結婚情報誌と言えば、真っ先に名前が挙がるのがゼクシィですよね。
分厚い誌面に豪華な付録が付いているにもかかわらず、価格はわずか300円、雑誌の値上げが続く時代に、なぜこんなに安いの?と疑問に思った人も多いのではないでしょうか。
その理由を探ると、単なる結婚情報誌ではない驚きのビジネスモデルが見えてきます。
ゼクシィが300円で成り立つ理由とは
ゼクシィの価格が300円に抑えられている最大の理由は広告収入です。
誌面には結婚式場をはじめ、ウェディングドレス、結婚指輪、保険、新居関連サービスなど、結婚を控えたカップルに向けた広告が数多く掲載されています。
つまりゼクシィは雑誌そのものを売って利益を出すというよりも、多くの読者を集めることで広告価値を高めているのです。
また、300円という価格設定には別の狙いもあり、購入のハードルを極限まで下げることで読者数を増やし、その結果として各企業の広告価値を高める、この循環こそがゼクシィの強さなのです。
ゼクシィは、誌面を通じて読者を相談カウンターや式場見学予約サービス、保険相談、新居探しなどリクルートが展開するさまざまなサービスへ誘導する役割も担っており、いわば雑誌そのものが巨大な入口になっているため、安く販売してでも多くの人に手に取ってもらう価値があるのです。
雑誌不況でも売れ続ける理由は
スマートフォンで情報を検索できる時代になり、多くの雑誌が休刊や廃刊に追い込まれています。
そんな中でも、ゼクシィは根強い人気を維持しており、その理由の一つが、結婚を考え始めたカップルが新たな読者として毎年生まれ、常に新規読者が流入してくることにあります。
また、ゼクシィは単なる情報誌ではなく、結婚準備の思い出でもあります。
二人でページをめくりながら理想の式場やドレスを探したり、将来の暮らしについて話し合ったりする時間そのものが価値になっているのです。
近年は結婚式の価値観も多様化、現在は少人数婚や家族婚、フォトウェディングなど選択肢が広がる中、ゼクシィは時代の変化に合わせ、結婚式だけでなく婚姻届の提出方法や新生活準備、家計管理まで幅広い情報を掲載しています。
最近ではアプリとの連携も強化されており、紙媒体では難しいパーソナルな情報提供も行っています。
紙とデジタルを組み合わせながら、結婚準備をサポートする総合サービスへ進化していることも支持される理由の一つと言えるでしょう。
雑誌不況や結婚件数の減少という逆風の中でも、ゼクシィが支持されるのは、単なる情報誌ではなく結婚準備そのものを楽しくする存在だからなのかもしれませんね。
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