人手不足対策として飲食店や小売店で急速に普及したセルフレジ、しかし便利な仕組みを悪用した「食い逃げ」被害が回転すしチェーンで相次ぎ問題になっています。
効率化を支えるシステムが犯罪の隙を生むという皮肉な構図、日本社会が前提としてきた「性善説」と防犯コストのジレンマがあると指摘されています。
セルフレジ、人手不足対策が生んだ犯罪の隙
問題となっているのは、セルフ注文とセルフ会計を組み合わせた回転すしチェーン、客は席のタッチパネルで注文し、食事後にセルフレジで精算する方式ですが、この流れを悪用した食い逃げ事件が発生、神戸市内の店舗では、30代とみられる男が来店し、寿司やアルコールを飲み食いした後、会計をせずにそのまま退店、約8000円分の飲食代を支払わずに立ち去ったといいます。
さらにこの男は約1週間後にも同様の手口で来店し、約6000円分を食い逃げしていたことが判明、店内は100席近い規模ですが、セルフシステムのため店員の人数は少なく、客が会計を済ませたかどうかを確認しにくい状況だったとみられています。
セルフレジは人手不足の中で効率化を進める重要な仕組みですが、人の目が減ることで犯罪の機会が生まれるという問題も抱えています。
法的にも、最初から支払う意思がなかった場合は詐欺罪に問われる可能性がありますが、食べた後に会計をせず立ち去った場合は立件が難しくなるケースもあるとされています。
現在はカメラによる不正検知や重量センサーを使ったシステムなど、防犯技術の開発も進んでいますが、導入には高いコストがかかる上、その費用が最終的にメニュー価格に反映されれば、真面目に支払う客の負担にもつながりかねません。
セルフレジという仕組み自体は便利なものですが、それを支える社会的モラルや防犯対策が追いついていないことが、今回の問題の本質といえるでしょう。
SNSの声は…
「セルフレジは便利だけど、人の目が減るとこういう問題が起きるのは当然だと思う。結局はモラルの問題なんだろうね」
「人件費削減でセルフ化するのは分かるけど、最低限レジ付近に店員は必要じゃないかな」
「真面目に払ってる人が損する仕組みになってしまうのは嫌だな」
「こういう人がいるから監視カメラや防犯システムがどんどん増えていくんだよね」
「日本は性善説で回ってきた社会だけど、さすがにもう限界なのかもしれない」
「食い逃げする人が一番悪いけど、システムとして隙があるのも事実だと思う」
「セルフレジの店って会計してなくてもそのまま出られる所多いよね。正直ちょっと怖い」
「こういう犯罪が増えると、結局メニュー値上げで客に返ってくるんだろうな」
「海外みたいに出口ゲートとか作った方がいい時代なのかもしれない」
「便利さは信頼で成り立ってるんだなと改めて思った」
「一部の人のせいで便利な仕組みがどんどん使いにくくなるのが悲しい」
「普通に払えばいいだけなのに、なんでこんなことする人がいるのか理解できない」
など、多くの反響の声が寄せられています。
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