正月太りが定着する前に|内側から立て直す大人のからだケア

年末年始で増えた体重が、なかなか元に戻らない。

食事量を減らしたり、運動を始めたりしているのに、思うように変化が出ない。

そんな正月太りに悩む40〜50代の男性は少なくありません。

「単に食べ過ぎただけ」「年齢のせいだから仕方ない」と思いがちですが、実はからだの内側では別の変化が起きています。

この記事では、正月太りが戻らない理由と対策を東洋医学の考えを取り入れながら解説していきます。

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年齢と太りやすさの関係とは

正月太りが定着してしまう背景には、年齢とともに起こるからだの変化があります。

まずは、なぜ体重が落ちにくくなるのかを整理していきましょう。

加齢によって低下する基礎代謝

正月太りが戻らない背景には、加齢による基礎代謝の低下があります。

基礎代謝とは、呼吸や体温維持など、生きていくために消費されるエネルギーのことです。

基礎代謝は15~18歳ごろをピークに、年齢とともに少しずつ低下。

40〜50代になると、若いころと同じ食事量・生活習慣を続けていても、消費できるエネルギー量が減るため、余ったエネルギーが脂肪として蓄積されやすくなるのです。

「正月だけ太ったつもりが、そのまま戻らない」という現象は、加齢による代謝の変化が土台にあると考えられます。

ホルモンの影響

40〜50代になると、体重が増えやすくなる背景にはホルモンの変化も関わってきます。

ホルモンは、食欲や脂肪のつき方、エネルギーの使われ方を調整する重要な役割を担っています。

年齢を重ねると、男性ホルモンの分泌量は徐々に低下。

男性ホルモンには筋肉量を保ち、脂肪がつきにくいからだを維持する働きがありますが、その分泌が減ることで、筋肉が落ちやすくなり、基礎代謝も低下しやすくなるのです。

また、ホルモンバランスが乱れると、脂肪をため込みやすく、燃やしにくい状態になりやすいとされています。

とくに内臓脂肪はホルモンの影響を受けやすく、増えるほど代謝が下がってしまう悪循環に陥りがちです。

痩せない理由は腸にもある

正月太りが戻らない原因は、基礎代謝やホルモンの変化だけではありません。

実は、腸の状態も「痩せにくさ」に大きく関わっています。

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腸が弱ると脂肪が燃えにくい

腸は、食べ物を消化・吸収するだけでなく、エネルギーを生み出す重要な場所です。

腸の調子が乱れると、脂肪を燃やすためのエネルギーが十分につくられません

そのため、痩せるために運動をしても脂肪が効率よく使われず「頑張っているのに痩せない」と感じやすくなります。

腸が弱ったままでは、運動の効果も出にくくなってしまいます。

とくに年末年始の食べ過ぎや不規則な食生活は、腸に大きな負担をかけやすく、正月太りが長引く一因となるのです。

おなかの張りや便通の変化もサイン

正月太りが続いている人のなかには、おなかが張りやすい、便秘や下痢をくり返すといった変化を感じている人もいます。

これらは、腸が疲れているサインのひとつです。

体重の変化と同時にこうした不調が出ているなら、腸のケアが必要なタイミングといえるでしょう。

正月太り対策は「腸から整える」

体重を戻すためには、まず内側の環境を整えることが大切です。

腸をいたわることで、代謝が上がりやすい状態を目指せます。

食べ方を少し見直す

極端な食事制限をする必要はありません。

まず意識したいのは、よく噛んで食べることや、消化のいいものを食べて腸を休ませることです。

また、冷たい飲み物や食べ物を摂りすぎると、胃腸に負担がかかりやすくなります。

温かい食事を中心にすることで、消化を助けやすくなります。

漢方薬で内臓の働きをサポート

腸を整える方法のひとつとして、漢方薬を取り入れる選択肢もあります。

漢方薬は、症状だけでなく、心とからだ全体のバランスに目を向けて整えていくのが特徴です。

正月太りが気になる人には、胃腸の働きを回復する、水分の循環をよくして老廃物を排出する、血流をよくして代謝を上げるといった働きをもつ漢方薬が使われることがあります。

正月太り対策に使われる漢方薬

  • 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

疲れやすく汗かきの人に向いています。

水分代謝を整えることで、余分な水分を体外に排出し、水太りやむくみに働きかけます。

  • 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

からだにたまった余分な脂肪や熱に働きかけ、肥満症に用いられます。

漢方薬は体質との相性が大切です。

自分に合ったものを選ぶのが難しいと感じたときは、専門家に相談すると安心です。

オンラインで薬剤師に相談できる「あんしん漢方」のようなサービスを活用すれば、自宅にいながら無理なく続けやすくなります。

まとめ

正月太りが戻らない原因は、単なる食べ過ぎではありません。

加齢による消化力の低下や内臓疲労が重なり、代謝が落ちている状態です。

腸を整えることで、エネルギーが使われやすくなり、痩せやすいからだに近づきます。

食べ方の見直しや漢方薬を取り入れながら、内側から少しずつ立て直していきましょう。

無理な運動や極端な制限に頼らず、まずは腸をいたわること。

それが、大人の正月太り対策の第一歩です。

この記事の監修者

あんしん漢方薬剤師|中田 早苗(なかだ さなえ)

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

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