スリコから1万円台のタブレットが出たらしい…そんな軽い驚きとともに話題になったのが、3COINSの10.1インチタブレットです。
ところが、スペックが明らかになるとSNSでは一転、「値段のわりに性能が低すぎる」「情弱向けでは?」と炎上状態に、なぜここまで賛否が割れたのか?本当にヤバい商品なのか?事実を整理しながら見ていきます。
炎上の発端は価格と期待値のズレ
今回発売が発表された3COINSのタブレット、発売日は2025年12月22日で、価格1万6,500円(税込)です。
3COINSといえば、300円を中心とした安くて便利、ちょっとおしゃれな雑貨ブランドというイメージが強く、ガジェット類も数千円までの商品が中心です。
そこに突然投入された1万円超えのタブレットは、多くの人にとって想定外だったでしょう。
SNSでは、「スリコなら9,800円くらいを想像してた」、「1万6,500円なら普通にAmazonで探す」といった声が相次ぎ、価格そのものよりもスリコらしくないという違和感が炎上の火種になりました。
スペックがヤバいと言われる理由は本当か?
では、実際のスペックはどうなのでしょうか。
話題になっている主な仕様は以下の通りです。
- OS:Android 15 Go Edition
- ディスプレイ:10.1インチ(1280×800/HD)
- RAM:3GB
- ストレージ:64GB
- バッテリー:6000mAh
SNSでは、「メモリ3GBは今のAndroidでは厳しい」、「10インチでHD画質は粗すぎる」といった指摘が目立ちます。
ここで重要なのは、事実としてスペックは最低限という点です。
Android Go Editionは、低スペック端末向けに最適化された軽量OSで、通常のAndroidと比べて動作や対応アプリに制限があります。
おもちゃ用タブレットと同一視するのは言い過ぎですが、動画やブラウジングを快適に楽しむ性能ではないのは確かです。
同価格帯では、ECサイトでフルHD・RAM4GB以上のタブレットも見つかるため、ガジェット好きやコスパ重視層から見れば割高と感じられるのも無理はありません。
それでも子ども用ならアリと言われる理由
一方で、炎上の中でも一定の支持があるのも事実です。
肯定的な意見の多くは、用途をかなり割り切ったものです。
子どもの動画視聴・学習用、キッチンでレシピを表示する専用端末、電子書籍リーダー代わり、壊れても割り切れるサブ機、特に評価されているのが実店舗で買える安心感、無名メーカーのタブレットが並ぶECサイトと違い、店舗で実物を確認でき何かあれば相談できるという点は、ガジェットに詳しくない層にとって大きなメリットです。
3COINS側も公式に、家事の合間・子ども用といったライトユースを想定しており、最初からヘビーユーザー向けではない商品だと読み取れます。
まとめ
3COINSのタブレットが炎上した最大の理由は、性能そのものよりも「スリコ=高コスパ」というイメージと、実際の商品内容とのズレにあるでしょう。
1万6,500円という価格に対し、Android GoやRAM3GBといった控えめなスペックが明らかになり、「思っていたのと違う」という声が噴出したのです。
一方で、子どもの動画視聴や家事中のサブ機など、用途を限定すれば十分と評価する声も少なくありません。
今回の騒動は、商品よりもブランドイメージが先行したことで起きた炎上だったと言えるでしょう。
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