「最近、老けた気がする」と感じることが増えていませんか?
以前は若々しかった自分の姿が、いつの間にか変わってきた……そんな不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。
実はその老化、からだのサビが原因かもしれません。
この記事では、老化と酸化の関係、そして予防策について解説します。
老化が進む「からだのサビ」とは?
「からだのサビ」とは、体内で起こる酸化を指します。
酸化とは、空気中の酸素と体内の物質が結びつき、細胞がダメージを受ける現象のことです。
この酸化が進むと、肌のしわやたるみなどのいわゆる老化現象、さらにはがん、動脈硬化などの病気があらわれやすくなります。
からだがサビて老化する原因は、日常生活のなかで酸化を引き起こす活性酸素が増えることが関係しています。
活性酸素と酸化ストレス
体内で発生する「活性酸素」の役割は、細菌やウイルスを撃退することです。
しかし、増えすぎると逆に細胞を傷つけ、老化や病気の原因に。
この活性酸素が過剰に増えてしまう状態を「酸化ストレス」と呼びます。
酸化ストレスは体内の細胞や組織に大きな負担をかけるため、老化を加速させる原因のひとつになります。
からだのサビを予防するには?
では、からだのサビを予防するにはどうしたらいいのでしょうか。
「からだのサビ=酸化を防ぐ」には、健康的な生活習慣や食事、そして漢方薬を活用した対策が効果的といわれています。
1.健康的な生活習慣
生活習慣の改善は、老化対策の基本中の基本です。
良質な睡眠、禁煙・禁酒、適度な運動など、当たり前とされるこれらの習慣を日々実践し続けることが、老化予防にとって何よりも重要です。
毎日の小さな積み重ねこそが、年齢に負けない若々しいからだを作ります。
2.食事には抗酸化作用のある食材を
酸化ストレスを減らすためには、「抗酸化作用」のある食材を摂ることが大切です。
たとえば、ビタミンAやビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールを豊富に含む野菜や果物は、活性酸素を除去する働きを持っています。
ほうれん草、キウイフルーツ、アーモンド、赤ワインなどを積極的に摂ることで、酸化を防ぎ、老化に負けないからだを保つことができるのです。
3.老化対策には漢方薬も役立つ
老化対策には漢方薬も効果的です。
漢方薬は心とからだの機能を整え、今ある症状を改善するだけでなく、心身の健康を維持することも目的としています。
老化が気になる方は、「冷えや加齢によるホルモンバランスの乱れを改善する」「血流をよくしてからだ全体に栄養を届ける」「自律神経のバランスを整えて免疫力を上げる」「肌の新陳代謝をよくして紫外線によるダメージを回復する」といった漢方薬を選ぶのがおすすめです。
からだの内側からアンチエイジングにアプローチしてくれます。
<老化対策におすすめの漢方薬>
- 八味地黄丸(はちみじおうがん)
倦怠感が強く、口の渇きや排尿トラブルなどがある人に用いられる漢方薬です。
加齢によって衰えたからだの生理機能を整えたり、血流を促したりする働きがあります。
- 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
からだを温めて水分代謝をよくし、冷えによるしびれや排尿トラブルなどを改善する漢方薬です。
老化によって衰えた腎の働きをよくして、加齢によるさまざまな不調に働きかけます。
漢方薬は症状と体質に合わせた薬を選ぶことが症状改善のカギ。
症状が同じでも、体質が異なれば選ぶ薬も変わってくるのです。
オンライン漢方相談サービス「あんしん漢方」では、自分ではなかなか難しい漢方薬選びをサポート。
自分の体質に合った漢方を提案してもらうことができます。
気軽に相談できるので、体質に合った老化対策を見つけやすいのが魅力です。
まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
老化には、からだの「酸化」が大きく関わっています。
活性酸素が増えすぎると酸化ストレスが発生し、老化が進行する原因になるのです。
対策として、生活習慣の見直しや抗酸化作用のある食材の摂取が挙げられます。
まずは今日から、できる対策を始めてみましょう。
公式|あんしん漢方
<この記事の監修者>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師|碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
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