「最近目が疲れやすい」
「視力の低下が気になる」
このようなお悩みはありませんか?
目の病気というとドライアイやものもらいがよく知られていますが、実は中高年以降の男性がかかりやすい病気があるのです。
そこで今回は、40~50代以降の人や男性が気を付けたい目の病気について紹介します。
40~50代で気をつけたい目の病気
50歳前後の男性にとくに起こりやすいといわれているものを紹介します。
加齢黄斑変性
加齢黄斑変性は、網膜(目で見た情報を受け取る部位)の中央にある黄斑が障害されて、視力が低下する病気です。
視界がゆがむ、視力が徐々に低下する、中心が見えなくなり、「見たいところが見えない」という症状があらわれます。
加齢黄斑変性になりやすいのは「50歳以降」「男性」「喫煙者」「家族が黄斑変性」の人といわれています。
薬やレーザーなどの治療が行われていますが、有効な治療法がないケースもあるので注意が必要です。
予防するには禁煙に加え、食生活を整えてビタミンA、亜鉛などの栄養素を意識して摂るといいでしょう。
白内障
白内障は、水晶体(目の中に入る景色のピントを調整する部位)がにごってしまう病気です。
「人やものがかすんで見える」「まぶしく感じやすい」「ものが二重や三重に見える」といった症状があらわれます。
白内障になりやすいのは、50歳以上の中高年層です。
また、紫外線や糖尿病なども原因になることがあります。
治療方法は薬と手術で、進行スピードや医師の判断により選択されます。
予防するにはサングラスや帽子で紫外線を防ぐ他、禁煙、生活習慣の見直しに取り組むといいでしょう。
スマホによる目の症状にも注意
現代社会は、パソコンやスマートフォンの普及により目を酷使しがち。
画面を見続けることによる影響は以下の通りです。
- 近視の進行
- ピント調節障害
- ドライアイ
- 内斜視
- 睡眠不足
スマホの使い過ぎは目に多くの悪影響を及ぼすため、注意しましょう。
大事な目を守るための対策3つ
脳に送られる情報の80%以上は、目から入るといわれています。
目の機能を失えば、生活は一変し、影響は計り知れません。
目を守るための対策を小さなことから行っていきましょう。
スマホやパソコンの使い方を見直す
日本眼科医会は、スマホやパソコンの目に対する影響を減らすために、以下のことを推奨しています。
- 姿勢を正して画面から30cm以上離す
- スマホを30分見たら、20秒遠くを見て目を休める
- なるべく屋外で活動する
- スマホを見ている間はパチパチ瞬き
- 寝る1時間前はスマホを見ない
これは子ども向けのルールですが、大人にとっても大切なことです。
目の健康を助ける食材を摂る
目にいいとされている栄養素を含む食材を摂ることも、目の健康に役立ちます。
アントシアニン
アントシアニンを摂ることにより、目の疲れが取れて視野が広がる効果があります。
また、血管を強くして血液の循環をよくする働きもあります。
食材:ブルーベリー、シソ、スイカなど
ルテイン
ルテインには網膜の細胞を保護する役割があり、加齢黄斑変性や白内障など、加齢による目の病気の予防や改善に効果があります。
食材:ほうれん草、にんじん、小松菜など
漢方薬を活用する
目の症状といえば目薬がすぐに思い浮かぶと思いますが、実は漢方薬も活用できるのをご存じですか?
漢方薬のなかには、医薬品として「かすみ目」「疲れ目」「視力低下」などの症状に効果が認められているものもあります。
中高年の男性がかかりやすい目の病気は、加齢によるピント調節機能の低下や目の使い過ぎや乾燥による眼精疲労などが原因と考えられています。
目の健康には「目に栄養を届けて、ピントの調節機能を回復する」「血流をよくして目の疲れを軽減する」「水分の循環をよくしてドライアイを改善する」といった働きをもつ生薬を含む漢方薬を選び、目の不調の根本改善へとアプローチします。
目の健康対策におすすめの漢方薬
- 杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
飲む目薬ともいわれ、目に栄養を与えることで、かすみ目、疲れ目などに用いられます。
- 滋腎明目湯(じじんめいもくとう)
血流をよくして水分代謝を整えることにより目に栄養とうるおいを与えて、目のかすみや疲労、痛みに働きかけます。
自分に合った漢方薬を見つけるには、「あんしん漢方」のようなサービスがおすすめです。
スマホで気軽に相談できるあんしん漢方はAI(人工知能)を活用し、専門家があなたに合った漢方薬を見極めて自宅に郵送してくれるオーダーメイドサービス。
便利なサービスを活用して、手軽に健康を目指しましょう。
まとめ
40~50代の男性がとくに気を付けたい目の病気には「加齢黄斑変性」「白内障」があります。
スマホやパソコンの見過ぎによる目の疲れにも注意が必要です。
長時間使用しているときは休憩を挟む、まばたきを意識的にするなどして対策をしましょう。
公式|あんしん漢方
<この記事の監修者>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師|碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
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