最終回を目前に控え、ますます盛り上がりを見せるTBS日曜劇場『VIVANT』シーズン2、壮大なストーリーや予測不能な展開が話題ですが、実は撮影の裏側にも驚くべき秘密が隠されています。
今回は、最終回を見る前に知っておきたい、VIVANTの撮影秘話を2つ紹介します。
特殊カメラなしで実現した驚きの撮影方法
VIVANTシーズン2の堺雅人さんは、乃木憂助、別人格のF、さらに劉銘軒(りゅうみんしゅえん)という複数の役を演じています。
注目したいのが、同じ堺さんが演じる人物同士が向き合うシーンです。
通常、こうした映像はカメラを固定し、それぞれの役を別々に撮影して合成しますが、シーズン2では、2人が歩きながら会話し、カメラも動くという難易度の高い撮影に挑戦しました。
本来であれば、同じカメラの動きを正確に再現できる特殊な機材が必要になりますが、海外ロケ地のアゼルバイジャンには機材を持ち込めなかったといいます。
そこで制作陣が選んだのは、なんと人力による撮影、堺さんと代役を務めた榎本響さんとカメラマンが何度も練習し、歩く速度や立ち位置、カメラの動きを体に覚え込ませたのです。
堺さんが役を入れ替えて撮影する際も全員が同じ動きを再現、こうした地道な努力によって、まるで本当に2人が並んで歩いているかのような自然な合成映像が実現しました。
堺さん自身も撮影の大変さに触れ、あえて難しい演出に挑むスタッフを称賛していたそうです。
膨大なセリフを覚えながら、複数の人物を演じ分ける堺さんの演技力とスタッフの執念が伝わるエピソードです。
ドラムへの銃撃はなぜ6発?視聴者が考察した意外な真相
第22話で劉銘軒(りゅうみんしゅえん)が、ドラムに6発の銃弾を撃ち込むシーン、視聴者の間では、劉銘軒がドラムの頭を撃たなかったことについて、わざと急所を外したのでは?実は味方なのでは?といった考察が広がりました。
しかし、6発という数には意外な撮影上の理由があったといいます。
撮影では、銃弾を受けたように見せる弾着という仕掛けをドラムの腹部に装着し、血のりが飛び散るリアルな演出を実現しました。
ただし、弾着には衝撃が伴い、近づきすぎると撃つ側の俳優にも危険が及ぶ可能性があるため、安全な撮影距離などを考慮すると、6発が限界だったそうです。
一方、劇中の拳銃は8発撃てる設定で、6発で突然撃つのをやめると不自然になるため、劉銘軒が頭を狙おうと構え直した瞬間にドラムが反撃する演出が加えられたといいます。
視聴者が意味深な伏線だと考えていた場面にも、俳優の安全を守るための工夫が隠されていたのです。
まとめ
こうした裏話を知ると、何気なく見ていたシーンも違った角度から楽しめるのではないでしょうか。
果たして最終回では、どのような驚きの展開と映像が待っているのでしょう…物語の結末はもちろん、俳優たちの演技や撮影技術にも注目です。
あわせて読みたい|マタイク(mataiku)