クリスマスにお正月、忘年会に新年会など、冬はイベントが盛りだくさん。
にもかかわらず、寒いからと家の中で過ごしがちな冬は1年のなかでも太りやすい季節です。
鏡に映る自分を見て「ちょっと肥えた?」とショックを受けるのはいやですよね。
後悔する前に、冬太りの予防策と対処法を予習しておきましょう。
冬太りの3大要因
冬に太りやすいイメージはあるけれど、その原因を追求したことがある人は少ないのではないでしょうか。
まずは、冬太りの3大要因を知っておきましょう。
運動量の低下
寒くなると外出するのが億劫になりませんか?
外出する頻度が減ることで、日常生活の運動量も減少してしまいます。
その結果、暖かい季節ほどカロリーが消費されず、脂肪として体内に蓄積されてしまうのです。
冷えやむくみ
冷えやむくみも冬太りの原因です。
からだが冷えることで基礎代謝が落ち、脂肪燃焼効果が低下してしまいます。
また、冬は汗をかきにくく、ただでさえ体内に水分がたまりがちです。
そんなときに、イベントで暴飲暴食をすると、体内の塩分や糖分を薄めようと、さらに水分がたまりやすくなってしまいます。
イベントで食事量が増える
冬はイベントが多く、気づかないうちに食事量が増えている場合もあります。
しかも、食べるものは高カロリーになりがち。
クリスマスケーキには糖質が、チキンには脂質が、そしておせち料理には塩分が多く含まれています。
食べる量や質に気をつけなければ、すぐに太ってしまいます。
冬太りを予防する3つのポイント
そうはいっても、冬のイベントは目一杯楽しみたいですよね。
そんなあなたのために、無理なくできる冬太り対策を紹介します。
効率よく運動量を増やす
冬太り対策にはやはり、運動がおすすめです。
運動習慣がない人でも大丈夫。
最近の研究では、1日に3回程度、1〜2分の軽度な運動でも、健康維持に効果があることがわかっています。(※1)
早歩きや階段の昇降、スクワットやもも上げ運動など、少し息が上がる程度の強度で行うのがポイントです。
自分にできそうなものを選び、効果的かつ効率的に運動量を増やしましょう。
半身浴をする
冷えやむくみ対策には半身浴がおすすめです。
半身浴をしてからだを温めることで、血行がよくなります。
血行がよくなれば、代謝も上がり、脂肪燃焼効果アップも期待できます。
半身浴で汗をかけば、余分な水分が体外に排出され、むくみ解消にもつながるでしょう。
冬はシャワーだけで済まさずに、ゆっくり湯船につかるようにしてくださいね。
食べ過ぎは数日単位で調整
イベントや付き添いでなかなか食事制限が難しいという人も大丈夫。
カロリー計算は数日単位で調整すれば問題ありません。
「今日の夜は飲み会だからお昼は軽めにしておこう」
「昨日の夜はデザートを食べたから今日の間食はやめておこう」
「昨晩食べすぎておなかが空いてないから朝食は控えめにしよう」
など、自分の予定やおなかの具合に合わせて、食べる量や内容を考えてみてください。
ダイエットサポートには漢方薬もおすすめ
漢方薬はダイエットにも用いられることがあるのを知っていますか?
冬太りは、食事量の増加と運動不足、高カロリーな食事によるむくみなどが原因で起こります。
そのため
- 水分の循環をよくして老廃物の排出を促す
- 代謝を高めて脂肪燃焼を促す
- 脂肪を便と一緒に排出する
といった漢方薬を選ぶのがいいでしょう。
ダイエットにおすすめの漢方薬
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
冷えやむくみが原因で太りやすい人におすすめ。
水分代謝を促してむくみに働きかけ、血流をよくして冷えを改善します。
肩こり、頭重、女性特有の症状にも用いられます。
- 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
食べ過ぎが気になる人におすすめ。
からだの余分な熱を取り除き、血流や水分、脂質代謝を促し、便や汗などで不要物を体外へ排出し、肥満を改善します。
便秘などの症状やデトックスにも用いられます。
漢方薬は症状の根本的な改善を得意としているため、冬太りしにくいからだを目指すことが可能です。
むくみやすい、冷えが気になる、食べ過ぎや飲み過ぎが気になるなど、自分の悩みに合わせて漢方薬を選ぶことで効果を実感しやすくなります。
最近では、自分にあった漢方薬をAIが選び、自宅に届けてくれる「あんしん漢方」というサービスもあります。
便利なサービスを活用しながら自分にあった漢方薬を見つけるのもいいかもしれません。
まとめ
イベントがたくさんあり楽しい冬ですが、カロリーオーバーや運動不足により太ってしまったら、少しテンションが下がってしまいますよね。
日常生活の工夫で冬太り対策ができるので、冬を存分に楽しむためにも、今のうちに冬太り対策をマスターしておきましょう。
公式|あんしん漢方
参考サイト
(※1)医療法人 医療法人 讃生会 宮の森記念病院「エクササイズスナック”とは?実はおやつでも飲み屋の事でもないのです」
<この記事の監修者>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師|碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
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