「気圧が下がると頭が痛くなる」「雨の日になると、ズキズキと頭が重くなる」そんなつらい頭痛に悩まされていませんか?
最近では、天気や気圧の変化で体調をくずす「気象病」「天気痛」といった言葉も広まりつつあります。
けれど、痛み止めを飲んでも根本的にはよくならず、繰り返す頭痛に不安を抱える人も多いのではないでしょうか。
この記事では、気象の変化と頭痛の関係や、体質に合わせた漢方ケアについて、わかりやすくご紹介します。
頭痛と天気の関係
気圧や気温の変化があると、頭が痛くなるといった経験がある人は少なくありません。
その背景には、自律神経の乱れや体質の影響があると考えられています。
気圧の変化で自律神経が乱れる
気圧が下がると、体内の血管が拡張しやすくなります。
すると、脳の血管も広がり、神経を刺激してズキズキとした痛みを引き起こすことがあるのです。
こうした反応には、自律神経のバランスも関係しており、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかないと、頭痛やめまい、吐き気などの不調が起こりやすくなります。
寒暖差がストレスとなって自律神経をゆさぶる
朝晩の冷え込みと日中の暖かさなどの、気温差が大きい日も注意が必要です。
急な寒暖差は自律神経に大きな負担をかけ、体温調節がうまくできなくなったり、血流が悪くなったりします。
その結果、肩や首まわりがこりやすくなり、頭痛につながることもあるのです。
痛み止めだけに頼っていませんか?
つらい頭痛が続くと、つい痛み止めに頼りたくなりますよね。
しかし、薬を飲むだけの対処では、なかなか根本からの改善にはつながりません。
痛み止めは「今ある痛み」を抑えるもの
市販の頭痛薬は、拡張した血管を収縮させたり、炎症を抑えたりする働きがあります。
一時的に痛みがやわらぐことはありますが、頭痛を起こす「体質」そのものにはアプローチできません。
そのため、また次の気圧変化で痛みがぶり返してしまうこともあるのです。
自分の体質を知ることが根本改善の第一歩
気象による頭痛を繰り返している人は、根本的な体質改善を意識することが大切です。
東洋医学では、からだ全体のバランスを見て「気・血・水(き・けつ・すい)」の乱れを整えていく考え方があります。
自分のタイプを知ることで、頭痛が起こりにくいからだづくりがはじめられるのです。
体質別|頭痛におすすめの漢方薬
ここからは、東洋医学で考えられている「頭痛を起こしやすい体質」を3つご紹介します。
それぞれに合った漢方薬と対策を知っておくことで、日々のケアにも役立ちます。
水滞タイプ|頭が重く、むくみやめまいも
雨の日や湿気の多い日に頭痛が出やすい方は、からだに余分な水分がたまりやすい「水滞(すいたい)」タイプかもしれません。
このタイプは、むくみ・頭の重だるさ・めまい・吐き気などを感じやすいのが特徴です。
おすすめ漢方薬:五苓散(ごれいさん)
からだの中の水分バランスを整え、余分な水をスムーズに排出する働きがあります。
頭痛だけでなく、乗り物酔いやむくみにも使われます。
気滞タイプ|ストレスを感じると頭痛が出る
イライラしたときや、仕事や家庭でストレスが続いたときに頭痛が起こりやすい方は、「気滞(きたい)」タイプの可能性があります。
このタイプは、気の巡りが滞りやすく、こめかみがズキズキ痛んだり、月経前に頭痛が出たりすることもあります。
おすすめ漢方薬:呉茱萸湯(ごしゅゆとう)
胃腸を温め、頭痛や頭痛に伴う吐き気を改善する漢方薬です。
冷えると悪化する頭痛や片頭痛などに用いられます。
血虚タイプ|冷え性で貧血気味
冷えやすく、立ちくらみやめまいを感じやすい方は「血虚(けっきょ)」タイプかもしれません。
このタイプは血の量が不足しているため、脳にしっかり栄養が届かず、ふわふわした頭痛が起きやすくなります。
おすすめ漢方薬:帰脾湯(きひとう)
胃腸のはたらきをよくして「気」(エネルギー)や「血」(栄養)を補い、精神を安定させて、不眠や不安などを改善する漢方薬です。
顔色が悪く、虚弱体質の人に適しています。
自分に合った漢方薬はプロに相談するのが安心
「どれにも当てはまる気がする」
「選び方がわからない」
そんなときは、漢方薬に詳しい薬剤師に相談するのがおすすめです。
オンライン漢方サービスの「あんしん漢方」では、スマホで体質チェックをするだけで、プロがぴったりの漢方薬を提案してくれます。
通院の必要がなく、自宅に届く手軽さと続けやすさで、忙しい人にも好評です。
まとめ
天気の変化や寒暖差で頭痛が起こるのは、体質のゆらぎや自律神経の乱れが関係していることが多くあります。
その場しのぎで痛み止めを飲み続けるよりも、からだの内側から整えていくことが根本改善への第一歩です。
漢方薬は、一人ひとりの体質に合わせて、「気・血・水」のバランスを整えるサポートをしてくれます。
「最近、頭痛が続くな」と思ったら、自分の体質を見直すきっかけにしてみてくださいね。
他の病気が隠れていることもあるので、まずは脳外科や頭痛外来などで詳しい検査をして治す病気がないことを確認するのも大切です。
<この記事の監修者>

医師|木村 眞樹子(きむらまきこ)
都内大学病院、KDDIビルクリニックで循環器内科および内科に在勤。総合内科専門医・循環器内科専門医・日本睡眠学会専門医。産業医として企業の健康経営にも携わる。
自身の妊娠・出産、産業医の経験を経て、予防医学・未病の重要さと東洋医学に着目し、臨床の場でも西洋薬のメリットを生かしながら漢方の処方を行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行う。
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