気も、インフルエンザの感染を防ぐために大切です。

寒くなってくると窓を閉めたまま過ごす時間が増えますが、秋のうちから換気する習慣をつけておきましょう。

24時間換気システムがある住宅では、基本的に稼働させておくことがすすめられています。

窓を開ける場合は、対角線上にある窓やドアを2か所開けると、空気が通りやすくなります。

朝起きたときや掃除のタイミングなど、自分が続けやすい時間に換気するのもいいでしょう。

十分な睡眠時間を確保する

冬に向けた体調管理では、睡眠不足をそのままにしないことも大切です。

仕事や家事が忙しいと、つい睡眠時間を削ってしまう人もいるでしょう。

しかし、疲れが抜けないまま毎日を過ごしていると、体調を整える余裕もなくなってしまいます。

夜更かしが続いている人は、「休みの日にまとめて寝ればいい」と考えるのではなく、まずは普段の就寝時間を少し早められないか見直してみましょう。

バランスのいい食事を意識する

食事を大きく崩さないことも、毎日の体調管理につながります。

「これさえ食べればインフルエンザを防げる」という特別な食品があるわけではありません。

主食・主菜・副菜をそろえることを意識し、さまざまな食品から必要な栄養を摂りましょう。

忙しい朝に食事を抜いている人は、おにぎりと卵、パンとヨーグルトなど、無理なく食べられるものから始めても構いません。

夕食も1品ですませる日が続いている場合は、肉や魚、卵、大豆製品などのたんぱく源と、野菜や汁物などを組み合わせてみましょう。

冬に向けた体調管理には漢方薬も選択肢

秋から冬にかけて「疲れが抜けない」「食欲が落ちている」などの不調が気になる場合は、生活習慣を整えるとともに、自分の体質や症状に合った漢方薬を取り入れる方法もあります。

漢方薬は、インフルエンザへの感染そのものを防ぐために服用するものではありません。

一方で、疲労倦怠や食欲不振、虚弱体質など、その人の体質や症状に合った漢方薬で日頃から体調を整えることは、インフルエンザの予防を考えるうえでも大切です。

たとえば、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)は、元気がなく、胃腸の働きが衰えて疲れやすい人の「疲労倦怠」「食欲不振」「虚弱体質」などに用いられる漢方薬です。

「どの漢方薬が自分に合っているかわからない」という人は、オンラインで漢方に詳しい薬剤師へ相談できる「あんしん漢方」を利用するのも選択肢となります。

自宅から相談でき、自分の体質や症状に合わせた漢方薬を提案してもらえるため、忙しくて薬局へ行く時間を取りにくい人でも続けやすいでしょう。

毎年冬になると体調を崩しやすい人こそ、症状がつらくなってから慌てるのではなく、生活習慣とあわせて日頃の体調管理を続けることが大切です。

まとめ

インフルエンザは例年冬に流行しますが、2026年は8月末に流行シーズン入りが公表されており、「冬だけ気をつければいい」とは言い切れません。

本格的な流行を迎える前の秋から、手洗いや換気、十分な睡眠、バランスのいい食事を日常生活に取り入れておきましょう。

疲れや食欲不振などが気になる場合は、漢方薬を体調管理の選択肢にする方法もあります。

毎日の小さな習慣を積み重ね、冬を元気に過ごせるよう今から備えていきましょう。

<この記事の監修者>

医師|木村 眞樹子(きむらまきこ)

都内大学病院、KDDIビルクリニックで循環器内科および内科に在勤。総合内科専門医・循環器内科専門医・日本睡眠学会専門医。産業医として企業の健康経営にも携わる。

自身の妊娠・出産、産業医の経験を経て、予防医学・未病の重要さと東洋医学に着目し、臨床の場でも西洋薬のメリットを生かしながら漢方の処方を行う。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行う。

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