日本は、年間1.3億本以上もの傘を消費する世界有数の傘消費国だと言われており、特にビニール傘の普及率は圧倒的で、その便利さの一方で海外からは、使い捨て文化では?と驚きや批判の声も上がっています。
普段何気なく使っているビニール傘ですが、そこには日本独特の文化や歴史が隠されています。
ビニール傘大国、日本のコンビニ文化
日本では、ビニール傘が500円前後で気軽に購入できるため、とりあえず買うという行動が日常化しています。
その結果、日本国内では年間1.3億本以上の傘が流通しているとも言われており、人口を考えると1人1本以上を毎年購入している計算になります。
特に問題視されているのが置き忘れで、駅や飲食店やオフィスなどで放置されるケースも非常に多く、結果として安価な傘ほど使い捨て感覚が強くなっているとも言われています。
海外では、傘は長く使うものという認識が比較的強く、壊れたら修理する文化が残っている国もあり、日本の「なくしたら買えばいい」という感覚は、海外メディアから便利さ優先の大量消費文化として紹介されることもあるようです。
実はビニール傘は日本発祥だった…世界へ広がった意外な歴史
ビニール傘は日本発祥で、1958年日本の企業「ホワイトローズ」が透明ビニール傘を開発、当時としては画期的な商品で、前が見やすい・軽い・濡れにくい、という特徴が高く評価されました。
さらに1964年の東京オリンピックをきっかけに、海外から訪れた人々の目に留まり、アメリカなどへ輸出されるようになり、今では海外でも当たり前の存在となりました。
つまり日本は、ビニール傘を大量消費する国であると同時に、世界へ広めた国でもあるのです。
最近では環境問題への関心が高まり、丈夫な傘を長く使おうという動きや、傘シェアサービス、リサイクル素材を使った商品なども増えてきましたが、それでも「安い・すぐ買える・どこでも売っている」というビニール傘の便利さは圧倒的です。
便利さを取るのか、それとも環境負荷を考えるのか…日本人の傘との付き合い方は、これから少しずつ変わっていくのかもしれません。
まとめ
ビニール傘は、日本人にとって非常に身近で便利な存在ですが、その裏では大量消費や環境負荷といった問題も指摘されています。
しかも、そのビニール傘文化を生み出したのが日本だったという事実は、多くの人にとって意外だったのではないでしょうか。
雨の日に何気なく買っている1本の傘にも、日本独特の価値観や時代背景が詰まっているのかもしれません。
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