子どもの頃に何気なく観ていた『ドラえもん』、しかし大人になった今、あらためて見返すと心に染みる言葉や家族への想い、そして人生の節目に重なる名シーンの数々に涙が止まらなくなる。
今回は、数あるエピソードの中から 「大人になったからこそ刺さる神回」を3つ厳選して紹介します。
タンポポ空を行く
- 話数│第632話
- 放送日|1995年4月28日
のび太はひみつ道具「ファンタグラス」を使い、タンポポの声を聞くことができるようになります。
小さな命の想いや成長を知ったのび太は、まるで我が子のように大切に育てはじめますが、綿毛が旅立つ時は必ず訪れ、のび太は別れの寂しさを感じつつも見送ることを決意します。
巣立ちの瞬間、のび太は成長を見届ける親の気持ちを理解し、自分自身も前に進む勇気を得ます。
- 「タンポポを見送るのび太の気持ちが、子どもを送り出す親の姿そのままで号泣…。昔はただのほのぼの話だと思っていたのに、自分が母になってから見たら破壊力がすごかったです。」
- 「綿毛は飛んでいかないとタンポポになれないという言葉が大人になった今響きます。成長とは旅立ちであり、別れでもある…そんなメッセージをドラえもんで教えられるとは。」
のび太の結婚前夜
- 話数│TVスペシャル版
- 放送日|1999年11月5日
のび太はタイムマシンで未来の結婚式前夜をこっそり覗きに行きます。
大人になったしずかちゃんが、両親との別れを惜しんで泣き崩れる姿を見たのび太は、その想いの重さを知ります。
しずかパパは「のび太は、人の幸せを願い、人の不幸を悲しめる立派な青年だ」と語り、娘を託す決意を示します。
しずかの涙と、父の深い愛情に触れたのび太は、自分も幸せにしてみせると誓うのでした。
- 「しずかちゃんの花嫁としての涙がリアルで胸に刺さる。結婚が幸せだけじゃなく別れでもあるという描写に震えました。」
- 「しずかパパの名言は大人になってからこそ理解できる。のび太という人間の本質が描かれていて、昔より何倍も泣ける回です。」
おばあちゃんのおもいで
- 話数│TVスペシャル版
- 放送日|2000年8月11日|スペシャル
のび太は亡くなった大好きなおばあちゃんに「大きくなった自分の姿を見せたい」と願い、タイムマシンで幼少期へ向かいます。
おばあちゃんは、未来から来たのび太を不思議がりながらも、変わらない優しさで受け入れます。
のび太は過去の世界で無償の愛を感じ、成長した自分の姿を見せることができます。
しかし、別れの時が来ると、のび太はもう会えない寂しさと向き合うことになります。
- 「おばあちゃんの匂いまで蘇ると言われるほど記憶を刺激してくる回。自分の祖母を思い出して涙が止まらなかった。」
- 「おばあちゃんのずっとそばにいたいという言葉が刺さりまくる。これは親孝行や家族の愛を考え直させられる名作。」
まとめ
『ドラえもん』は子どものアニメと思われがちですが、その多くが大人になってからこそ刺さる深いテーマを抱えています。
忙しい日々の中で忘れかけていた、大切な人への想いや、素直な気持ち、そんな感情をそっと思い出させてくれるのが、ドラえもんの神回なのかもしれません。
ぜひこの3つのエピソード、もう一度見返してみてください。
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