たとえ同じ世代でも、老けている人と若々しい印象の人がいますよね。
加齢は止められないものですが、老化には個人差があります。
今回の記事では、老化が早まるNG習慣をご紹介します。
老化の原因を知り、正しく老化を予防しましょう。
老化には食習慣が大きく関わる!
老化の予防には、生活習慣を整えることが大事です。
運動、睡眠なども重要ですが、なかでも食事の影響はとても大きいものです。
また、老化の原因には「糖化」と「酸化」の2種類があります。
くわしく解説していきましょう。
糖化と酸化
「糖化」とは、余分な糖とタンパク質・脂肪が結びついて変性することです。
からだの熱が原因なので、焦げると表現されます。
「酸化」とは、活性酸素により細胞が傷つき、劣化していくことです。
鉄が酸素で錆びるようなもので、錆びると表現されます。
そのほかにも、細胞のターンオーバー(新陳代謝)の乱れや胃腸の不調も老化の原因になります。
老化が進むNG食習慣
続いては、老化が進んでしまうNG食習慣を3つ見ていきましょう。
パンや甘いコーヒーだけの朝食
空腹時にいきなりパンを食べると、血糖値が上昇します。
そして、上がった血糖値を下げるために分泌されるインスリンは成長ホルモンの分泌に悪影響を与えます。
短期間で血糖値が大きく上下する「血糖値スパイク」を引き起こすことも。
血糖値スパイクは、細胞を酸化させてボロボロにするといわれています。
パンと一緒に、砂糖たっぷりの甘いコーヒーやカフェオレを飲むのもおすすめできません。
砂糖も血糖値を急激に上昇させるため、血糖値の乱高下につながるおそれがあります。
もちろん、缶コーヒーもよくありません。
早食い
早食いは消化に悪く、食べ過ぎの原因になるだけでなく、顔のたるみのもとになります。
早食いを行うと、咀嚼回数が少なくなり、顔の筋肉の運動も足りなくなることで、徐々に表情筋がたるんでいきます。
お菓子をつまむ
糖の塊であるお菓子やジュースを摂取しすぎると、糖化につながり、老化を早める原因になります。
糖がタンパク質や脂肪と結びつき、悪玉物質の「AGEs」が発生すると、肌の老化の原因になります。
老化を防ぐポイント3つ
ここからは、老化を防ぐポイントを3つご紹介します。
加工食品や不飽和脂肪酸を避ける
加工食品や不飽和脂肪酸が含まれる食品を摂りすぎると、糖化、酸化の原因になります。
- 加工食品
インスタント食品、清涼飲料水、お菓子など - 不飽和脂肪酸
紅花油、マーガリンなど
食事の中心を加工食品にしない、不飽和脂肪酸が含まれる油の代わりにオリーブ油や亜麻仁油を使用するなど、普段の食生活を見直してみましょう。
アンチエイジングに効果的な食材を摂る
アンチエイジング効果が期待できる食材を積極的に摂取することで、老化予防を期待できます。おすすめの食材は以下の通りです。
- 良質な動物性、植物性タンパク質
肉、魚、卵、大豆など
タンパク質は細胞を生み出すために必要不可欠で、若さを保つのにも重要です。
- ビタミンE
西洋かぼちゃ、ピーナッツ、ホウレン草など
抗酸化作用があり、老化防止効果が期待できます。
- ポリフェノール
赤ワイン、ゴマ、柑橘類など
活性酸素のはたらきを抑え、細胞を守ります。
漢方薬を服用する
老化対策には漢方薬の使用もおすすめです。
漢方薬は心とからだの機能の低下を根本から改善し、今ある症状改善だけでなく、健康でいつづけることを目的としています。
老化対策には、「ホルモンバランスの乱れを整える」「消化・吸収機能を高めて、栄養を全身に届ける」「自律神経を整えて、ストレスによる疲労を減らし、睡眠の質を上げる」といった作用を持つ漢方薬を使用しましょう。
<老化対策におすすめの漢方薬>
- 八味地黄丸(はちみじおうがん)
加齢によって衰えた泌尿器系や生殖器系の機能を高めます。
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
胃腸のはたらきを高め、からだに気力を充実させます。
漢方薬は体質との相性が重要です。
医師や薬剤師に体質を診てもらい、からだに適した漢方薬を選んでもらいましょう。
「もっと気軽に漢方薬を使用したい」という人には、オンライン漢方薬サービスの「あんしん漢方」もおすすめ。
あんしん漢方は、体質診断、漢方薬の購入まですべてネット上で完結します。
漢方の専門スタッフがアフターフォローまで対応してくれるので、実際の漢方クリニックのような感覚で利用できます。
まとめ
老化には「糖化」「酸化」が大きく関わっていて、食事を始めとした生活習慣を見直すことで、老化予防につながります。
いつまでも若々しい人に見られるよう、日々の生活から気を配っていきましょう。
公式|あんしん漢方
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師|山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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