子どもの歯並びの悪さを心配するパパ・ママ方は多いではないでしょうか。大半のお子さんは年齢とともに治ってきます。しかし、歯並びが悪くなるような癖が長期間続いてしまった時に顎の形が変わったり、歯並びが悪くなってしまう原因になります。今回は子供の歯並びが悪くなる癖・対処方法をお伝えします。我が子の歯並びチェックの参考にしてください!
目次
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口の周りの筋肉により歯並びは決まる!?
子供の歯並びは、「舌」と「口のまわりの筋肉」が大きく影響していることをご存知ですか? 乳歯から、永久歯にはえかわり、歯並びが少し気になるというママもいるのではないでしょうか? 舌や口のまわりの筋肉で大きく影響する歯並びについてのお話です。 ぜひ、参考にしてみてくださいね。
子供の歯並びは舌とお口の周りの筋肉によって大きな影響を受けます。
歯並びが悪くなる「子どもの癖」とは?
小さなころから付いた癖はなかなか改善することができません。特に歯並びが悪くなるような癖は、子供が大きくなるにつれて深刻になってきます。 歯並びが悪くなるような癖を早めに改善してあげることが大切です!
*指しゃぶり*
長期間、指しゃぶりを続けると出っ歯や開咬(かいこう)になってしまいます。
おしゃぶり・指しゃぶりは歯並びに悪影響?出っ歯になる?
*口呼吸*
口呼吸の癖があると出っ歯やでこぼこの歯並びになります。
口呼吸(こうこきゅう)と歯並び
***口呼吸のセルフチェック*** ・気が付くといつも口が開いている ・鼻が詰まりやすい ・口が乾きやすい ・イビキをかきやすい ・口を閉じると苦しく感じ風邪をひきやすい ・朝起きた時喉がカラカラになる ・口臭が気になる
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*下唇を噛む*
下唇を噛む癖がある場合は、出っ歯や下の歯並びがでこぼこになります。
子供が唇を噛む・吸う癖は歯並びにも悪影響
*舌を出す*
物を飲み込む際、舌が歯と歯の間に入り込む方は開咬になります。
舌を出す癖があって、その癖で前歯が舌で押され、力を加え続けることで、歯が前に出てきたというのです。
*物を噛む*
シーツや爪などを噛む癖がある人は前歯がずれてしまいます。
*硬いものを噛まない*
顎や歯を使って硬いものを噛まくなると歯並びがでこぼこになります。
硬いものを食べないと、歯並びが悪くなる原因に!?
*頬杖を付き続ける*
頬杖をずっと付いていると奥歯の噛み合わせが悪くなります。
頬杖やうつぶせは「受け口」や「顔のゆがみ」につながる
悪い習慣を治す矯正歯科
悪い癖がついてしまったら、専門家に相談して対象しましょう! 小さいころならば、歯も十分にうごきますので、改善はしやすいでしょう。筋肉のトレーニングや特殊装置など、その子に合った対処法で早めに治してあげるといいですね。
①口の周りの筋肉をトレーニングする方法「口腔筋機能療法(MFT)」
正しい飲み込み方・口の周りの筋肉の使い方のトレーニング方法を【口腔筋機能療法(こうくうきんきのうりょうほう)】と言います。 子供の歯並びの悪さを改善することができます!
口腔筋機能療法(MFT)
②口の周りの力を排除する「マウスピース矯正」
マウスピース矯正とは歯並びに影響を与える筋肉をトレーニングで改善しながら、正しい呼吸法・舌の位置・唇の閉じ方などをトレーニングして覚えることができます。
マウスピース矯正は、透明に近いマウスピース型の 矯正装置(アライナー)を歯に装着して歯並びを矯正する、 画期的な矯正方法です!
via hanoblog.com
③狭い顎を広げる装置
顎が極端に狭くなっている場合は顎を広げる装置を使うことがあります。
顎を広げる矯正方法「床矯正」って何?
④機能矯正だけでは治らない場合は「ブラケット」
癖を治しても、どうしても歯並びが治らない場合があり、そんな時は「ブラケット」という矯正装置を歯の表面に付け歯並びを整えていく方法もあります。
ブラケットとは矯正を行う際に、ワイヤーを通すために歯に装着する装置です。
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癖というのは大人になってから治すことはとても難しいものです。 日本と違い、外国では子供の歯並びは親の責任!と言われています。ですので、ママはお子さんの口の動きやお口の中を普段よくチェックしてみてくださいね! そして何か心配なことがあればかかりつけの歯医者で相談してください。