ETC深夜割引ルール改悪、しかも2025年7月導入予定だったのに再び延期、これって結局どうなるの? と不安や混乱の声が広がっています。
割引の時間帯が延びてお得になるどころか、むしろ損をする新ルールに「知らなかった」では済まない、運転するすべての人に関わるこの問題を、今ここでしっかり確認しておきましょう。
深夜割引のルールはどう変わる?
現在のETC深夜割引制度では、午前0時から午前4時の間に少しでも高速道路を走っていれば、全区間の通行料金が3割引になります。
しかも、ETCのゲートを通過したその場で即時に割引が適用され、明細にも割引後の金額が表示されるという、ドライバーにとっては神レベルの制度でした。
しかし、これがまさかの大幅改悪となります。
新制度では時間帯が一見「拡大」され、午後10時~翌朝5時までの計7時間となるのですが、実際に割引対象となるのはその時間内“実際に走った距離のみです。
つまり、0時に少しでも走れば全区間が割引になっていたこれまでの制度とは違い、「距離に応じて割引額が決まる」方式に変わるのです。
たとえば、22時~5時の間に300kmだけ走って、残り200kmを日中に走った場合、割引されるのはその300km分だけとなります。
それ以外は通常料金となり、実質的に負担が増すケースが多くなるのです。
実際、東京~大阪間や名古屋~福岡間など、500~700km程度の中距離を一気に走る運搬業者が最も打撃を受けるのです。
これまでは「夜中にまたいで走れば全区間割引」でしたが、今後は「深夜に走った分しか割引されない」ので、途中で休憩したり時間調整をした人は逆に損をすることに…つまり「割引制度の合理化」の名のもとに、割引率を下げる=実質的な値上げを段階的に進めているともいえます。
即時割引は終了!マイレージ登録しないと損する仕組み
さらに腹立たしいのが、割引方法が「即時値引き」から「後日ポイント還元」方式へと完全移行すること。
これにより、割引額はその場では反映されず、ETCマイレージサービスに登録していないと一切還元されないという罠が待っています。
従来はETC車載器や明細で割引額を即座に確認でき、経費精算や個人負担も分かりやすかったのに、これからは「ポイントとして後日付与 → 次回走行時に還元」という手順を踏まねばならず、非常に煩雑になります。
しかも、そのポイントには有効期限(翌年度末まで)が設定されるため、年に数回しか使わない人は気付かぬうちに失効する恐れもあるでしょう。
いったい誰のための制度改正なのか…という声があがるのも当然です。
2度の延期…着実に近づく改悪の日
この制度改正は当初2024年度末に導入予定でしたが、システム準備の遅れで2025年7月に延期、さらに2025年4月に発生したETCシステム障害(バーが開かない・料金誤表示など)の影響で再度延期され、現在は導入時期未定となっています。
しかし、これは中止ではなく、あくまで延期です。
政府・NEXCO側は導入に向けて着々と準備を進めており、2025年度中~2026年初頭には実施される可能性が極めて高いと見られています。
知らないまま時間が過ぎれば、「気づいたら割引されてない」「ポイントも付いてない」「有効期限が切れてた」なんて事態になりかねません。
今のうちにETCマイレージサービスへの登録は必須です。
SNSの声…
「ETCマイレージサービスなるものを知って、改悪じゃん!ってなりました。登録しないと…」
「ガソリン税も取るのに高速はETC割引がマイレージサービス登録前提で割引じゃなくてポイント還元に改悪w」
「結局、ETC深夜割引改悪って、いつから?目下の関心は、盆休みがセーフかアウトかだけど。」
「7月からETC深夜割引見直しとの事だったが運用開始が困難らしい。普通に改悪だと思うしやらなくていいよ」
「7月からETC深夜割引のルールが改悪!公明党の 天下った 奴らのせいだな」
「高速無償化なんて嘘だったし。深夜割引も改悪されてるし、ガソリンも高どまり。」
「ETCの深夜割引が改悪。高速の料金ってもともと期限付きじゃなかったの?どんどん値段さげるべきだろ。」
「ETCマイレージサービスには元々登録してたけど、ポイントに有効期限があるのがマジで糞!ポイント失効狙いの改悪でしょ要するに」
「ETCの改悪ほんとクソすぎる!国は有益なこと殆どやらんくせに余計なことばっかりしやがんな」
「ETCマイレージ登録しないと恩恵受けれないとか本当に面倒だし会社の経理の人とか本当に大変になりそう。」
まとめ
ETC深夜割引の制度改正は、一見便利に見えて実際はドライバーにとって大きな負担増となる内容です。
とくに全区間割引から距離割引への変更や、即時割引の廃止は、多くの人が知らないまま損をする可能性があります。
加えて、マイレージ登録が必須になるため、未登録者は事実上割引が受けられなくなります。
制度の複雑化によって、情報格差が生まれやすくなっている今、早めの準備と正しい理解が不可欠です。
知らないうちに損をしないためにも、今こそこの改正を「自分ごと」として捉える必要があります。
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