「夜中にふくらはぎがつって激痛で目が覚める……」
そんな経験をしたことはありませんか?
こむら返りとは、主にふくらはぎの筋肉が突然強く収縮して、痛みを伴う痙攣(けいれん)を起こすことです。
「足がつる」という言い方をすることもあります。
春は、こむら返りが増えやすい季節といわれているのをご存知でしょうか。
今回は、春にこむら返りが起こる原因と、手軽にできる予防策について詳しく解説します。
春にこむら返りが起こりやすい理由
春は、以下のような理由からこむら返りが増える時期と考えられています。
寒暖差による血流の乱れ
春は日中と夜の気温差が大きく、自律神経に影響を与えて血流が不安定になることがあります。
さらに、ふくらはぎが冷えて血行が悪くなることも。
血流が滞ると筋肉に十分な酸素や栄養が行き渡らず、ふくらはぎの筋肉が痙攣しやすくなります。
その結果、突然こむら返りが起こることがあるのです。
汗をかくことでミネラルが不足
春は、昼間に暖かくなり、意外と汗をかくことが増えます。
汗とともに、カリウムやマグネシウムなどのミネラルが失われると、筋肉の収縮がうまく調整できなくなり、こむら返りが起こりやすくなります。
とくに、日中に軽く運動したり、外で過ごしたりした日は、夜中に足がつるリスクが高まるので注意が必要です。
運動不足で筋肉が衰えている
春は冬からの運動不足が影響しやすい時期です。
寒い冬の間にあまり動かず筋力が低下していると、筋肉が疲れやすくなり、こむら返りが起こりやすくなります。
とくに、デスクワークが多い人や、普段あまり運動をしない人は、春になって突然運動を始めると痙攣しやすいため要注意です。
春のこむら返りを防ぐ方法
こむら返りを防ぐには、日常のちょっとした工夫が大切です。
ここでは、すぐに取り入れられる対策を紹介します。
ふくらはぎを温める
寒暖差が大きい春は、夜になると急に冷え込むこともありますよね。
足が冷えると血流が悪くなり、こむら返りが起こりやすくなります。
寝る前にお風呂でしっかり温まったり、レッグウォーマーや靴下を履いて寝たりすると、筋肉がリラックスし、こむら返りの予防につながります。
ミネラルを意識して摂る
汗で失われたミネラルを補給することも大切です。
とくに、カリウムやマグネシウムを意識して摂ることで、筋肉の痙攣を防ぐ効果が期待できます。
【おすすめの食品】
- カリウム:果物類、野菜類、豆類など
- マグネシウム:海藻類、豆類、魚介類など
食事だけで補いきれない場合は、ミネラルが含まれた麦茶やスポーツドリンクを飲むのもいいでしょう。
簡単なストレッチを習慣にする
こむら返りの予防には、ふくらはぎの筋肉を柔らかく保つことも大切です。
寝る前に簡単なストレッチを取り入れると、筋肉の緊張がほぐれ、こむら返りが起こりにくくなります。
【おすすめのストレッチ】
- 椅子に片足を乗せる
- 乗せた足に体重をかけ、もう片方の足はかかとをつけたままふくらはぎの筋肉を伸ばす
- 7秒キープする
- 足を入れ替えて①~③を行う
このストレッチは「波止場のポーズ」と呼ばれ、ふくらはぎや太ももの筋肉を伸ばすストレッチに有効とされています。
こむら返り対策には漢方薬もおすすめ
食事やストレッチに加えて、根本改善を目指す漢方薬を活用するのもひとつの方法です。
こむら返りの対策には、以下のような働きをもつ漢方薬を選びます。
- 血流や水分の循環をよくして筋肉をゆるめる
- 筋肉に酸素や栄養を届け、疲労を軽減する
- からだを温めて筋肉をゆるめる
- 胃腸の働きをよくしてミネラルバランスを整える
以下に具体的な漢方薬を紹介します。
こむら返り対策におすすめの漢方薬
- 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
からだの栄養を補い、筋肉の緊張を緩めてけいれんや痛みを鎮めてくれます。
素早く効く漢方薬で、脚のつり、腰痛、腹痛に用いられます。
- 疎経活血湯(そけいかっけつとう)
栄養を補って血液や水分の循環を改善し、冷えている部分を温めて、関節痛や神経痛、筋肉の引きつりや痛みをやわらげます。
関節痛、神経痛、腰痛といった幅広い痛みに用いられます。
漢方薬は全身に働きかけて症状を改善させるのが特徴です。
そのため、自分に合った漢方薬を選べば体質の改善も期待できます。
でも、自分に合った漢方薬を選ぶのは難しいですよね。
そんなときは「あんしん漢方」がおすすめです。
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まとめ
春は寒暖差や発汗、運動不足などの影響でこむら返りが起こりやすくなる季節です。
とくに、夜中に突然の激痛で目が覚めるのはつらいもの。
ふくらはぎを冷やさないようにしたり、ミネラルを意識して摂ったりすることで、こむら返りのリスクを減らせます。
寝る前にストレッチを取り入れるのも効果的です。
「最近、夜中によく足がつる……」と感じたら、今日から少しずつ予防を始めてみましょう。
公式|あんしん漢方
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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