寒い季節になり、性欲や精力の衰えを感じていませんか?
じつは、寒さや冷えは男性にとって大敵。
性欲・精力にも関わってくるのです。
今回は、冬に性欲がダウンしてしまう理由や、その対策について解説します。
男性も寒さによる不調を感じる
性欲低下を引き起こす原因のひとつが、「からだの冷え」です。
冷え症は女性特有のものと思われがちですが、じつは、男性も寒さによる冷えから不調をきたします。
男性は女性と違い、からだの末端ではなく、内臓が冷えるタイプが多いといわれています。
冷えが慢性的になると、内臓へ十分な血液が行き渡らなくなり、泌尿器・生殖器に十分な栄養と酸素が届かず、機能が低下し、性欲の減退につながるのです。
40代後半からはホルモンの影響も受ける
40代後半から50代にかけては、さらに男性ホルモンの分泌低下による「更年期症状」も性欲の低下に影響します。
女性の更年期が閉経前後の約10年間に起こるのに対し、男性の更年期は個人差が大きいという特徴が。
一般的には40〜50代以降に目立ち始め、性欲や勃起力の低下などの症状が起こります。
冬の精力アップ方法
ここからは、これからの季節に適した精力アップの方法を3つご紹介します。
三首を温める
「首・手首・足首」の”三首”は、太い血管が通っている場所で、血流にも大きな影響を与えます。
皮膚が薄く、外気の影響を受けやすいので、きちんと温めることで、からだの冷えを防ぐことができます。
マフラーやアームウォーマー、レッグウォーマーなどを使いつつ、常に三首が冷えないようにケアしましょう。
食材で元気を補う
からだを温める食材や、精力を高める食材をきちんと摂取することで、元気を補いましょう。
おすすめの食材をご紹介します。
【からだを温める食材】
- ニンジン
- ゴボウ
- カボチャ
基本的に、冬が旬で、寒い地域で採れるものはからだを温めてくれる傾向にあります。
また、冷え症対策の定番であるショウガもおすすめです。
からだを芯から温めてくれます。
【精力をアップする食材】
- アサリ
- うなぎ
- サバ
アサリに多く含まれる亜鉛は、不足すると男性ホルモンのテストステロンが減少する原因になります。
そして、うなぎは疲労回復に役立つビタミンB群が、サバをはじめとする青魚には、滋養強壮効果が期待できるタウリンが含まれています。
漢方薬を飲む
性欲減退の対策には根本改善を目指す漢方薬もおすすめです。
漢方薬は植物、鉱物といった自然由来の生薬で構成されていて、一般的に西洋薬よりも副作用が少ないといわれています。
また、医療機関でも男性更年期の治療に漢方薬が使用されています。
性欲減退の対策には、「血流をよくして、生殖機能を回復する」「からだを温めて内臓機能を高める」「消化・吸収機能をアップして疲れをとる」といったはたらきを持つ漢方薬を選びましょう。
【性欲減退のお悩みにおすすめの漢方薬】
- 八味地黄丸(はちみじおうがん)
からだを温め、泌尿器系・生殖器系のはたらきを高め、男性機能の不調を改善します。
- 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
胃腸の機能を高め、消化吸収機能を改善して、疲れや疲労を回復します。
漢方薬は体質との相性が重要です。
体質と合わない漢方薬を使用しても、本来の効果が期待できないので、医師や薬剤師に体質に合った漢方薬を選んでもらいましょう。
最近は「あんしん漢方」というオンライン漢方薬サービスも人気を博しています。
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漢方薬の専門家による適切なアフターフォローがあるので、不安なく漢方薬を使用することができます。
まとめ
男性の性欲減退は、冷えやホルモン分泌の低下によって起こります。
からだを冷やさないように心がけるとともに、食生活にも気を配り、いつまでも若々しい下半身を維持しましょう。
公式|あんしん漢方
<この記事の監修者>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師|碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。