毎年訪れる梅雨。
空気が重く、からだがベタつくと同時に、頭皮もベタベタして髪がペタンコになりませんか?
とくに男性は短髪の方が多いので、女性のようにアレンジをしてごまかすことも難しいですよね。
梅雨の時期は1年を通してもっとも湿度が高いため、頭皮からの皮脂分泌も増え、ベタつきも気になるところです。
この記事では、梅雨の季節に起こりがちな頭皮トラブルからボリュームダウンしてしまう髪の毛への対処法を解説します。
今年こそペタンコ髪や頭皮トラブルなどを解消して、スッキリ快適に過ごしましょう!
梅雨は頭皮トラブルが起きやすい?
梅雨の時期はジメジメとした空気がからだにまとわりついて、過ごしにくさを感じると思います。
とくに頭皮は髪の毛が密集しているため、汗のベタつきやニオイなどさまざまな不快症状を引き起こしてしまいます。
梅雨の季節は頭皮の汗や皮脂の分泌量が多くなるためです。
皮脂が過剰に分泌されると、頭皮環境が悪化し抜け毛が増える原因にもなります。
さらに、過剰な皮脂が毛穴を詰まらせ、そこに細菌が繁殖してかゆみ、炎症などを引き起こすことも。
また、頭皮から分泌された皮脂が酸化すると、加齢臭のような独特なニオイを発します。
オフィスや満員電車などで、人と接近する機会が多い男性はとくに注意が必要。
梅雨の季節はこまめに頭皮ケアをすることが重要です。
髪や頭皮のベタつきを抑える3つのポイント
ここからは、梅雨に悩まされる髪や頭皮のベタつきケアのポイントを3つご紹介します。
- ヘアケアを見直す
- ビタミンを積極的に摂る
- 自律神経を整える
からだの外と中からケアを行い、頭皮環境を整えることが大切です。
1.ヘアケアを見直す
髪や頭皮のベタつきを抑えるポイントひとつ目は、ヘアケアを見直すことです。
朝に時間をかけてセットしても、湿気であっという間にペタンとしてしまう場合は、梅雨の季節だけでもシャンプーを見直しましょう。
頭皮の皮脂で毛穴が詰まると、髪の毛のボリュームが出にくくなります。
そこで、毛穴詰まりに特化したスカルプシャンプーや、髪の毛にハリやコシが出るシャンプーに切り替えてみましょう。
余分な皮脂を取り除くことで、少しずつ髪の毛にコシが出て自然なボリュームへとつながっていきます。
また、朝のセットにスタイリング剤を使用することもおすすめです。
全体的にボリュームを出したい場合は、ヘアワックスやジェルを髪の毛全体に付けて空気を入れるように揉み込みます。
スタイリング剤を使用することで、長時間ボリュームが保たれます。
2.ビタミンを積極的に摂る
髪や頭皮のベタつきを抑えるポイント2つ目は、ビタミンを積極的に摂ることです。
頭皮のバランスが崩れる原因としてビタミン不足が挙げられます。
なかでも積極的に摂取したいビタミンは、ビタミンA、B、C、Eです。
ビタミンA
肌のターンオーバーを正常化し、細胞分裂を正しく行う作用があり、頭皮の乾燥を抑制し、フケなどの症状を抑えてくれます。
ビタミンAを多く含む食材:人参、トマト、ほうれん草、レバー、うなぎ
ビタミンB群(B2、B6)
皮膚の代謝を改善してダメージの回復を早め、過剰な皮脂の分泌を抑えてくれます。
ビタミンB群を多く含む食材:鶏肉、豚肉、牛肉のレバー、ピーナッツ類、赤身の魚
ビタミンC
ビタミンCは皮膚の酸化防止の役割をします。
コラーゲンの吸収も手伝うことで、肌の弾力を維持したり、頭皮の環境を整えたりしてくれます。
ビタミンCを多く含む食材:野菜全般、果物、とくにレモンやイチゴ
ビタミンE
ビタミンEは毛細血管を広げる働きがあり、血流をスムーズにしてくれます。
ビタミンEを多く含む食材:かぼちゃ、モロヘイヤ、赤ピーマン、大根の葉っぱ
なお、脂っこい食事は皮脂の分泌を増やす原因となりますので、この時期は避けるようにしましょう。
3.自律神経を整える
髪や頭皮のベタつきを抑えるポイント3つ目は、自律神経を整えることです。
自律神経を整えることは、頭皮環境を整えるうえでもとても大切。
自律神経には交感神経と副交感神経という2種類の神経があります。
交感神経:活動するときに働く神経
副交感神経:リラックスするときに働く神経
この2つの神経がうまくバランスを取って、からだの調和を保っているのです。
しかし、自律神経のバランスが崩れると、からだにさまざまな症状を引き起こします。
皮脂の過剰分泌も、その症状のひとつです。
自律神経を整えるためには、以下のことに留意しましょう。
- ストレス
ストレスを感じると交感神経が活発になります。
そして、長時間ストレスを感じ続けることで、自律神経のバランスが崩れてしまうのです。
- 睡眠不足
睡眠時は副交感神経が有利になり、からだはリラックスします。
しかし、睡眠不足になると交感神経が活発になり自律神経の乱れへとつながっていくのです。
- 運動不足
運動不足になると、多かれ少なかれ心身共にストレスがたまりがちになります。
その結果、自律神経が乱れて過剰な皮脂分泌を引き起こしてしまうのです。
頭皮のトラブルには漢方薬もおすすめ
頭皮のお悩みには、漢方薬の活用もおすすめです。
漢方薬は自然由来成分でからだにやさしく働き、根本から改善することを得意としています。
頭皮のトラブルは、ホルモンバランスの乱れやストレスなどによる頭皮からの過剰な皮脂分泌や頭皮の乾燥が原因で起きると考えられています。
そのため「頭皮の過剰な皮脂分泌を調節する」「血流をよくして頭皮に栄養を届け、正常な状態に戻す」「肌の新陳代謝をよくして毒素を出す」といった漢方薬を選び、健康的な頭皮を目指しましょう。
頭皮などの皮膚トラブルにおすすめの漢方薬
- 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
湿疹ができやすい方に。
炎症や化膿、頭皮の湿疹にも用いられる漢方薬です。
炎症を鎮める作用がありますので、湿疹ができる頭皮トラブルにも適しています。
- 当帰飲子(とうきいんし)
パサパサとしたフケが出る方に。
栄養分である血(けつ)を補うことで、頭皮にも栄養を行き渡らせ、乾燥肌やかゆみに働きかけます。
ただし、漢方薬は体質に合ったものでないと効果を感じられなかったり、思わぬ副作用が生じたりすることがあります。
そのため、初めて漢方薬を購入する際は、漢方薬に詳しい医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
もしくはオンライン上で相談から診断、自宅までの配送を行っている「あんしん漢方」を利用するのもおすすめです。
「あんしん漢方」は最先端のAIと医師がチームを組んで、利用者それぞれの体質に合った漢方薬を提案してくれます。
漢方薬の服用を検討している方は、とても手軽に利用できますので、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
梅雨のジメジメとした湿気からくる頭皮トラブルは、生活習慣や食事習慣の見直し、漢方薬の活用などで軽減することができます。
からだの内側と外側からケアをして、梅雨を快適に過ごしましょう!
公式|あんしん漢方
<この記事の監修者>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師|碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
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