家でお酒を飲むとき、家の氷だと白くて味が落ちる気がするからと、わざわざスーパーやコンビニでロックアイスを買ったことがある人も多いのではないでしょうか?
ウイスキーや焼酎、ハイボールなどは、氷ひとつで味の印象が変わるとも言われますが、実は家の氷が白く濁るのは水道水のせいではありません。
白く濁る正体は空気と逃げ場を失った不純物
家庭で氷を作る場合、多くの人は製氷皿に水を入れ、そのまま冷凍庫へ入れます。
この方法では、水は上下左右すべての方向から一斉に凍り始め、水の中には目に見えない空気や、微量のミネラル成分が含まれます。
凍結が進むにつれ、水だけが先に凍り、空気や不純物はまだ凍っていない部分へと押し出されていき、最終的に行き場を失い氷の中心に閉じ込められてしまうのです。
この空気や不純物が光を乱反射させることで、氷は白く濁って見えます。
見た目の問題から「味が悪そう」「お酒に合わない」と感じ、わざわざ透明な市販氷を買ってしまう人が多いのも無理はありません。
しかし、白い氷自体の品質が悪いわけではないのです。
市販の氷が透明な理由と買わずに済む方法
スーパーやコンビニで売られているロックアイスは、「一方向凍結」と呼ばれる方法で作られています。
これは、特定の方向からだけ冷やし、ゆっくり凍結させる製法です。
凍る方向が一定なため、空気や不純物は凍結が進む先とは逆側へと追いやられ、最後に残った濁りの部分は切り落とされます。
実はこの仕組み、家庭でも再現できるのです。
クーラーボックスや発泡スチロール容器などの断熱容器に水を入れ、フタを開けたまま冷凍庫に入れるだけで、上から下へ一方向に凍結が進みます。
完全に凍りきる前に取り出し、白く濁った部分を切り落とせば、市販品に近い透明な氷が作れます。
これなら、お酒のために氷を買うという手間や出費も減らせますし、家飲みの満足度もぐっと上がります。
この仕組みを知れば、これまでお酒用に氷を買っていた人も家庭で代用できる可能性があります。
氷を変えるだけで、いつもの家飲みが少し贅沢になるかもしれませんね。
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