ズーンと重い肩こり。
なかなか解消されなくて悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
肩こりが続くと、頭痛などの別の不調にもつながる可能性があり、できるだけ早く解消したいものです。
そこで注目なのが「肩甲骨はがし」です。
肩こりには肩甲骨周りの筋肉を柔軟に動かすことが効果的だといわれています。
今回は、自分でできる「肩甲骨はがし」ストレッチについてご紹介します!
冬は肩こりがひどくなる?
肩こりが起こる主な理由は、筋肉疲労や血行不良だといわれています。
冬は冷えによる血行不良が起こりやすいため、暖かい季節よりも肩こりになりやすいかもしれません。
また、デスクワークなどで長時間の同じ姿勢や無理な姿勢が続くと、肩や首の筋肉が過度に緊張します。
この緊張によって筋肉が固くなって血流が悪くなるため、酸素や栄養が十分に供給されなくなるのです。
その結果、老廃物が蓄積し、炎症や痛みが生じることで肩こりが引き起こされます。
そして、姿勢などの外面的な理由だけでなく、ストレスも肩こりの原因になる可能性があります。
ストレスがたまると自律神経が乱れて血行不良を起こしやすくなり、筋肉が緊張してしまうので、ストレスを過度にためすぎないように注意しましょう。(※1)
揉んでもダメなら「肩甲骨はがし」が有効
肩がこったと感じたとき、とりあえず肩を揉むといった人も多いかもしれませんが、肩揉みやマッサージは一時的な対処といえます。
そのため、肩こりを根本から解消するためには「肩甲骨はがし」のようなストレッチを行うことが重要です。
肩甲骨はがしは肩甲骨周辺の筋肉をほぐして肩甲骨の可動域を広げ、肩甲骨本来の動きを取り戻す方法です。
そのため、肩こりの解消だけでなく、予防にも効果が期待できるといわれています。
簡単!肩甲骨はがしのやり方
ここからは、肩甲骨はがしストレッチを2つご紹介します。
胸をひらくストレッチ
- 四つん這いになる。
足は腰幅に開いて、肩の下に手首、脚の付け根の真下にひざを置く。 - 両手を前へ伸ばしつつ、胸と脇を床に近づける。
- 額もしくは顎を床につけて、3呼吸程度キープする。
腕を回すストレッチ
- 肩の上に軽く手を添え、両ひじを曲げる。
- 両ひじを引き寄せ、ひじで大きな円を描くようにゆっくり腕を回す。
- 前後10回ずつ行う。
ストレッチ×漢方薬で肩こりを根本解消
肩こり解消には、肩甲骨はがしだけでなく、根本解消を目指せる漢方薬を試してみるのもおすすめです。
漢方薬は決められた量を飲むだけなので、毎日忙しく働く人も日常に取り入れやすいですよ。
肩こりの解消には、下記のような作用の生薬を含む漢方薬から選びましょう。
- 血流をよくして肩の筋肉をゆるめる
- 肩の筋肉に栄養や酸素を届けて疲労を軽減する
- 水分の循環をよくして老廃物や疲労物質を排出する
- からだを温めて筋肉をゆるめる
- 自律神経のバランスを整え、ストレスが原因の首や肩のこりを軽減する
漢方薬はからだの内側から不調の原因にアプローチしてくれるので、肩こりだけではなく、頭痛や冷え、疲れやすさなどのさまざまな不調の同時改善も期待できます。
肩こり解消におすすめの漢方薬
- 大柴胡湯(だいさいことう)
体を温めて血流をよくすることで、背や肩のこり、頭痛を和らげます。がっしりとした体型で便秘傾向の人におすすめです。(※2)
- 葛根湯(かっこんとう)
体表を温めて、痛みや痙攣を和らげることで、肩や首のこりに用いられます。比較的体力のある人におすすめです。(※3)
漢方薬は一般的に、西洋薬と比べて副作用が少ないといわれていますが、初めての場合は何を選べばいいか悩みますよね。
そんなときは「あんしん漢方」のような「オンライン個別相談」を利用してみましょう。
漢方に詳しい医師や薬剤師にスマホで気軽に相談ができ、自分に合った漢方薬をお手頃価格で自宅まで郵送してくれますよ。
まとめ
今や万人病ともいわれる肩こり。
完全に避けて通るのは難しいかもしれませんが、少しでも肩こりの症状が軽減するように対処することが大切です。
まずは、今回ご紹介したような肩甲骨はがしストレッチから始めてみてくださいね。
公式|あんしん漢方
参考サイト
(※2)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ大柴胡湯エキス顆粒(医療用)」
(※3)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ葛根湯エキス顆粒(医療用)」
公式|あんしん漢方
<この記事の監修者>
ヨガインストラクター・ライター|高橋かなこ
2021年よりRYT200(全米ヨガアライアンス認定)修了インストラクターとしてオンラインを中心に幅広い年齢層へのヨガレッスンを担当。企業での事務経験から、デスクワークで疲れた部位や崩れた姿勢のためのレッスン組み立てを得意とする。
自身のダイエット成功経験から、美しい体を作るためには食の大切さや思考も大切だと痛感。同じように悩む人に向けて精力的にメディアでの情報発信を行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。
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