「最近、自分の枕のニオイが気になる」「脱いだ服から、前とは違うニオイがする」「家族に言われる前に、なんとかしたい」そんな不安を感じていませんか。
加齢臭は、清潔にしていないから起こるものではありません。
年齢とともに皮脂の状態が変わり、皮脂が酸化することで、独特のニオイにつながると考えられています。
この記事では、加齢臭が起こる理由と、今日から始めやすい生活習慣、漢方による内側からのケアについてわかりやすくご紹介します。
加齢臭は汗そのものではなく皮脂の変化から起こる

まずは、加齢臭がなぜ起こるのかを知ることが大切です。
原因を知ると、消臭だけに頼らない対策が見えてきます。
加齢臭の原因はノネナールという成分
加齢臭は、汗そのもののニオイというより、皮脂の変化と関係しています。
年齢を重ねると、皮脂を構成する成分のバランスが変わり、皮脂が酸化しやすくなるといわれています。
その過程で発生するのが、加齢臭の原因物質として知られるノネナールです。
ノネナールは、古い油のような、青っぽいような独特のニオイを持つ成分です。
とくに首の後ろ、耳の後ろ、頭皮、胸まわり、背中など、皮脂が出やすい部分で気になりやすくなります。
「毎日お風呂に入っているのにニオイが残る」と感じるのは、表面の汚れだけでなく、皮脂の酸化が関係している可能性があります。
消臭スプレーや洗剤だけでは限界がある
加齢臭が気になり始めると、まず消臭スプレーや洗剤を変える人は少なくありません。
もちろん、衣類や寝具を清潔に保つことは大切です。
ただし、ニオイの元がからだの内側の状態や皮脂の変化にあるなら、外側から香りを重ねるだけでは根本的な対策になりにくいでしょう。
強い香りの柔軟剤や香水でごまかそうとすると、加齢臭と混ざって、かえって不快に感じられることもあります。
大切なのは、洗う、拭く、消すだけで終わらせず、ニオイが出にくいからだづくりを意識することです。
からだのニオイを強めやすい生活習慣
気になるからだのニオイは年齢だけで決まるものではありません。
日々の食事や睡眠、ストレスの影響も受けやすいと考えられています。
脂っこい食事やお酒が続いている
揚げ物、脂身の多い肉、ラーメン、スナック菓子などが続くと、皮脂の分泌や酸化に影響しやすくなります。
お酒を飲む機会が多い人も注意が必要です。
アルコールはからだに負担をかけやすく、飲みすぎると代謝の乱れにつながるためです。
また、漢方では、脂っこい食事やお酒、甘いものなどが続くと、からだに余分な熱や湿気がたまりやすいと考えます。
この状態は「湿熱(しつねつ)」と呼ばれ、ベタつき、口の苦さ、汗のニオイ、からだの重だるさなどにつながることがあります。
加齢臭が気になる人は、まず食事の偏りを整えるところから始めましょう。
睡眠不足やストレスで代謝が落ちている
忙しい40代・50代男性は、仕事や家庭の責任が重なり、自分のケアを後回しにしがちです。
睡眠時間が短い日が続くと、からだの回復が追いつきにくくなります。
ストレスがたまると、自律神経のバランスが乱れ、汗や皮脂の状態にも影響しやすくなります。
「疲れているのに眠りが浅い」
「朝からだるい」
「汗をかくとニオイが強く感じる」
こうした状態が続くときは、単なる身だしなみの問題ではなく、からだ全体のバランスが乱れているサインかもしれません。
ニオイ対策では、皮膚だけでなく、睡眠やストレスまで含めて整える視点が大切です。
加齢臭を防ぐために今日からできる対策
加齢臭対策は、特別なことを一気に始めるより、毎日の習慣を少しずつ整えることが大切です。
続けやすい方法から取り入れていきましょう。
首の後ろや耳の後ろをやさしく洗う
加齢臭が出やすい部分は、皮脂がたまりやすい場所です。
首の後ろ、耳の後ろ、頭皮、胸まわり、背中は、洗い残しがないように意識しましょう。
ただし、ゴシゴシこすりすぎる必要はありません。
皮膚を強くこすると乾燥し、かえって皮脂のバランスが乱れることもあります。
泡で包むように洗い、すすぎ残しがないように流しましょう。
脂っこい食事を減らして野菜や海藻を増やす
食事では、脂っこいものを控えめにし、野菜、海藻、きのこ類を意識して取り入れましょう。
食物繊維を含む食品は、腸内環境を整えるうえでも役立ちます。
また、緑黄色野菜や果物に含まれる栄養素は、からだの酸化対策にもつながります。
毎食を完璧に整える必要はありません。
ラーメンを食べる日は野菜を足す、揚げ物が続いた翌日は和食にするなど、小さな調整で十分です。
睡眠時間を確保してストレスをため込まない
睡眠を整え、ストレスをため込まないことは、加齢臭対策だけではなく、心身の健康を保つためにも大切です。
まずは、寝る前のスマホを控える、湯船につかる、休日に予定を詰め込みすぎないなど、からだをゆるめる時間を作りましょう。
また、軽いウォーキングや筋トレで汗をかく習慣をつけるのもおすすめ。
汗をかいたあとは、放置せずに早めに拭き取り、着替えることも忘れないようにしましょう。
加齢臭対策は漢方薬も選択肢のひとつ
加齢臭が気になる人には、漢方薬による内側からのケアもおすすめです。
漢方では、体臭を汗や皮脂だけの問題ではなく、からだにこもった熱や余分な水分の影響も含めて考えます。
汗がベタつきやすい、皮脂が多い、のぼせやすい、お酒や脂っこい食事が多い人は、「湿熱」タイプかもしれません。
湿熱タイプには、竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)が用いられることがあります。
竜胆瀉肝湯は、からだにこもった余分な熱や水分を取り除き、ベタつく汗や体臭の悩みに働きかける漢方薬です。
ただし、同じ加齢臭の悩みでも、合う漢方薬は体質によって異なります。
自分に合った漢方薬を選びたい人には、「あんしん漢方」がおすすめです。
オンラインで薬剤師に相談しながら、症状や体質に合わせた漢方薬を提案してもらえます。
初回のお試し漢方は14日分で税込4,565円、相談は無料です。
「消臭スプレーや洗剤では限界かも」と感じている人は、体質から整える漢方ケアを始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
加齢臭は、汗そのものではなく、皮脂の酸化や年齢によるからだの変化が関係して起こります。
枕や服のニオイが変わったと感じたら、外側の消臭だけでなく、食事、睡眠、運動、ストレスケアも見直してみましょう。
漢方薬は、加齢臭の背景にある代謝低下や湿熱、巡りの乱れなどを体質から改善することが可能です。
ニオイを一時的に隠すのではなく、からだの内側から整えたい人は、漢方薬による継続ケアを選択肢に入れてみてください。
自分に合う漢方薬がわからない人は、オンラインで相談できる「あんしん漢方」を活用すると、無理なく始めやすいでしょう。
<この記事の監修者>

山形 ゆかり(やまがたゆかり)|あんしん漢方薬剤師
薬剤師・薬膳アドバイザー・フェムケアサポーター。糖尿病病棟での経験から予防医学と食事の重要性を痛感し独立。エビデンスを軸に薬膳・発酵・フェムケアの視点でレシピ監修や執筆、講師活動を通じ「食から整える健康」を提唱。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。
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