【AGEs】が老化を加速させる!?からだの『焦げ』メカニズムと予防法

最近、鏡を見るたびに老いを感じることはありませんか?

老化を防ぐには、からだの内側からのケアが大切。

体力の低下や見た目の老化が気になる人へ、今回は老化の原因のひとつである「AGEs」についてお伝えします。

AGEsとは何か、その影響や予防方法を知ることで、若々しいからだを保つための方法がわかりますよ。

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老化に関係が深い「AGEs」とは

AGEs(エージーイー)とは、「Advanced Glycation End-products」の略で、体内で糖とたんぱく質が結びついてできる物質です

このAGEsがからだに蓄積すると、動脈硬化、糖尿病、アルツハイマー病などの原因となる可能性があります。

とくに肌のコラーゲンと結びつくと、肌の弾力が失われ、シワやたるみが目立つようになります

AGEsは体内の「焦げ」とも呼ばれ、私たちのからだを劣化させる要因なのです。

AGEsスコアは医療機関で計測できる

AGEsがからだにどの程度蓄積しているのかは、医療機関でAGEsスコアを計測することでわかります

内科や皮膚科などの診療科が対応していて、測定は専用機械に腕または指先を入れて数十秒間待つだけ。

痛みやからだへの害はなく、簡単に検査を受けられます。

AGEsスコアを知ることで、老化がどの程度進んでいるのかがわかり、生活習慣を見直すきっかけとなるでしょう。

AGEsを減らすには食事の見直しを

AGEsは体内で作られるほか、食品にも含まれます。

そのため、体内のAGEsを減らすためには、食事の見直しが効果的です。

高温調理された食べ物は避ける

高温で調理された食べ物は、AGEsを多く含んでいるため避けた方がいいでしょう。

AGEsは調理法により含まれる量が異なってきます。

少ない水分と高温で調理された食品や加工食品はAGEsを多く含んでいるため、できるだけ避けましょう。

具体的には、フライドポテトや焼肉、パンケーキなどです。

一方、「低温で調理」「ゆでる・蒸すなど水を使って調理」された食事はAGEsが少ない傾向にあります

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低GI食品を食べる

からだに糖がたくさんある状態、つまり高血糖になるとAGEsが体内で発生しやすくなります。

GIとは、食後に血糖値がどれくらい上がるかという数値のこと。

低GI食品を選ぶことで、血糖値の急上昇を防ぎ、AGEsの生成を抑えることができます

たとえば、玄米や全粒粉のパン、野菜、果物、ナッツ類などが低GI食品です。

抗酸化物質を摂る

ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質は、AGEsの発生を防ぐ働きがあります

抗酸化物質とは、からだの酸化を防ぐもの。

抗酸化作用がある栄養素はビタミンCやビタミンE、ポリフェノール類、ミネラル類などが挙げられます。

これらの栄養素を含む食品を積極的に取り入れましょう。

たとえば、緑黄色野菜、果物、ナッツ類、海藻類などの食材です。

サラダをプラスしたり、付け合わせを少し工夫したりして、食事を改善していきましょう。

老化対策には漢方薬も活用できます

「老化予防に食事の見直しが大切なのはわかったけれど、毎日食事に気を遣うのは大変……」

という人には、漢方薬がおすすめです。

漢方薬は、毎日飲むだけで症状や体質の改善を目指すことができます

老化対策には以下のような働きをもつ漢方薬を選ぶといいでしょう。

  • 加齢によるホルモンバランスの乱れを整える
  • 水分の循環をよくしてからだに潤いをあたえる
  • 血流をよくして肌や髪に栄養をいきわたらせる

老化対策におすすめの漢方薬

  • 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

胃腸の働きを助け、消化・吸収を改善することで元気を補う漢方薬です。

食欲がない、元気がない、疲れやすいなどさまざまな症状に用いられます。

  • 人参養栄湯(にんじんようえいとう)

エネルギーと栄養を補い、血流を促して全身に栄養を届け、元気を取り戻すのを助ける漢方薬です。

手足の冷えや貧血、疲労倦怠、体力低下などの症状に用いられます。

  • 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

老化によって衰えた泌尿器系や生殖器系の機能を高める漢方薬です。

腰痛、下半身のしびれ、尿漏れ、倦怠感などの症状に用いられます。

自分に合った漢方薬を選ぶのが難しいときは「あんしん漢方」を利用するのがおすすめ

オンラインで漢方薬に精通した薬剤師に相談することができ、自宅にいながらお手頃価格で漢方薬を購入できるサービスです。

まとめ

AGEsは、私たちのからだに「焦げ」を作り出し、老化を加速させる原因となります。

AGEsの蓄積を防ぐためには、調理法の工夫や抗酸化物質の摂取など食事の見直しをするといいでしょう。

漢方薬の活用もおすすめですよ。

今日からできることを少しずつ始めて、いつまでも健康で若々しいからだを手に入れましょう。

公式|あんしん漢方

<この記事の監修者>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師|碇 純子(いかり すみこ)

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。

世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。

公式|あんしん漢方(オンラインAI漢方)

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