女性がなりやすい腎盂炎って?症状は?原因は?膀胱炎とはどう違うの?【体験談】

女性がなりやすい腎盂炎って?症状は?原因は?膀胱炎とはどう違うの?【体験談】

【ゆゆまま体験記あり】皆さんは、腎盂炎という病気を聞いたことがありますか?

膀胱炎になったことがある人は、なりやすい体質かもしれません。

腎盂炎は赤ちゃんからお年寄りまで性別関係なく発症する病気ですが、女性がかかりやすいとも言われています。

その理由を見ていきましょう。

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女性がなりやすい腎盂炎(じんうえん)って何?症状や膀胱炎との違いは?

腎盂炎や膀胱炎は“尿路感染症”とされる一連の疾患であり、炎症部位の違いによって病名が分けられています。頻尿や排尿痛、残尿感といった症状もよく似ています。従って、腎盂炎と間違われることもしばしば。逆に、膀胱炎だと思っていたら腎盂炎だった・・・ということも多いようです。しかし、腎盂炎では午後~夜にかけて39度近い高熱が出るものの、膀胱炎ではそのような症状が見られません。
「尿路の感染症」であることが、腎盂炎と膀胱炎の共通点であるようです。
それでは実際に、筆者が腎盂炎にかかった時の症状をまとめます。
  • 悪寒がすごく、9月にして毛布2枚かけても寒すぎて仕方がなかった。
  • 夕方から体の節々が痛くなり、夜には38.9℃の高熱が出た。※平熱35.6℃
  • トイレがやや近かった。※膀胱炎よりは軽い。
  • 腰に痛みがあった。※私の場合は我慢できる程度。
  • 喉の痛みなど風邪の症状は、なし。
  • 下痢など胃腸炎の症状は、なし。
  • 生理中。
上記のような状態でした。
季節の変わり目で風邪でもひいたのかと思いましたが、翌日朝一で内科にかかり血液検査をした結果、腎盂炎と判定されました。

【疑問】なぜ腰痛が起きたのか?

腎臓も腫れて大きくなるため、腎盂炎を発症した側のわき腹~背中にかけて痛みが生じます。この際、背中の肋骨下辺りを叩くと巧打(こうだ)痛を感じるでしょう。
筆者が問診を受けている時、お医者様から「腰は痛くないですか?」と聞かれました。
なぜだろうと思いましたが、上記のような理由のためでした。
正直、0歳児(体重10kgのビックベイビー)育児中の私は腰が痛いことがしばしばあったのですが、そもそも高熱で体の節々が痛く、腰もいつもより痛い感じがすると答えました。
 
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検査方法のひとつ「血液検査」では、通常0の「炎症反応」が明確に出る

(左)初診日 (右)初診日から3日後
ゆゆまま撮影 (62054)
via ゆゆまま撮影
※上の写真は、実際の検査結果です。 検査方法には、血液検査や検尿がありますが、筆者が腎盂炎になった時は生理中だったため血液検査のみでした。
血液検査で見る項目は「炎症」の反応が出ているかどうかの「CRP」の値。この値は通常0(ゼロ)ですが、腎盂炎の場合0ではなくなります。
また、白血球が増え、リンパ球が増えます。
  • 初診日には、抗生物質の点滴を実施。
  • 薬は、抗生物質、整腸剤、痛み止めが処方。
3日後の炎症反応は、まだ0.8で0ではありませんでしたが、薬を飲みきれば大丈夫でしょうということで、今回の腎盂炎については治療が終了しました。
 
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腎盂炎の原因は?

腎盂炎の主な原因は大腸菌とされていますが、2種類以上の細菌が同時に感染している(混合感染)ことも珍しくありません。また、その感染経路として上行性感染や血行性感染、リンパ行性感染などがあげられます。
専門的にみると、さまざまな原因があるようですが、女性特有の原因でいえば「妊娠中」や「生理中」は要注意のようです。
私の場合も、生理中でした。
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◼︎妊娠中の人が腎盂炎にかかりやすい理由

妊娠中は、お腹を強く圧迫されるため血液だけでなく尿の流れも悪くなります。
そうすると、尿の通過障害が原因で、腎盂炎を引き起こす可能性が考えられます。

◼︎生理中の人が腎盂炎にかかりやすい理由

生理中は、ナプキンを2時間に1回程度は替えるのが理想ですが、忙しい働く女性や育児ママ、夜間など、そうはいかない時もありますよね。
ナプキンを替えないと、細菌が繁殖しやすいのは想像できるかと思いますが、それが腎盂炎の引き金になることも無きにしもあらずという訳です。
 
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どんな人がなりやすい?対策は?

◼︎膀胱炎になりやすい人は要注意

筆者が看護師さんに言われたことですが、膀胱炎を発症しやすい人は腎盂炎にもなりやすいそうです。
【対策】こういう体質の人は、水分をこまめに摂取し、トイレを我慢せずに行くことが大切だそうです。水分を摂取することで、体内に侵入した最近を洗い流す効果もあります。

◼︎体を冷やさないことが大切

秋冬に膀胱炎になる人が多いことから予想できるように、体を冷やすのは膀胱炎や腎盂炎を引き起こすキッカケのひとつとなり得ます。体の冷えは免疫力の低下を招くことにも繋がります。
【対策】冷えない服装や、温かい飲み物を飲むなど、体が冷えない工夫も必要です。

悪化しすぎると投薬だけでは済まず、入院になるケースもしばしば

Instagram (62863)
午後病院行ってきたけど 菌が全然減ってなくて 病院変えてとりあえす明日まで入院に
※こちらはInstagramの投稿を一部抜粋したものです。
筆者の場合は、不幸中の幸いで軽度の腎盂炎でしたので、病院で点滴1回と処方薬で済みました。
しかし、悪化しすぎると入院で点滴生活になる人も少なくありません。
育児ママや働くママは、家に残す子どもや家事、仕事のことを気にしながら入院に…辛いですよね。
入院になんてならないよう、万が一、体調に異変を感じたら早めに掛かり付け医へ相談することをオススメします。

初期症状を感じたら、市販薬で悪化を予防するという声も

Instagram (62866)
 
#毎年恒例 #このじきになると #膀胱炎
さすが3年目ともなると、初期症状からわかるようになりました(°_°)体のだるさから、きつと熱でもあるなと思ったら、やはり微熱。#昨年の反省 #膀胱炎ほっといたら #腎盂炎 これを飲んではやめに治しまーす⊂((・⊥・))⊃ #ボーコレン
※こちらはInstagramの投稿を抜粋したものです。
※腎盂炎や膀胱炎を必ず予防、治療できるものとは限りません。効果には個人差があります。
このように慣れてしまっている人は、上手に膀胱炎や腎盂炎と付き合っているのですね。
体質もあるでしょうから、どうしても防げなかった場合は、自己管理として、こういった工夫も必要ですね。勉強になります。

甘くみると怖い腎盂炎。症状や対策をしっかりチェックしておこう。

Instagram (62869)
 
いかがでしたか?
症状の軽かった筆者でさえ辛かったので、入院になる人はさらに辛いのかと思うとゾッとします。
多くの人に共通する初期症状は以下の通り。
  • 悪寒
  • 高熱(夕方〜夜に高熱、朝は下がる)
  • トイレが近くなる
  • 腰痛
少しでも体調がおかしいなと思ったら、自分で風邪と判断せずに病気へ行くことをオススメします。
今回は女性の腎盂炎について重きを置きまとめましたが、子どもからお年寄りまで、性別関係なくかかる病気なので、気になる方は以下のページもチェックしてみてくださいね。
 

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