年齢を重ねると、肌のハリや体型の変化が気になってくるもの。
そんな悩みに役立つのが「ファスティング」です。
適切に取り入れることで、からだの内側から若々しさを引き出す効果が期待できるのが特徴です。
この記事では、ファスティングがアンチエイジングにどう役立つのかを解説しながら、無理なく続けられる方法を紹介します。
ファスティングがアンチエイジングに効く理由
ファスティングはダイエット効果だけではなく、以下のような理由でアンチエイジングにも効果があるといわれています。
老廃物をリセット!デトックス効果がカギ
食事を摂らない時間を作ることで、今まで栄養を「吸収」することに忙しかったからだは排泄に集中することができるようになります。
その結果、老廃物が排出され、肌やからだ全体のコンディションが整いやすくなるのです。
からだの内側がクリーンになることで、新陳代謝もスムーズになり、肌のハリやツヤの改善が期待できるでしょう。
オートファジーが活性化し細胞が元気に!
ファスティングのアンチエイジング効果には、「オートファジー」という仕組みが関係しています。
オートファジーとは、古くなった細胞を分解し、新しい細胞を作るための材料として再利用する働きのこと。
ファスティングをすると、エネルギー不足を補うためにオートファジーが活発になります。
その結果、細胞の修復が進み、老化のスピードを抑えることにつながるのです。
ファスティングを始めるメリット
ファスティングには、アンチエイジング以外にもさまざまな健康効果があります。
おなか周りをスッキリさせる効果
食事を一定時間抜くことで、摂取カロリーが自然と減少します。
その結果、脂肪燃焼が促進され、とくにおなか周りのスッキリ感を実感しやすくなるのです。
過剰なカロリー摂取を防ぐ習慣がつくことで、体型維持もしやすくなります。
腸内環境が整い、心身が健康に
腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、からだ全体の健康に密接に関わっています。
ファスティングをすると腸を休める時間が生まれ、腸内細菌のバランスが整いやすくなるのです。
腸が元気になると、栄養の吸収がスムーズになり、肌荒れの改善や免疫力アップにもつながるでしょう。
初心者でも無理なくできるファスティング方法
初めてのファスティングは、無理のない方法から始めるのが大切です。
まずは短時間だけ!プチファスティングから挑戦
いきなり長期間のファスティングをするのはハードルが高いため、最初は短時間の「プチファスティング」がおすすめです。
たとえば、
- 16時間断食(1日のうち8時間だけ食事を摂る)
- 週末だけの1日断食
といった方法なら、無理なく挑戦できます。
若さと健康を手に入れるためのファスティングで体調を崩してしまっては、本末転倒。
まずは気軽に短時間から始め、慣れたら徐々に時間を延ばしていきましょう。
専門家に相談しながら進める方法も
ファスティングには正しいやり方があり、間違った方法で行うと体調を崩すこともあります。
専門のクリニックのアドバイスを受けたりファスティング合宿を利用したりすれば、からだの状態に合わせた指導を受けながら、安全に進められます。
長期間のファスティングに挑戦する場合は、独学ではなく専門家に相談しながら行うのが安心です。
アンチエイジング&ダイエット対策は漢方薬もおすすめ
アンチエイジングやダイエットには、からだの内側から乱れたバランスを整える漢方薬を服用するという方法もあります。
漢方薬には「老廃物や脂肪を排出する」「余分な脂肪の吸収を抑える」「血流をよくして基礎代謝を上げ、からだ全体に栄養を行き渡らせる」「冷えや加齢によるホルモンバランスの乱れを整える」「自律神経を整えて、ストレス過食を防ぐ」などの働きをもつものがあるので、活用するといいでしょう。
アンチエイジングやダイエットにおすすめの漢方薬
- 八味地黄丸(はちみじおうがん)
からだ全体を温めて、加齢による新陳代謝の低下に働きかける漢方薬です。
疲れやすく、手足の冷えやすい方に向いています。
- 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)
水分代謝を促して、体内にたまった余分な老廃物を便とともに排出し、便秘や肥満の改善をサポートします。
また、血流を促進することでむくみにもアプローチできます。
自分に合った漢方薬を選ぶには「あんしん漢方」のサービスがおすすめです。
あんしん漢方とは、薬剤師がAIを活用しながら症状や体質に合った漢方薬を選んでくれる画期的なサービスです。
漢方薬で体質改善を目指す方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
ファスティングで若々しいからだを目指そう
ファスティングは、肌のハリを取り戻し、おなかまわりをスッキリさせるなど、アンチエイジングに効果的な方法です。
初心者は短時間のファスティングから始め、無理なくチャレンジすることが大切ですよ。
ファスティングの専門家に相談しながら進めたり、漢方薬を生活にとり入れたりするのもおすすめです。
ファスティングを活用しながら、若々しいからだを目指しましょう。
公式|あんしん漢方
<この記事の監修者>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師|碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。
あわせて読みたい|マタイク(mataiku)