分け目が目立つ、トップがぺたんこ…髪の老化サインを防ぐ生活習慣と漢方薬

分け目が目立つ、トップがぺたんこ…髪の老化サインを防ぐ生活習慣と漢方薬

「最近、分け目が前より目立つ気がする」「朝セットしても、トップがすぐにぺたんこになる」40代、50代になると、このような髪の変化から年齢を感じる人もいるでしょう。

髪の印象は、毛量だけで決まるわけではありません。

髪が細くなる、ハリやコシがなくなる、抜け毛が増えるなど、いくつかの変化が重なることで「以前より髪が老けた」と感じやすくなります。

今回は、年齢とともにあらわれやすい髪の変化と、毎日の生活でできる対策、漢方薬を使った内側からのケアについてご紹介します。

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「老け髪」とは?年齢とともに増えやすい髪の変化

ここでは、年齢とともに気になりやすい髪の細さやボリューム、抜け毛などの変化を「老け髪」として紹介します。

その特徴を詳しくみていきましょう。

分け目が以前より目立つようになった

分け目が目立つようになる原因のひとつが、髪の密度や太さの変化です。

女性の薄毛では、前髪の生え際が大きく後退するよりも、その少し後ろから頭頂部にかけて薄くなるパターンがみられます。

以前と同じ場所で髪を分けているのに地肌が見えやすくなった場合は、髪の変化が始まっている可能性があります。

トップにボリュームが出にくくなった

トップがぺたんこになるのは、髪の本数の減少だけでなく、1本1本の太さやハリの変化も関係します。

髪が細くなると根元が立ち上がりにくくなり、同じ髪型でも全体がつぶれて見えやすくなります。

ドライヤーで立ち上げてもすぐに戻ってしまう場合は、スタイリングだけでなく髪そのものの状態にも目を向けてみましょう。

髪が細くなりハリやコシが減った

「髪がやわらかくなった」「以前より頼りなく感じる」という変化も、髪の老化サインのひとつです。

髪は毛包の中にある毛母細胞が増えることで伸びていき、成長と脱毛を繰り返しています。

年齢を重ねるなかで髪の成長の仕方が変化すると、以前より細い髪が増え、ハリやコシの低下を感じることがあります。

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抜け毛が増えたと感じる

髪は毎日生え変わるため、ある程度抜けること自体は自然です。

日本皮膚科学会では、個人差や季節差はあるものの、1日に100本程度まで抜けることがあるとしています。

ただし、以前と比べて明らかに抜け毛が増えた、地肌が目立ってきた、一部分だけ抜けているといった場合は、脱毛症やほかの病気が隠れている可能性もあります。

気になる変化が続くときは、皮膚科などの医療機関で相談しましょう。

髪の老化サインがあらわれる原因

髪の変化には、年齢だけでなくさまざまな要因が関係しています。

とくに女性の薄毛は、男性の薄毛とは仕組みが異なり、ホルモンの状態を含めた複数の要因が関係すると考えられています。

また、髪を作るためには、毎日の食事から必要な栄養を摂ることも欠かせません。

40〜50代は仕事や家事、育児、介護などが重なり、睡眠不足やストレスを抱えやすい年代でもあります。

髪だけを何とかしようとするのではなく、「最近きちんと食べられているか」「十分に休めているか」など、からだ全体の状態を振り返ることも大切です。

髪の老化を防ぐ生活習慣

髪の状態が気になり始めたら、シャンプーや育毛剤だけに頼らず、毎日の生活も見直してみましょう。

続けやすいことから取り入れるのがポイントです。

毎日の食事でたんぱく質や鉄・亜鉛を摂る

髪を健やかに保つためには、特定の食品だけに偏らず、必要な栄養をバランスよく摂ることが大切です。

髪の主成分はたんぱく質のため、肉、魚、卵、大豆製品などを毎日の食事に取り入れましょう。

鉄や亜鉛も、髪の健康を保つために必要なミネラルです。

特定のサプリメントだけに頼るのではなく、まずは日々の食事を整えることから始めてみましょう。

軽い運動や入浴で血流を促す

髪を健やかに保つためには、頭皮の血流を保つことも大切です。

毛根の周りには細い血管があり、血液を通して髪の成長に必要な酸素や栄養が届けられています。

そのため、食事から必要な栄養を摂るだけでなく、それを毛根まで届ける血流にも目を向けましょう。

ウォーキングやストレッチなどの軽い運動を習慣にしたり、湯船につかってからだを温めたりすることは、全身の血流を促す方法のひとつです。

無理なく続けられる習慣を取り入れ、髪が育つ土台となるからだの状態を整えていきましょう。

頭皮に負担をかけすぎないヘアケアをする

毎日のヘアケアによる刺激も、できるだけ減らしましょう。

髪を洗うときは爪を立てず、指の腹を使ってやさしく洗います。

髪を強く引っ張るポニーテールやきつい編み込みヘアなど、同じ部分に負担がかかる髪型を長期間続けることも避けたほうがいいでしょう。

シャンプーやブラッシングは「刺激を与えるほど効果的」と考えず、頭皮や髪をいたわるように行いましょう。

抜け毛や老け髪には漢方薬で内側からのケアを

抜け毛や髪のボリューム低下が気になる人は、外側のヘアケアだけでなく、からだ全体の状態にも目を向けてみましょう。

漢方薬は、髪だけを見るのではなく、からだの冷えや疲れやすさ、月経の変化、更年期に伴う不調なども含めて、その人の体質や症状に合わせて選ばれます。

たとえば、冷えや疲れやすさがあり、めまいや肩こりなども気になる人には、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)が用いられることがあります。

当帰芍薬散は、冷え症や虚弱体質、更年期障害などに使われる漢方薬です。

髪の変化とともにからだの不調も感じている場合は、自己判断で選ばず、医師や薬剤師に相談しながら自分に合った漢方薬を取り入れましょう。

自分に合う漢方薬がわからない場合は、オンラインで薬剤師に相談できる「あんしん漢方」を利用する方法もあります。

自宅からスマホで注文でき、漢方薬に詳しい薬剤師にいつでも相談できます。

自分に合う漢方薬がわからない方は、ぜひ気軽に相談してみてください。

まとめ

分け目が目立つ、トップがぺたんこになる、髪が細くなるといった変化は、髪の印象を大きく左右します。

年齢による変化だけと決めつけず、食事や運動、ヘアケアなど、毎日の習慣も振り返ってみましょう。

髪の変化とともに冷えや疲れ、更年期に伴う不調などがある場合は、漢方薬でからだ全体を整える方法もあります。

ただし、抜け毛が急に増えた場合や、一部分だけ髪が抜ける場合、頭皮に赤みやかゆみがある場合などは、自己判断で済ませず皮膚科を受診してください。

毎日の生活とからだの状態の両方に目を向けながら、年齢を重ねても健やかな髪を目指しましょう。

<この記事の監修者>

山形 ゆかり(やまがたゆかり)|あんしん漢方薬剤師

薬剤師・薬膳アドバイザー・フェムケアサポーター。糖尿病病棟での経験から予防医学と食事の重要性を痛感し独立。エビデンスを軸に薬膳・発酵・フェムケアの視点でレシピ監修や執筆、講師活動を通じ「食から整える健康」を提唱。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。

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