「ずっと疲れが抜けない」「休んでもからだが重い」そんな悩みを何年も抱えていませんか?
病院で検査をしても「異常なし」といわれてしまい、どうすればいいのかわからず困っている人も多いのではないでしょうか。
その疲れやすさ、もしかすると「体質の乱れ」が原因かもしれません。
この記事では、慢性的な疲れの背景にあるからだのバランスの崩れと、それを整える漢方薬の考え方について、わかりやすく解説します。
慢性疲労とは
まずは「慢性疲労」とはどのような状態なのかを見ていきましょう。
休んでも回復しない「だるさ」
慢性疲労の特徴は「休んでも元気が戻らないこと」です。
夜しっかり寝たのに朝からだるい、休んでもからだを動かすのもつらい──そんな状態が6か月以上続いていると「慢性疲労症候群」と呼ばれる状態の可能性があります。
病院では異常が見つからないことも
「疲れがとれないから病院へ行ったけれど、検査では異常なし」こうしたケースは少なくありません。
現代医学では数値にあらわれない“なんとなくの不調”を見つけるのが難しいこともあります。
しかし、つらさを感じているのは事実です。
そんなときは、からだ全体を見て整えていく東洋医学の視点が役立つことがあります。
疲れが慢性化する背景
疲れがなかなか取れないとき、東洋医学では「気(き)・血(けつ)・水(すい)」という3つの要素のバランスが乱れていると考えます。
この3つが不足していたり流れが滞っていたりすると、からだの中に疲れやだるさがたまりやすくなるのです。
エネルギー不足=「気虚(ききょ)」タイプ
「気」とは、からだを動かすエネルギーのようなもの。
この気が不足している「気虚(ききょ)」の状態になると、すぐに疲れたり、やる気が出なかったりします。
声が小さくなったり、食欲が落ちたりするのもこのタイプの特徴です。
日ごろから「疲れやすい」「風邪をひきやすい」と感じている人は、気が不足しているのかもしれません。
血の巡りが悪い=「瘀血(おけつ)」タイプ
「瘀血」とは、血の巡りが悪くなり、からだのすみずみに栄養や潤いが届きにくく、滞ってしまう状態のことです。
冷え性や肩こり、肌のくすみや目のクマなどが気になる人に多くみられます。
血流が悪くなると、イライラしやすく、せっかちで、物忘れを感じたりしやすくなります。
余分な水分がたまる=「水滞(すいたい)」タイプ
「水滞」は、からだの中に余分な水分がたまっている状態です。
むくみやめまい、頭の重さを感じる人はこのタイプの可能性があります。
水分代謝がうまくいかないと、からだが重だるく感じたり、天気によって不調が出やすくなったりすることも。
とくに湿気の多い梅雨や夏の終わりに体調を崩しやすい人は、水の巡りを整えるケアが必要です。
慢性疲労には「体質を整えるケア」が大切
原因がはっきりしない疲れが続く場合には、その場しのぎではなく、根本からからだを整えるアプローチが大切です。
そのひとつとして、体質改善を目指す漢方薬の活用があります。
漢方薬は体質にアプローチする
漢方薬の特徴は、症状だけを見るのではなく「心とからだ全体のバランス」を考えて用いられる点にあります。
同じ「疲れ」でも、エネルギー不足・血の滞り・水分代謝の乱れなど、原因は人によって異なるからです。
自分の体質や症状に合った漢方薬を取り入れることで、不調を根本から改善し、疲れにくいからだへ導いていきます。
疲れに使われる代表的な漢方薬
疲れに対して、よく使われる漢方薬をご紹介します。
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
からだのエネルギーが不足している「気虚」タイプに向いています。
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
血行が悪く滞っている「瘀血」タイプに向いています。
自分に合った漢方薬を選ぶには
「どれを選べばいいのかわからない」──そんなときは、専門家に相談するのが安心です。
最近では、スマホやパソコンから簡単に薬剤師に相談できるサービスもあります。
「あんしん漢方」では、オンラインで体質チェックを行い、自分に合った漢方薬を選んでもらうことができます。
購入した漢方薬は自宅まで届くので、病院に行く時間がない・疲れてしまって薬局になかなか行けない、という人でも大丈夫です。
慢性疲労対策に、ぜひ「あんしん漢方」で漢方薬を試してみてください。
まとめ
なんとなく続く「疲れやすさ」は、からだからのサインかもしれません。
現代医学では見つかりにくい“体質の乱れ”が背景にあることも多く、無理にがんばり続けると悪化することもあります。
だからこそ、症状を一時的に抑えるのではなく、からだの内側から整えていくケアが大切です。
漢方薬は、そんな体質改善を助けてくれる心強い味方。
疲れと向き合う毎日に、やさしく寄り添ってくれる方法を、ぜひ取り入れてみてください。
<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師|山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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