今年こそはダイエットを成功させたいそこのあなた。
いつもダイエットに失敗してしまう原因は「習慣」にあるかもしれません。
太る習慣をやめ、痩せる習慣を身につけることで、理想の体型を目指しましょう。
太っている人と痩せている人の違いは「習慣」
ダイエットといえば、きつい運動や食事制限を思い浮かべる人が多いと思いますが、長期的にみると、これらはあまりおすすめできません。
一時的に体重は落ちるかもしれませんが、太る習慣を続けていたらすぐにリバウンドしてしまいます。
また、過度なダイエットは、からだに負担がかかり、怪我や病気の原因になってしまうため危険です。
一方で、太る習慣を改めれば、体重の減少は緩やかかもしれませんが、太りにくいからだを目指すことができます。
何度もきついダイエットを繰り返すのはストレスにもなってしまうため、普通に生活しているだけで理想のからだに近づけるよう習慣を改めた方が効率的ですよね。
ダイエットを成功させたいのであれば、太る習慣をやめることが1番の近道です。
太っている人がやりがちなこと5つ
太る習慣には具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
もしかしたら知らず知らずのうちにやってしまっているかもしれません。
主な習慣を5つ紹介するので、自分の習慣を振り返り、心当たりがあればやめていきましょう。
早食い・ながら食べ
早食い・ながら食べは代表的な太る習慣のひとつ。
ある研究では、早食いする人はそうでない人より4倍肥満のリスクが上がるともいわれています。
早食いは、よく噛まずに胃の中に食べ物を送るため、胃や腸に負担をかけます。
その他、血糖値の急上昇を起こし、糖尿病や高血圧のリスクを上げる危険性も。
早食いはダイエットだけでなく、健康にもよくありません。
ながら食べは、別のことに意識が向き、食事の見た目や味を楽しめず、食事から満足感を得ることが難しくなってしまいます。
その結果、満腹中枢が働く前に多くの食べ物を体内に入れてしまい、食べ過ぎになってしまうのです。
食事は20〜30回噛んでから飲み込むことを心がけ、食事時間は食べることに集中しましょう。
食事をよく噛みゆっくり食べることで満腹中枢が刺激され、腹8分目で食事を終えることができますよ。
おなかが空いていないのに食べる
「食事の時間だから」「付き合いの飲み会で」「もったいない」と自分の食欲を無視して食べ物を口にしていませんか?
おなかがいっぱいのときはからだに十分なエネルギーがある状態です。
そのため、その状態で摂取したカロリーはすべて脂肪として蓄積されてしまいます。
痩せている人は自分のおなかの空き具合に応じて食事をしています。
空腹状態でご飯を食べた方が美味しく感じるので、食事からの満足感も得られやすくなり一石二鳥です。
「毎日1食は軽めにする」「夜の飲み会では締めのラーメンはやめておく」「余った食事は翌日の朝ごはんにとっておく」など、自分のおなかの空き具合に従って食事を調整しましょう。
座りっぱなし
デスクワークが多い現代社会。
1日のほとんどを椅子に座って過ごしている人も多いのではないでしょうか。
1日中座りっぱなしだと、脚の筋肉が落ち、基礎代謝も落ちてしまいます。
その結果、何もしなくても太るからだが出来上がってしまうのです。
また、座りっぱなしは血圧上昇や腰痛、その他糖尿病などの疾患のリスクを上げる危険性があることもわかっており、近年では従業員の健康のためにスタンディングデスクを導入している企業もあるほどです。
「お昼休憩の時間に散歩をする」「通勤時には階段を使う」「他部署の人と話すときはチャットではなく歩いて向かう」など、立ち上がる習慣を意識的に作りましょう。
ストレスをためる
誰しもイライラしているときや悲しいときにドカ食いしてしまった経験があるのではないでしょうか。
脳の大脳辺縁系という場所では、食欲・性欲・睡眠欲をコントロールしており、ストレスを感じると、そのなかの「接触中枢」を刺激して食欲を増進させる働きがあります。
また、ストレスを感じると幸せホルモンのセロトニンの分泌も少なくなります。
セロトニンは食欲を抑える効果もあるため、食欲を抑える働きが抑制され、食欲に拍車がかかってしまうのです。
このような負のスパイラルに陥らないよう、痩せている人はストレスをためない工夫をしています。
友達や家族と話をする、没頭できる趣味を見つけるなど、食欲以外のストレス解消方法を探してみてください。
睡眠時間を削る
睡眠にはダイエット効果があることを知っていますか?
食欲は、満腹中枢を刺激するレプチンと、食欲を増進するグレリンで調整されているのですが、睡眠不足になるとレプチンが減り、グレリンが増えてしまいます。
そのため、睡眠不足のときは食欲が増進しやすい傾向にあります。
また、睡眠不足は血糖を下げるインスリンの働きを悪くするともいわれており、糖尿病リスクが上がる危険性も無視できません。
さらに、十分な睡眠が取れず日中の活動強度が下がることから運動不足に陥りやすいというデメリットまでついてきます。
睡眠不足は百害あって一利なしなので、1日7〜8時間を目標に十分な睡眠時間を確保しましょう。
痩せやすい体質を目指すには漢方薬がおすすめ
漢方薬にはダイエットに効果が期待できるものもあります。
痩せやすい体質を目指すには、
- 脂肪の吸収を抑える
- 脂肪の燃焼を促す
- 基礎代謝を上げる
- 自律神経を整えてストレスによる過食を防ぐ
といった働きをもつ漢方薬を選ぶのがいいでしょう。
今回は、食欲増進や抑制に関係がある、睡眠とストレスに効果が見込める漢方薬を紹介します。
おすすめの漢方薬
- 加味逍遙散(かみしょうようさん)
血液とエネルギーの巡りを促すことで、自律神経を整えストレスを緩和に働きかける漢方薬です。
女性ホルモンのアンバランスによる不調にも効果が期待できるため、女性特有の症状に処方されることもあります。
体力は中程度以下で、疲れやすく、肩がこりやすい人に向いています。
- 桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
血液やエネルギーを補ってバランスを整えることで、精神を安定させてイライラや不安の改善が期待できる漢方薬です。
疲れやすく、神経過敏で眠れない人に処方されることがあります。
体力がなく、ストレスを感じやすい人に向いています。
漢方薬は、睡眠の質の改善やストレスの緩和を通して、からだの内側からダイエットのサポートをしてくれます。
さらに、ひとつの症状に強い効果を発揮する西洋薬とは異なり、体質の根本改善を行うことを目的としているため、精神不安や生理痛など別の悩みにアプローチすることも可能です。
最近では、AIが症状や体質に合わせて漢方薬を選んでくれるあんしん漢方のようなサービスも展開されています。
自分に合う漢方薬がわからない人でも、安心して始められます。
太りにくいからだ作りの新習慣として漢方薬を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ダイエットを成功させるカギは太る習慣をやめること。
きつい運動や食事制限は根本的な解決にはなりません。
食事の仕方や睡眠時間の見直し、からだを動かす習慣やストレス発散など、少しの工夫で太りにくいからだ作りは実現できます。
千里の道も一歩から。
できるものから少しずつ実践しましょう。
公式|あんしん漢方
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師|中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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