妊活をスタートさせたいと考えている方は、これから妊娠しやすい体質になるためにコンディションを整えていくことが大切です。
コンディションを整えるための方法の一つに、漢方薬の使用があります。
しかし、漢方薬は体質によって使い分ける必要があり、どれでもいいわけではありません。
今回は、漢方薬がどのようにいいのか、またどのような種類があるのか、体質のチェックリストをご紹介しています。
ぜひ妊活準備の参考にしてください。
妊娠しやすいコンディションとは?
からだのコンディションを整えることが妊娠につながる理由は、着床のしやすさに関係しています。
妊娠のしにくさは、排卵や精子に問題がある病気にかかっていることもありますが、それだけではありません。
母体の体調が悪くコンディションが整っていないと、受精や着床がしにくくなるといわれています。
母体の体調が悪いと子どもを育てる子宮のコンディションも悪くなり、生殖機能が低下して排卵機能が低下するためです。
妊娠しやすいからだを目指すなら、まずは母体にしっかりと栄養があり、体調が整っている状態を目指す必要があります。
妊娠前の体質チェックリスト
妊娠しにくい方は、東洋医学における瘀血(おけつ)体質かもしれません。
瘀血とは、血の流れが滞っている状態です。
血の流れが滞ると子宮の血液不足や栄養不足がおき、生殖機能が低下します。
簡単にチェックできるリストをご紹介しますので、当てはまるかチェックしてみましょう。
- 月経量が多い
- PMSがある
- 便秘やガスだまりはないのに下腹部が張っている
- 手足が冷えやすい
- あざができやすい
- くちびる・舌・歯ぐきの色が暗赤色
上記は瘀血体質でみられる症状であり、一つでもあてはまると瘀血の可能性があります。
妊娠に向けて、体質改善を目指しましょう。
妊活には漢方薬が広く使われています
漢方薬は、これから妊娠を考えている人のからだのバランスを整えるのに適しています。
漢方薬のなかには瘀血体質の改善を目指せるものがあり、実際に不妊治療の現場でも使われています。
さらに、漢方薬は心とからだ全体のバランスを整えるため、不妊の悩みだけでなく、冷えや生理痛などの不調を同時に改善できるメリットもあります。
妊活によく使われる漢方薬を2つご紹介します。
コンディションを整えるのにおすすめの漢方薬
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
滞った血液の塊を取り去ることで、女性ホルモンの変動に伴う婦人科系の疾患に用いられます。
- 八味地黄丸(はちみじおうがん)
からだを温める作用があり、生殖器系の機能低下の改善に働きかけます。
漢方薬は体質との相性が重要
漢方薬は、体質との相性が重要です。
体質に合わないものを使用すると、効果があらわれなかったり副作用が生じたりすることがあります。
自分に合った漢方薬を知りたい場合は専門家に相談するか「あんしん漢方」などのオンラインサービスを利用してみてください。
漢方薬に精通した医師や薬剤師が、AI(人工知能)を活用してそれぞれに適した漢方薬を見極め、自宅に郵送してくれる便利なサービスです。
興味のある方はチェックしてみてくださいね。
まとめ
妊活をするためには、まずはからだを整え準備するところからスタートします。
漢方薬はサプリメントのように毎日服用することで体質を改善し、妊娠しやすい体質にします。
ただし、体質に合ったものでないと効果があらわれないため、プロに相談してから使用しましょう。
公式|あんしん漢方
<この記事の監修者>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師|碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
あわせて読みたい|マタイク(mataiku)