公共交通機関の遅延で美容クリニックの予約に遅れた患者に、「45分遅刻で30万円」という高額な遅刻料が請求された、そんな衝撃的な内容のLINEがSNSで拡散され大きな波紋を呼びました。
不可抗力とも言える電車遅延と、高額医療サービスにおけるキャンセル規定、その是非を巡りクリニック側の説明も含めた一連の経緯が注目されています。
電車の遅延で30万円請求?
遅刻で30万の罰金ってすごいクリニック…。
消費者契約法10条違反(著しく不利益な条項)に該当するんじゃないのかな…?私ならすぐに消費生活センターか弁護士に電話しちゃうな🥺 pic.twitter.com/NzxOys2X1s
— 𝓌𝒶𝓃꒰ ՞•ﻌ•՞ ꒱ᴴᴱᴸᴸᴼ¨̮ (@wan_hello_) December 9, 2025
騒動の発端は、ある利用者がX(旧Twitter)に投稿した体験談でした。
施術当日、利用していた電車が運転見合わせとなり、すぐに連絡を入れたものの、到着は予約時間から45分遅れました。
すると、さくらビューティークリニックから届いたLINEには、「15分ごとに10万円、合計30万円の遅刻料が発生する」と記されていたといいます。
利用者は、不可抗力なのに30万円は納得できない、業界では普通なのか?と疑問を呈し、この投稿が急速に拡散しました。
当初クリニック側は、規約に基づく正しい請求と説明したと受け取られ批判が拡大、その後、富田さくら院長はSNSで謝罪を発表し、「実際のキャンセル規定とは異なる内容を誤って送信してしまった」と釈明しました。
現在各種SNSで拡散されている内容に関しまして、事実と異なる点もあり、患者様にご心配をおかけし、誠に申し訳ございません。
拡散されているLINEの文面につきましては、当院から当該患者様に、実際のキャンセル規定とは異なる内容を誤って送信してしまったものになります。…— 富田さくら🌸女医の豊胸/脂肪吸引【さくらバストクリニック 新宿】 (@tomitasakura_dr) December 9, 2025
実際には電車遅延の事情を考慮し、キャンセル料は請求しておらず、手術が行えなかったため費用は翌日に全額返金したとしています。
また、交通事情や体調不良など、やむを得ない当日キャンセルには普段から柔軟に対応しているとも説明しました。
一方で、具体的すぎる金額や計算方法が示されていたことから、「誤送信では説明が足りない」との声も根強く、今回の件は美容医療業界における、キャンセル規定の透明性と説明責任の重要性を改めて浮き彫りにしたと言えそうです。
SNSの反応は
「なんで言い訳するんだろうねこういう人たちって」
「誤送信のレベルか?コレって」
「ブラックジャックよりも悪質やねーか」
「手違いでキャンセル料払わされた人いっぱいいそうw」
「時すでに遅し」
「遅刻はよくないけど、遅延証明を出すのが当たり前に言う病院もどうかしてる。更に金までとって…」
「やってること893かよw」
「間違って送ったという言い訳が性根の悪さを物語ってる」
「こんなことする店はあと1年で潰れるよ」
「経歴見たら安定の非専門医で草」
「ドタキャンでもないのに、これは同情するわ」
「闇医者か?」
など、批判の声が多くありました。
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