華やかな世界で多くの人を魅了し、これからも活躍を続けると思われていた矢先、その人生が予想もしない事故によって突然終わってしまったケースがあります。
もしあの日、ほんの少し状況が違っていたら、その後も数々の作品を残していたのかもしれません…今回は衝撃的な事故によって亡くなった昭和の女性芸能人4人を紹介します。
太地喜和子
- 出身地|東京都
- 誕生日|1943年12月2日
- 主な作品|藪の中の黒猫・男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け・白い巨塔
昭和を代表する個性派女優の一人として、映画やテレビドラマ、舞台で存在感を放った太地喜和子さんは、高校時代に東映ニューフェイスとなり、1961年に志村妙子の芸名で映画デビュー、その後は俳優座養成所を経て文学座に入り、1968年の映画『藪の中の黒猫』などで注目を集めました。
そんな太地さんの人生は、1992年10月13日、48歳で突然終わりを迎えます。
舞台『唐人お吉』の公演で静岡県伊東市を訪れていた太地さんは、深夜に後輩俳優らと海へ出かけましたが、乗っていた車が方向転換しようとした際に桟橋から海へ転落、同乗者は脱出しましたが、太地さんは車内から逃げることができず、水死しました。
- 「もっと年齢を重ねた太地喜和子さんの演技も見てみたかった」
- 「あれだけ存在感のある女優さんが、こんな突然の事故で亡くなったことが今でも信じられない」
志賀真理子
- 出身地|神奈川県
- 誕生日|1969年12月24日
- 主な作品|どんなモンダイQてれび・魔法のアイドルパステルユーミ
1980年代にアイドル歌手や声優として活躍した志賀真理子さんは、NHK『どんなモンダイQてれび』への出演などを経て、歌手として活動を開始しました。
1986年にはアニメ『魔法のアイドル パステルユーミ』で主人公・花園ユーミの声を担当、さらに主題歌『フリージアの少年』も歌い、アイドルと声優の両方で活躍、しかし1989年に芸能活動から距離を置き、語学や音楽を学ぶためアメリカへ留学します。
同年11月23日、友人らとアリゾナ州を旅行していた際、悲劇が起こりました。
乗っていた車の前に動物が飛び出し、それを避けようとした車が横転、志賀さんは車外へ投げ出され、19歳という若さで亡くなりました。
- 「『パステルユーミ』を見るたび、19歳で亡くなったことを思い出してしまう」
- 「もし事故がなければ、歌手や声優としてどんな大人になっていたのだろう」
香月弘美
- 出身地|神奈川県
- 誕生日|1936年8月21日
宝塚歌劇団41期生として活躍した香月弘美(本名:小笠原弘恵)さんは、宝塚音楽学校を経て1954年に宝塚歌劇団へ入団しました。
月組に所属し、娘役として舞台に立っていた香月さんですが、入団からわずか4年後、宝塚の歴史に残る痛ましい事故に巻き込まれます。
1958年4月1日、宝塚大劇場で上演されていた公演中のこと、舞台上から奈落へ降りるセリと呼ばれる昇降装置を使用していた際、香月さんが着用していた衣装の一部が装置に巻き込まれてしまったのです。
香月さんは21歳、これから宝塚の舞台で経験を積み、さらに大きな役を演じていく可能性があった年齢でした。
- 「21歳という若さで、しかも公演中に亡くなったことがあまりにもつらい」
- 「今の宝塚しか知らなかったので、過去にこのような事故があったことを知って驚いた」
向田邦子
- 出身地|東京都
- 誕生日|1929年11月28日
- 主な作品|源氏物語・阿修羅のごとく・あ・うん・風立ちぬ
昭和のテレビドラマを語るうえで欠かせない脚本家・小説家の向田邦子さんは、『時間ですよ』『寺内貫太郎一家』『阿修羅のごとく』など数々の作品に携わり、何気ない家族の日常や人間関係の機微を描く作品で高く評価されました。
1980年には短編小説で直木賞を受賞するなど、テレビだけでなく文学の世界でも才能を発揮しています。
ところが、その翌年の1981年8月22日、向田さんの人生は突然終わります。
台湾を訪れていた向田さんは、台北から高雄方面へ向かう遠東航空103便に搭、しかし離陸後、機体は空中で事故を起こし山中へ墜落、乗員・乗客全員が死亡し、向田さんも51歳で帰らぬ人となりました。
亡くなってから長い年月が経過した現在も作品はドラマ化され、新しい世代にも読み継がれています。
- 「向田邦子さんが生きていたら、その後の昭和や平成をどんな物語として描いたのだろう」
- 「亡くなって何十年経っても作品が古びないことに、改めて才能の大きさを感じる」
まとめ
もし事故が起きていなければ、どのような作品や表現を私たちに残してくれていたのでしょうか。
事故から数十年が経過しても作品や記録が残り、その名前が語り継がれていることは、4人が昭和の芸能・文化に残した足跡の大きさを物語っています。
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