普通に日常生活を送る分には、支障はないであろう「からだの硬さ」ですが、実はたくさんのデメリットがあるのをご存知でしょうか?
本記事では、そのデメリットを少しでも軽減するためのストレッチをご紹介します。
からだが硬いとこんなリスクが!
からだが硬い人は柔らかい人に比べて、以下のようなリスクが高まるといわれています。
老化を感じやすくなる
運動不足の人や長時間同じ姿勢が続きがちな人は、とくにからだが硬くなりやすいといわれています。
筋肉が凝り固まっていたり、関節の可動域が狭かったりするのが原因で、からだの柔軟性が損なわれやすいのです。
この状態では、体内に老廃物がたまりやすくなるので、むくみやすくなったり、高血圧や動脈硬化のリスクが高まったりします。
からだの硬さは、さまざまな悪影響を及ぼすため老化が進んでしまう可能性があるのです。(※1)
太りやすくなる
からだが硬いと血流が悪くなり、代謝が落ちやすくなります。
また、筋肉が凝り固まったり関節の可動域が狭くなったりすることで、日常生活での動きも無意識に小さくなりがちなので、柔軟性がある人よりも消費カロリーが少なくなります。
これらが原因で、痩せにくく太りやすいからだになってしまうのです。
男性もストレッチがおすすめな理由
ストレッチはヨガなどの印象も相まって、なんとなく女性向けのイメージを抱く人も多いかもしれませんが、男性もぜひ行ってほしい運動です。
ストレッチには「痩せやすいからだ作り」「姿勢改善」「からだの疲れや凝りを解消する」「リラックス」など、さまざまな効果が期待できます。
そのため、働きざかりな世代の男性にもおすすめなのです。
老化防止ストレッチのやり方
男性にもストレッチがおすすめということがわかったところで、今回は老化防止・代謝アップのためのストレッチをご紹介します!
前後開脚ストレッチ
(1)四つん這いになり、片足を両手の間に置く。
(2)後ろの脚を可能な限り後ろにずらす。(足の甲は寝かせる)
(3)息を吸いながら上半身を起こして、両手は前のひざに添える。
手に体重がかからないようにする。
前のひざがかかとより前に出ないように注意する。(ひざがかかとより前に出るとつま先に体重がかかり、前ももに負担がかかるため)
(4)息を吐きながら、少し重心を下げる。
(5)股関節の伸びを感じながら30秒キープする。
(6)息を吸いながらお尻を後ろにひいて前脚を伸ばす。
後ろのつま先を立てる。つらい場合は前のひざを曲げてもOK。
(7)息を吐いてもも裏(ハムストリングス)の伸びを感じながら30秒キープする。
(8)前後の脚を入れ替えて同様に行う。
脇腹伸ばし
(1)左ひざを伸ばして右ひざは曲げる。
(2)左手で右ももを抑えて、息を吸いながら右手を上げる。
(3)息を吐きながら上半身を左に倒す。
からだが前に倒れないように真横に倒すことを意識する。
(4)30秒キープして反対も同様に行う。
老化予防には漢方薬の併用もおすすめ
老化予防には、ストレッチのような外側からのケアだけでなく、からだの内側からのケアも重要です。
そこで、おすすめなのが漢方薬です。
漢方薬は決められた量を飲むだけなので、毎日忙しく働く世代にとっても続けやすいのがメリットといえるでしょう。
老化対策には、下記のような働きのある漢方薬を選びましょう。
- 加齢によるホルモンバランスの乱れを整える
- 水分の循環をよくして肌に潤いをあたえる
- 血流をよくしてからだに栄養をいきわたらせる
- 自律神経を整え、ストレスを軽減することで意欲を高める
漢方薬は心とからだの機能の低下を根本から改善し、今の症状改善だけでなく、健康でいつづけることを目的としています。
老化対策におすすめの漢方薬
- 八味地黄丸(はちみじおうがん)
8つの生薬がからだに働きかけて、加齢とともに低下しがちな「腎」の機能を改善します。
「老化予防の名薬」とも呼ばれていて、冷えや疲労感、腰痛、尿トラブルなどに広く用いられます。
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
体力があまりなく、貧血気味で疲れやすい人に向いています。
血(栄養と潤い)を補い、皮膚をはじめ全身に栄養をいきわたらせ、血行を促進すると同時に水分代謝にも働きかけ、足腰の冷えやむくみなどの不調を整えます。
漢方薬は一般的には西洋薬より効果がマイルドで副作用も少ないですが、何を選べばいいか悩む人もいるでしょう。
そんな人はオンライン個別相談サービスがおすすめです。
「あんしん漢方」は、漢方に詳しい薬剤師がその人の体質に合った漢方薬を提案してくれ、お手頃価格で自宅まで郵送してくれますよ。
まとめ
自分のからだの柔軟性なんて、あまり気にしていないという人も多いでしょう。
しかし、ストレッチが健康的なからだ作りの手助けになるかもしれません。
ポイントは「継続すること」です。
自分の今の柔軟性に合った強度で、無理のない範囲で行ってくださいね。
公式|あんしん漢方
【参考サイト】
(※1)岡本孝信 著「ストレッチング後の動脈スティフネスの低下と有酸素性運動パフォーマンス:ストレッチングの新たな可能性の提案」
(※2)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ八味地黄丸エキス顆粒(医療用)」
(※3)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ当帰芍薬散エキス顆粒(医療用)」
<この記事を書いた人>
ヨガインストラクター・ライター|高橋かなこ
2021年よりRYT200(全米ヨガアライアンス認定)修了インストラクターとしてオンラインを中心に幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスン組み立てを得意とする。
自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには食の大切さや思考も大切だと痛感。同じように悩む人に向けて精力的にメディアでの情報発信を行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
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