肩こりはいまや国民病ともいわれており、主に肩周りの筋肉が固くなることで引き起こされます。
多くの人が日々悩まされているであろう肩こりですが、肩を揉んだり肩のストレッチをしたりしても、なかなか解消されないという人もいるのではないでしょうか。
もしかしたら、それは肩の筋肉ではなく「首」が原因になっている可能性があります。
そこで、今回は首周りの筋肉をほぐすストレッチについてご紹介します!
肩こりの原因はストレートネック?
突然ですが、ストレートネックという言葉を耳にしたことはありますか?
ストレートネックとは、本来緩やかにカーブしている首の骨が、まっすぐになってしまう状態を指します。
長時間のスマホやパソコン使用など、前かがみの姿勢が原因で起こることが多いため、現代人は気づかないうちにストレートネックになってしまっている人も多いです。
実は、これが頑固な肩こりの原因になっている可能性があります。
首の骨の自然なカーブが失われることで首に過剰な負担がかかり、これが肩周りの慢性的な痛みや不快感につながるのです。
また、ストレートネックは肩こりだけでなく「姿勢の悪化・頭痛・めまい・耳鳴り・自律神経失調症・不眠など」の不調を招く可能性もあるので、日々の予防と対処が重要となります。
ストレートネックのセルフチェック
まずは自分がストレートネックなのかどうかを確認しましょう。
セルフチェックは、壁を使用して行います。
- 壁にかかと、お尻、肩甲骨をつけて真っ直ぐ立つ。
- 後頭部が自然に壁についているかを確認する。
後頭部が壁についていない場合は、頭が前に出ているストレートネックの可能性があります。
ストレートネックを予防するストレッチ
- 左手を頭(右の耳の上あたり)に添えて、右腕は下に伸ばす。
- 頭を左に倒して10秒キープする。
- 左手の位置をずらし、頭を左斜め前に倒して10秒キープする。
- 反対も行う。
下に伸ばしている腕と対角の方向に頭を倒しましょう。
ポイントは手の重みを頭にしっかり乗せて、首の筋肉を伸ばすことです。
イスに座ったまま、立ったままでもできるので、空いた時間に試してみてください。
ストレートネックは習慣の改善も重要
ストレートネックの予防には、ストレッチだけでなく生活習慣の見直しも大切です。
スマホやパソコンの使用時間を減らす
冒頭でお伝えした通り、ストレートネックの大きな原因のひとつは、長時間前かがみの姿勢を続けることです。
そのため、普段から背筋を伸ばして姿勢よく過ごすように意識してみてください。
スマホやパソコンの長時間使用は、まさにストレートネックに直結しやすい生活習慣です。
可能な範囲で使用時間を減らすように心がけましょう。
漢方薬を活用する
つらい肩こり・首こりには、漢方薬を服用するのもおすすめです。
漢方薬はからだの不調に対して根本からアプローチできるので、今ある肩こりの解消だけでなく、肩こりになりにくいからだを目指すこともできます。
肩こり・首こりの解消には、下記のような働きのある漢方薬を選びましょう。
- からだを温めて筋肉をゆるめる
- 血流をよくして肩の筋肉をほぐす
- 肩の筋肉に栄養や酸素を届けて疲労を軽減する
- 自律神経のバランスを整え、ストレスが原因の肩や首のこりを軽減する
<肩こり・首こり解消におすすめの漢方薬>
- 葛根湯(かっこんとう)
からだを温め、血行を促進して筋肉の緊張を和らげてくれます。
首や肩のこりに用いられます。(※1)
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
血行をよくし、筋肉に必要な酸素や栄養素を届けて、血行不良による肩こりを改善します。
頭重やのぼせがある人にもおすすめです。(※2)
スマホで気軽に専門家に相談できる「あんしん漢方」のような、オンライン個別相談も話題です。
あんしん漢方はAI(人工知能)を活用し、漢方のプロが効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれるオンライン漢方サービス。
スマホで完結できるので、対面では話しづらいことも気軽に相談できますよ。
お手頃価格で不調を改善したい人は、医薬品の漢方をチェックしてみましょう。
まとめ
肩こり・首こりは、つい我慢して放置してしまうこともありますが、ときには頭痛やめまいなどの別の症状につながる可能性もあります。
まずは、今回ご紹介したセルフチェックを行ってみて、自分に合った方法でつらい肩こり・首こりから解放されましょう。
公式|あんしん漢方
参考サイト
(※1)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ葛根湯エキス顆粒(医療用)」
(※2)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ桂枝茯苓丸エキス顆粒(医療用)」
<この記事の監修者>
ヨガインストラクター・ライター
高橋かなこ
2021年よりRYT200(全米ヨガアライアンス認定)修了インストラクターとしてオンラインを中心に幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスン組み立てを得意とする。
自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには食の大切さや思考も大切だと痛感。同じように悩む人に向けて精力的にメディアでの情報発信を行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
あわせて読みたい|マタイク(mataiku)