「最近鼻水やくしゃみが止まらないけれど、風邪じゃないみたい」
という悩みを抱えていませんか?
秋になると、アレルギーのような症状が出る人は多くいますが、原因がはっきりせず対策ができずに困っている人も少なくありません。
この記事では、秋に多い3つのアレルギーと、その対策法についてご紹介します。
アレルギー対策をしっかりして、快適な毎日を過ごしましょう。
秋に多いアレルギーの原因
秋はアレルギーが悪化しやすい季節です。
その原因として、とくに3つのアレルギー要因が考えられます。
花粉アレルギー
秋にも花粉症があります。
春の花粉症はスギやヒノキが主な原因ですが、秋はブタクサやヨモギといった草花の花粉が空気中に多く飛びます。
これらの花粉は、鼻水や目のかゆみ、くしゃみといった症状を引き起こします。
秋の花粉症の原因となるブタクサやヨモギは、住宅街やオフィス街などどこにでも自生している身近な植物。
日常生活でも対策が必要です。
ダニアレルギー
ダニは一年を通してアレルギーの原因となりますが、実は秋にダニアレルギーの症状が悪化するといわれています。
夏に増えたダニが、気温が下がる秋に死骸となってアレルギー物質として空気中に舞うのです。
これがアレルギー反応を引き起こし、鼻づまりや咳、皮膚のかゆみといった症状を引き起こします。
寒暖差アレルギー
秋は昼夜の気温差が大きく、体温調整が難しい時期です。
この急激な温度変化が自律神経に影響を与え、鼻水やくしゃみなどのアレルギーに似た症状を引き起こすといわれています。
寒暖差アレルギーは、アレルギー物質が直接関係するわけではありませんが、似たような症状があらわれるため注意が必要です。
秋のアレルギー対策方法
日常生活でできるアレルギー対策をご紹介します。
秋もアレルギー対策をしっかりとして、快適な毎日を過ごしましょう。
花粉やハウスダスト対策
花粉は、家の中に持ち込まないことが大切なポイント。
外出時にはマスクやメガネを着用し、帰宅時は衣服をしっかり払ってから家に入るようにしましょう。
また、ハウスダスト対策として、室内の掃除をこまめに行いましょう。
布団やカーペットなどダニが繁殖しやすい場所は、掃除機や布団クリーナーを使ってしっかりとケアすることが大切です。
体温調節をする
寒暖差アレルギー対策は、からだに感じる温度差を小さくすることが大切です。
急な気温変化に対応できるよう、薄手の上着を持ち歩き、寒いときにすぐに羽織れるようにしておきましょう。
冷えはからだの免疫力を低下させる原因にもなるため、上着を羽織ることはアレルギー対策だけではなく風邪対策としても有効です。
アレルギーは内側からのケアも重要
外側からの対策に加えて、からだの内側からもケアすることが大切です。
免疫を調整する栄養素を摂る
免疫調整機能を正しく働かせるには、ビタミンCやビタミンB6、亜鉛などの栄養素を積極的に摂るといいでしょう。
これらは、免疫細胞を活性化させ、アレルギー反応を抑える働きがあります。
たとえば、ビタミンCはレモンやオレンジなどの柑橘類、ビタミンB6はレバーや鶏むね肉、亜鉛は牡蠣やナッツ類に豊富に含まれています。
日々の食事にこれらの食材を取り入れることで、アレルギー対策を内側からも進めることができます。
漢方薬を服用する
内側からのケアには、漢方薬の服用もおすすめです。
漢方薬は医薬品として効果が認められており、実際に、耳鼻科や皮膚科などで処方されています。
秋のアレルギー対策には、鼻水やくしゃみなどの症状を抑える作用に加え、根本から改善するために
- からだを温める
- 炎症をやわらげる
- 水分の循環をよくしてアレルゲンや老廃物を排出する
などの作用がある漢方薬を選びましょう。
漢方薬はアレルギー症状の回復だけでなく、免疫力を上げたり、自律神経を整えたりすることで、心とからだ全体の体質を根本改善することを得意としています。
<秋のアレルギー対策におすすめの漢方薬>
- 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
水分代謝を促すことにより、鼻粘膜にたまった水分を取り去り、水のようなサラサラした鼻水やくしゃみ、鼻づまりなどの症状を抑えます。
アレルギー性鼻炎の他、風邪や気管支喘息にもよく用いられます。
- 麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)
からだを温めて、冷えを取り去ることで、冷えからくる鼻炎に働きかけます。
アレルギー性鼻炎の他、喘息、風邪にも用いられます。
自分に合った漢方薬を選ぶのが難しいときは「あんしん漢方」というサービスを利用するのがおすすめ。
オンラインで漢方薬に精通した薬剤師に相談することができ、自宅にいながらお手頃価格で漢方薬を購入できるサービスです。
まとめ
秋は花粉、ダニ、寒暖差といった要因からアレルギー症状が出やすい季節です。
外からのアレルギー物質の侵入を防ぎつつ、からだの内側からも免疫力を強化することで、快適な秋を過ごしましょう。
もし、アレルギー症状が改善されない場合は、専門医に相談することをおすすめします。
公式|あんしん漢方
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師|中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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