「産後クライシス」という言葉をご存知ですか?この「産後クライシス」という現象が、近年、産後間もない夫婦の間で大きな問題に発展する場合が多くあるようです。ここでは、産後クライシスの原因や対処法をまとめてみましたので、是非ご夫婦で参考にしてみて下さい。
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産後クライシスとは
愛する人と結婚して、かわいい我が子も産まれたばかりの幸せの絶頂であるはずの時に、産後クライシスは起こります。私たち夫婦は大丈夫!と思っていても出産後、産後クライシスに悩まされる人は多いようです。離婚した時の子どもの年齢が0歳から2歳が最も多いというのが、産後クライシスの深刻さを物語っています。
「産後クライシス」とは、NHKの情報番組が作った造語で、クライシス(crysis)は、危機・局面・崩壊を意味します。産後クライシスの定義は「産後2年以内に夫婦間の愛情が著しく冷めてしまう現象」をいいます。 厚生労働省が5年に一度行っている「母子家庭になった時期」の調査結果によると、離婚したときの子どもの年齢は0歳から2歳(死別・未婚の母除く)が最も多いという結果がでています。産後早い段階で離婚に至るケースが増えており、産後クライシスは離婚に発展しやすい傾向にあります。
産後クライシスの原因は?
産後クライシスは、様々な要因が重なって起きると考えられています。その中でも、産後の体調不良が大きな要因の一つとして挙げられます。産後は、慣れない育児に心身共に疲弊してしまうものです。 また、産後の女性は、ホルモンバランスの乱れによって、自分でコントロールできないくらいイライラしてしまうことがあります。涙もろくなったりパパにあたってしまったり産後欝のような状態になってしまうこともあります。 このような中で、パパが育児や家事を手伝ってくれなかったり、ママの状況を理解してくれなかったりすると、私はこんなに疲れている中育児を頑張っているのに、パパはどうして何もやってくれないの?……という思いがパパに対する嫌悪感につながってしまいます。 急激に、パパに対する愛情が冷めてきてしまうのです。一方パパの方も、俺だって毎日仕事頑張っているのに……と、いつもイライラしているママに対して嫌な気持ちになり、夫婦関係はますます悪化していきます。お互いに疲れやストレスが溜まってくると相手を思いやることができなくなり、すれ違ってしまうのです。
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産後クライシスに陥らないようにする為には、とにかく夫婦で協力し合って育児と家事をしていくということが大切です。男性は、父親になった実感を得られるまでに時間が掛かると言われていますが、パパとしての自覚を持ち、育児にも自分から関わっていくようにしましょう。 産後クライシスという現象があるということを理解しておくだけでも、産後クライシス回避につながるはずです。でも、パパもママも無理は禁物です。時には、実家の家族や友人の力を借りることも大切です。どうしても心身共に辛いママは、医療機関での診察や役所での相談も検討してみましょう。 お互いに理解し合うことと、思いやりと感謝の気持ちを持つことを忘れずに、2人で育児を楽しみながら素敵な家庭を作っていきましょう!
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