「夜中に何度も目が覚めて、トイレに行く……」そんな悩みを抱えていませんか?
40代を過ぎる頃から「トイレが近くなった」と感じる人は多く、とくに冬場は頻尿が気になりやすい季節です。
しかし「寒いから仕方ない」「年齢のせいかな」とあきらめてしまっている人も多いのではないでしょうか。
実は、冬の頻尿には“冷え”や“加齢によるからだの変化”など、からだからのサインが隠れていることがあります。
この記事では、夜間の頻尿に悩む人に向けて、東洋医学の視点から考える対策をわかりやすくご紹介します。
加齢と寒さで頻尿になりやすい理由
「冬になるとトイレが近い」と感じるのは、年齢的な変化と寒さの影響が重なっているからかもしれません。
加齢による「腎の弱り」が尿トラブルに関係
東洋医学では、「腎(じん)」という臓が、泌尿器の働きや老化と深く関わっているとされています。
ここでいう「腎」は、西洋医学の腎臓とは少し違い、からだの水分バランスや排尿、さらに生命力や加齢にまつわる働き全般を担う“エネルギーの源”のような存在です。
年齢を重ねるにつれて、この腎の力がゆるやかに低下していくと、膀胱をコントロールする力も弱まり、頻尿や夜中の尿意につながりやすくなると考えられています。
また、腎の衰えは、単なる排尿の問題だけにとどまりません。
足腰のだるさ、疲れやすさ、むくみなども、腎の弱りからくるサインととらえられています。
寒さで膀胱が敏感になりやすい
冬の冷えも、頻尿の大きな原因です。
とくに下半身が冷えると、膀胱まわりの血流が悪くなり、神経が過敏になってしまいます。
その結果、まだそれほど尿がたまっていなくても「尿意」を感じやすくなり、何度もトイレに行くことに。
また、からだが冷えると末梢の血管が縮んで腎臓への血流が増え、尿の量が増えてしまうこともあります。
外の寒さだけでなく、室内の足元の冷えや、寝ている間の体温低下にも注意が必要です。
頻尿は「体質を整えるケア」がカギ
頻尿は「年のせい」「寒さのせい」で終わらせず、漢方薬などを用いて根本からケアしていくことが大切です。
「冷え・腎の弱り・気の不足」に着目
夜間頻尿には以下のような働きのある生薬を含む漢方薬を選びます。
- からだの水分代謝を整える
- 膀胱の機能を正常化する
- ホルモンバランスの乱れを整える
- 自律神経の乱れを整え、排尿のコントロールを改善する
症状や体質に応じて、使われる漢方薬はさまざまです。
夜間頻尿によく使われる代表的な漢方薬
以下は夜間頻尿に使われる代表的な処方です。
- 八味地黄丸(はちみじおうがん)
腎を補う作用があり、頻尿・夜間尿・足腰の冷えなど、加齢によるトラブルに幅広く使われます。
- 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
八味地黄丸に利尿や血流改善作用を加えた処方。
下肢のむくみ、冷え、しびれをともなう頻尿に用いられます。
薬剤師に相談できる「あんしん漢方」という選択肢
「どの漢方が合うのかわからない」という人には、オンライン相談サービス「あんしん漢方」がおすすめです。
漢方薬に詳しい薬剤師が、AIを活用しながらあなたの体質や生活習慣に合わせて最適な漢方薬を提案。
スマホやパソコンから気軽に相談でき、漢方薬を自宅まで届けてくれるから、寒い季節でも安心して始められます。
また、途中で見直しや相談もできるため、継続して使いやすいのも魅力です。
まずはお試しだけでも、気軽に利用してみてはいかがでしょうか。
日常生活でできる頻尿ケア
漢方薬とあわせて、日々の習慣も見直すことで、さらに効果的な対策ができます。
からだを温める
冷えは頻尿の大敵です。
とくに下腹部や足元は意識的に温めるようにしましょう。
腹巻、湯たんぽ、レッグウォーマーなどを活用すると、夜間の尿意も落ち着きやすくなります。
また、入浴でしっかりからだを温めることも大切です。
シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯にゆっくり浸かりましょう。
利尿作用のある飲み物を見直す
コーヒーや緑茶、アルコールには利尿作用があります。
とくに夕方以降は控えめにし、白湯やカフェインレスの飲み物に切り替えるのがおすすめです。
水分を摂る場合は寝る2時間以上前にしたり、からだが冷えすぎないよう、温かい飲み物にしたりするといいでしょう。
まとめ
夜中に何度もトイレで起きてしまうのは、加齢や寒さによってからだのバランスが乱れているサインかもしれません。
「年のせい」とあきらめる前に、腎のケアやからだの温め、気の巡りといった観点から、からだ全体を整えてみましょう。
東洋医学は、冷えや腎の弱りなど、頻尿の原因に合わせて体質を根本から改善していく方法です。
「あんしん漢方」のようなサービスを活用すれば、自分に合った漢方薬を見つけやすく、冬でも無理なくケアを始められます。
この冬は、“からだの内側からのケア”で、夜間の頻尿をラクにしていきませんか?
<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師|山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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