近年、10代・20代を中心とした若い世代の金融トラブルが増えています。
クレジットカードや後払い決済(BNPL)の普及によって、借金をしているという感覚が薄れ、気付けば返済に追われるケースも珍しくありません。
便利な金融サービスが増えた今だからこそ、金融リテラシーの重要性がこれまで以上に問われています。
借金のハードルが下がり気付けば返済地獄に
近年は、クレジットカードを持っていなくても利用できる後払いサービスが急速に普及、申し込みもスマートフォンだけで完結するため、若い世代でも気軽に使える環境が整っています。
しかし、その手軽さが落とし穴になるケースも少なくありません。
本来は、後で支払う=借金ですが、利用者の中には買い物の延長のような感覚で利用している人もいます。
SNSでは「半年以上払っていない」「督促が来た」といった投稿が話題になることもあり、借金を軽く考えているように見えるケースも見受けられます。
特に少額決済は危機感を持ちにくく、数千円、数万円の利用を繰り返すことで、翌月には想像以上の請求額になってしまうことがあります。
金融サービスが便利になった一方で、お金や信用情報、リボ払い、後払いの仕組みを十分理解しないまま利用している人が少なくない現状になっています。
クレカは怖いと考えるZ世代も増加
若い世代には真逆の価値観も広がっており、Z世代の多くがクレジットカードを「不安になるもの」「借金カード」と考え、デビットカードや現金を好む傾向があることが報告されています。
高い金利や支払い遅延への不安から、持っていないお金は使いたくないと考える若者も増えているのです。
つまり現在のZ世代は、借金だと認識せず後払いを多用する人と、借金そのものを極端に避ける人に二極化しているともいえます。
しかし、後払いサービスだから安全、クレジットカードだから危険という単純な話ではありません。
どちらも、将来支払うお金を先に使っているという点では本質的に同じで、重要なのは決済方法ではなく、今使っているお金は本当に自分が払える範囲なのか?を常に意識することです。
金融サービスが多様化する今だからこそ、サービスの便利さだけではなく、その仕組みやリスクを理解する金融リテラシーがこれまで以上に求められています。
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