かつてテレビ番組の人気企画だった「開かずの金庫」、時には100年以上開かなかった金庫がついに開く瞬間に、思わず見入ってしまった人も多かったのではないでしょうか。
しかし近年は以前ほど放送されなくなり、やらせでは?なぜ中身はいつも空っぽなの?といった声も増えています。
開かずの金庫は本当にやらせなのか?
開かずの金庫の企画は、「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」をはじめ、多くの番組で人気を集めてきました。
長年開かなかった金庫をプロの鍵師が開錠し、中から何が出てくるのかを見守るシンプルな企画ですが、以前からやらせではないか?という声もあります。
疑惑が広まるきっかけとなったのは、別番組で、何十年も開いていないと紹介された金庫から、2004年以降に発行されたホログラム付きの一万円札が見つかったことで、その後、この金庫は平成に一度だけ関係者が開けていたことが判明、番組内で十分に説明されなかったため、演出ではないかと話題になりました。
一方で、実際に番組で開錠を担当してきた鍵師は、自身のYouTubeで疑惑を否定しており、依頼者が立ち会っているため、一度開けて閉め直すような演出は現実的ではなく、やらせを行えば鍵師としての信用を失うリスクが大きすぎると説明しています。
現時点では、開錠作業自体がやらせだったと断定できる証拠はなく、番組演出によって期待感を高めている部分があるという見方が妥当でしょう。
空っぽの金庫が多い理由と企画が減った背景とは
放送では、60年間開かなかった金庫から輪ゴム2本だけが出てきた回や、炭鉱王の巨大金庫が空だった回などが有名です。
そのため、開けても何も入っていない、という印象を持つ人も少なくありません。
しかし実際には、海外の古銭約600枚や金製の懐中時計、古い土地資料などが見つかったケースや、最近では昭和20年代の旧紙幣など約800万円相当と査定された回もあり、本物のお宝が発見された例も存在します。
空っぽの金庫が多い理由として考えられるのは、過去に持ち主や家族が必要なものだけを取り出し、その後ダイヤル番号や鍵だけが分からなくなってしまったケースです。
相続を繰り返すうちに、中身は空だが開けられない金庫として残ることは珍しくありません。
また、近年この企画が減った背景には、現金や重要書類を金庫に保管する家庭が減り、開かずの金庫自体が少なくなっているのです。
さらに、YouTubeショートやTikTokの普及で短時間で結論が分かる動画が好まれるようになり、開錠までの過程をじっくり楽しむ企画は以前ほど支持されにくくなりました。
近年は、企画の数こそ減りましたが、単なるお宝探しではなく、日本の歴史や文化を伝える企画として、今も多くの人を楽しませ続けています。
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