毎年訪れる梅雨。
ジメジメと湿気も多く、なんだか心身共にどんより。
「とにかくからだがむくんで重い」「毎年梅雨が来ると憂鬱……」という方は多いのではないでしょうか。
この記事ではそんな梅雨時期のむくみ予防＆解消法をご紹介します。
今年の梅雨はしっかりとむくみ対策をして、気分もからだもスッキリさせながら梅雨を乗り越えましょう！
梅雨はむくみやすい季節
なぜ梅雨時期はむくみやすいのでしょうか。
その原因は気圧によるものが多いといわれています。
梅雨は気圧が下がり、自律神経が乱れやすい季節です。
自律神経は交感神経と副交感神経で成り立っており、2つのバランスが調和することで健康を維持しています。
しかし、気圧が下がることで交感神経が刺激され、血管が収縮して血流が悪くなります。
すると余分な水分が回収されにくくなるため、むくみやすくなるのです。
また、雨による湿気もむくみの原因。
空気中の湿気がからだに入り込み体内の水分を必要以上に増やすことによって、不調をひき起こします。
むくみによる不調の症状
- 頭痛
- めまい
- 食欲不振
- だるさ
- イライラ
仕事を休んだり寝込んだりするほどではないけれど、なんとなく続くむくみによる不調。
日々の生活で上手に対処していきましょう。
飲むだけ！むくみを解消できるお茶
梅雨時期に悩まされるむくみは、さまざまな不快症状を引き起こします。
そこで、日々の生活のなかで手軽に取り入れてむくみを改善する方法をご紹介します。
それは、むくみ解消に効果的なお茶を飲むことです。
以下におすすめするお茶は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで購入することができます。
ぜひ試してみてください。
1.黒豆茶
飲むだけでむくみを解消できるお茶の1つ目は、黒豆茶です。
黒豆茶はむくみを解消するための代表的なお茶として挙げられるほど、むくみ解消に効果的なお茶です。
むくみを解消するには体内で一定量を超えたナトリウムを排出すること。
黒豆茶にはこのむくみの原因となるナトリウムを体外に排出してくれる「カリウム」が豊富に含まれています。
また、黒豆茶は利尿作用もあることから、余分な水分を体外に排出してくれます。
2.ルイボスティー
飲むだけでむくみを解消できるお茶の2つ目は、ルイボスティーです。
ルイボスティーは独特の香りと味が特徴ですが、女性に人気のあるお茶です。
ルイボスティーにも黒豆茶と同様カリウムが含まれているため、むくみ解消にぴったりなお茶。
また、ルイボスティーには毛細血管の働きを促進する「ルチン」という成分も含まれています。
「ルチン」は血行を促進し、むくみ解消に役立つとされています。
3.コーン茶
飲むだけでむくみを解消できるお茶の3つ目は、コーン茶です。
コーン茶は韓国で古くから親しまれており、香ばしい風味でとてもさっぱりとした味はどんな料理にも合います。
コーン茶には「カリウム」が含まれているため利尿作用があり、からだの中にたまった老廃物を外に排出してくれるため、むくみ解消に効果的です。
他にも食物繊維や鉄分も豊富なため、コーン茶を日常的に取り入れることで、さまざまな栄養を摂取することができます。
むくみ予防のコツ
ここからは、お茶以外の方法でむくみを予防するためのコツをご紹介します。
むくみ予防にはさまざまな方法がありますが、なかでも効果的な対処法は塩分摂取を控えめにすることです。
塩分を摂取し過ぎるとからだの中にナトリウムがたまり、むくみへとつながります。
よって、塩分を摂取し過ぎないことと、塩分を排出してくれるカリウムが含まれた食品を摂るようにしましょう。
また、からだを冷やさないようにすることも大切です。
梅雨の時期は気温が安定せず、寒暖差が激しい日もあります。
油断するとからだが冷えて血行が悪くなり、むくみやすくなるため、冷えているなと感じたら、積極的にからだをあたためるようにしましょう。
寝る前のストレッチも血流をよくするため、むくみ予防に効果的です。
むくみ解消には漢方薬も役立つ
むくみ対策＆解消には漢方薬も役立ちます。
漢方薬は自然由来の成分で出来ており、継続して服用することでからだの根本から改善することができます。
梅雨時期のむくみ解消には、
- 水の循環をよくして老廃物の排出を促す
- からだを温める
- 女性ホルモンのバランスを整える
- 自律神経のバランスを整える
といった働きをもつ漢方薬を選びます。
むくみ対策におすすめの漢方薬
- 五苓散（ごれいさん）
水分代謝を促し、体内の水分バランスを調節してむくみを改善します。
また、頭痛やめまいにも効果的です。
比較的即効性があり、どんな体質の方にも使いやすい漢方薬です。
- 当帰芍薬散（とうきしゃくやくさん）
栄養や潤いを補って水分代謝を促し、むくみを改善します。
また、からだを温めることで冷え症改善にも効果的であるため、からだが冷えやすく水分代謝が滞る方に効果的です。
とくに肩こりやめまいの症状がある方にもおすすめです。
漢方薬は体質に合ったものを選ぶことが大切です。
体質に合わない漢方薬を服用することで、副作用が生じたり効き目を感じられなかったりすることもあります。
そのため、初めて漢方薬を購入する際は医師や薬剤師に相談しましょう。
または「あんしん漢方」のようなオンラインサービスもおすすめです。
「あんしん漢方」はスマホひとつで相談でき、自身に合った漢方薬を選び、自宅に届けてくれる非常に便利なサービスです。
漢方薬を手軽に取り入れたい方は、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
梅雨時期に引き起こされるむくみ。
毎年悩まされている方も多いのではないでしょうか。
この記事で梅雨時期に起こりがちなむくみの解消＆予防方法を解説してきました。
上手にむくみ対策を行い、今年こそは心身共にスッキリして梅雨を乗り越えましょう。
公式｜あんしん漢方
＜この記事の監修者＞
あんしん漢方（オンラインAI漢方）薬剤師｜碇 純子（いかり すみこ）
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士（薬学） / 博士（理学）
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
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